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日々のぜいぜい

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丹沢、原小屋沢

2015.11.30
2015.11.22(日)~23(月)

場所:神奈川県相模原市(早戸川流域)
形態:沢登り
標高差:550m、水平距離:5000m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム
[1日目]
自宅6:40~早戸川通行止めゲート8:20~魚止橋9:50~伝道10:05~第1渡渉地点10:50/11:10~雷滝12:25~
カサギ沢出合14:00~ガータゴヤ滝15:50~1360m圏左岸泊り場16:40
[2日目]
1360m圏左岸泊り場8:40~原小屋平9:50~姫次10:15/10:25~榛の木丸11:25~林道ヘアピンカーブ13:20~
早戸川通行止めゲート14:25


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原小屋沢
体力の衰えは半端ない。。。
片道1h30'追加の林道歩きを加味しても14時には、遅くとも15時には泊り場に着くだろうと踏んでいたが、
なんと泊り場に到着したのは暗くなる寸前だった。
若い長男がじりじりするのも仕方ないことだとも思うけれどこれが現実。
滝場帯に入ってからの霧雨状の鬱陶しい天気や、水中の気を抜けないヌメリも爽快な沢登りとは言いがたいものだった。
まあ、これが晩秋の沢登りのというもの、現実を楽しまなくっちゃね。

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遡行前日になって、早戸林道が土石崩れの復旧がなされてなく、早戸川国際マス釣り場にて通行止めになっている模様
今更計画を変更するのも億劫なので、片道4kmの林道歩きが加わることになったけれど、
日帰り沢を泊り沢にしたので余裕でしょうと、計画通りです。
林道歩きは退屈な反面、いままで車で通行してしまうと見落としていた渓谷美をじっくり眺めることもできて、それなりに収穫です。

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1h以上かかって魚止橋にやっと到着、伝道、造林小屋と山道を伝って早戸川の河原に降り立つと
案の定というかすべての木橋は落ちて跡形もありません。
身軽な昔なら岩を伝ってジャンピングということもありますが、さすがにぬめっていそうだし、水深も膝くらいなので
ここで沢装備をします。後からやってきた早戸大滝見物のお兄さんが、靴を脱いでじゃぶじゃぶ渡っていきます。

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ここから雷滝まではなるべく水に入らないで、滝見道を辿りながらですが、前回とは若干道筋が変わっています。
本谷沢を右岸に分け、次の中ノ沢も右岸に分けて、雷滝までの道筋も、こんなにいやらしかったかなあと思うほどです。
前方にガレを見やると、沢は少しだけ左に振れたそこが雷滝(15m)

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                       雷滝

右岸から巻き下りますが、ここでいろいろと判断力の低下が露呈してしまう。
滝上の岩場がフリーで下れそうに見えたので取り付きますが、手がないのと滑りそうで踏ん切りがつかない。
長男は早々に更に上部から簡単に沢に降りていきますが、私達はお助け紐出したりなんだりで時間が掛かってしまう。
この時点ですでに12時を回っているので、長男はそろそろ不機嫌状態。

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前回は水線通しに歩いたので、特に難しいと感じなかったけれど、
今回は水の冷たさもあって、両岸の踏み跡をたどるずるっこ歩きをしていたら、
なんだかいやらしいトラロープで沢に降り立つという、どきどきにもなってしまった。

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カサギ沢出合ではいよいよあたりが薄暗くなって、霧とも雨ともつかない気分の滅入る天候になってしまう。
時間的に泊り場にたどり着けるのか不安も強くなり、ここでテントを張って明日左岸尾根を登って造林小屋へエスケープしちゃおうか
なんて弱気な発言もするけれど、あまりにも場所が湿っていることと焚き火も出来ない状況なので
相方のもう少し頑張ってみようという言葉で、バケモノ滝(10m)に向かう。
バケモノ滝は落口にとても古い倒木が横たわっていて象徴的な感じ、写真では明るく写っているけれど
あたりが薄暗い状況ではそれなりにおどろおどろしかった。右岸のガレを少し登って簡単に巻く。

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続いての小滝も左岸のリッジを行くのだけど、ビニール紐状のものが垂れ下がっているだけでちょっと怖い。
長男はここを行ったけれど、私と相方は滝を戻って、左岸のガレを登って巻いた。

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とんとんといいペースで三段20mの滝場へ
最近は右岸の岩壁斜面を行くパーティが多いそうだけど、高度感もあって怖そう。
ここはセオリー通り左岸のガレを登っていやらしいトラバースをしてお助け紐で降り立つ。

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すだれの枝沢が交わる階段状の滝は右手をたやすく越えて

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その上が記憶から全く抜け落ちていた10mの斜瀑
ここは左岸から巻いてクリア

