仏沢
2015.10.15
2015.10.12(月) 
場所:福島県郡山市(安達太良 高森川流域 仏沢)
形態:沢登り
標高差:550m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:箕輪スキー場P6:45/7:15~(間違って左俣に入り右俣に復帰して)~取水堰8:30~4m斜瀑9:25~
8mナメ滝10:05~登山道14:45/15:00~箕輪山15:30~箕輪スキー場P17:00

箕輪山

場所:福島県郡山市(安達太良 高森川流域 仏沢)
形態:沢登り
標高差:550m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:箕輪スキー場P6:45/7:15~(間違って左俣に入り右俣に復帰して)~取水堰8:30~4m斜瀑9:25~
8mナメ滝10:05~登山道14:45/15:00~箕輪山15:30~箕輪スキー場P17:00

箕輪山
いろいろと反省の多い沢だった。
まずなんでこんな激藪こぎの沢セレクトしたんだ相方。。。とか、
入渓から思い違いしていて左俣に入っていたぜいぜい。。。とか、
そこから右俣に復帰するまでがまたすごい藪だった。。。とか、
長男コンデジ落として探しに戻る。。。とか、
そんなこんなで帰りの時間が押してしまって深夜の帰宅。。。とか、
まあ、いろいろとあったわけです。
それでも中流域のナメ滝群は素晴らしく楽しく、飽