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そしてやっとこガータコヤ滝(30m)トップ画像
下段の滝を登った上にもう一つ滝壺があり、前回はここから右岸に向かって切れた鎖を繋ぎながら滝上へと向かった。
相方が今回も行きたそうだったけど、今日の強烈なヌメリを辿ってきた道すがらから想像するに
右岸のツルツルのスラブに取りつくことなどとてもじゃないけど考えられない。
ここは左岸を巻いて安全に滝上に出る。

最後に懸案の鎖のある滝
ここは前回もスリップしたのでとても恐怖を感じる所、長男はさっさと行ってしまったけれど
今日はさらにヌメリが強く、相方もしばし逡巡
鎖も切れた所をロープで補強しているというなんとも頼りなさで、水線通しは端から無理
ここは滑る前に一歩出す要領で、鎖に頼りきってなんとか越えることが出来た。ああ、冷や汗

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ここを過ぎれば、あとはいくつかの小滝をやっつけながら、泊り場を探しながらの行程
左岸にいい泊り場を見つけて長男を呼ぶと、なんとそのすぐ上で張っていた。
16:40やれやれなんとか明るいうちに泊り場にたどり着くことができた。
焚き火も今回は中々着火せずだったけれど、着火剤の力を借りてなんとかありつけた。
お肉も野菜も焼けたしめでたしだったけど、主食のうどんを忘れるという失態で、なんとかアルコールのカロリー?でお腹を満たす。

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             翌日撮影泊り場

2日目はゆるい沢詰めと榛の木丸経由で下山するのみ
水量もぐっと減っているし、仕事道もあるはずなので、もう沢装備はせず、登山靴にメットといういでたちで歩く。
左岸の仕事道、沢の中、右岸の仕事道と道型を拾いながら行くと、途中左岸には空き瓶の破片が散らばった造林小屋跡が。
1310m圏の二俣を赤テのある右に入れば、すぐに稜線の登山道と沢型は並走していく。
適当に斜面を登った所が原小屋平だった。

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相変わらずの霧の中、姫次で休憩をとって焼山方面へ少し下ると、
鳥屋造林組合の看板のところから、はっきりとした踏み跡を右に下る。

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榛ノ木丸(1312m)ピークまでは鳥屋造林組合の看板があり間違うことはないです。
ここを左の尾根に進み、1292mのピークを左から巻く所が注意箇所、
そのまま左の尾根に行きそうになる所を右に巻き気味に進みながら、正しい東尾根に入る。

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ときどき尾根の分岐に注意しながら979m圏で杉の植林帯に入る。
この植林はすぐに終わって、あとはありえないくらい急なヤセ斜面を下って無事林道のヘアピンカーブに降り立った。
まだまだ4km強の林道歩きが残っているけど、ここでやれやれ終わりましたな安心です。

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相変わらず同じような写真を撮りながらゲートにたどり着きました。
帰りは奮発して七沢温泉の盛楽苑という旅館の日帰り入浴(900円)で汗を流しました。
旅館のお風呂は静かだし、落ち着いていてやっぱりいいなあでした。

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Comment

- おくがけど

お疲れ様でした。これで沢納めかな?
ところでラバーソールなのに運動靴をいつも持って行ってるのですか?
この前そういう方と一緒になったのですが。
2015.12.09 Wed 18:31 URL [ Edit ]

枯れた沢 -    河童

も良いものだねぇ♪
 しかし偉いわ!
あたしゃぎっくり腰で・・・w
2015.12.09 Wed 21:37 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆おくがけちゃん
運動靴どころかしっかりしたハイカットの登山靴を持って行きますv-356
そうすると沢靴が3年は持ちます。。。相方なんか8年で去年2足目だし。。。(ありえね~
というのも、うちはそろって膝と足裏に問題があるので、沢靴でバリ尾根とか下るのはリスクが高いんですよ~

☆河童ちゃん
枯れてて今回は霧が深かったので、なおさら幽玄な雰囲気だったよ~
ってか、え、ぎっくり腰ですかあ、お大事にしてくださいなあ
2015.12.10 Thu 12:12 URL [ Edit ]

- bunazuki

こんちわ 初コメントです。
以前より時々拝見させていただいています。
あの日は、上がガスッテいて寒々しかったですね。丁度尾根を挟んで西側の神ノ川の岩水沢を歩いておりました。

私は、モンベルの沢トレッカーをはいていますが、下山シューズは荷物になるのでそのまま下山にもはいていたら、1シーズン10日間ほどでパターンが消えてきました。(笑)
2015.12.12 Sat 09:33 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆bunazukiさん
ようこそいらっしゃいました。
確か、「山で会えたら」さんのブログでお見かけしてます。
この日は霧が深くて、それなりの丹沢の風景でしたが、RFにはちと厄介だったかもですね。
沢靴、相方は「パターンが消えてからが勝負」みたいな訳わからんちんですが
パターンがなくても、意外とフリクションは効くみたいです。
まあ、私はいやですけど。。。
2015.12.12 Sat 11:07 URL [ Edit ]

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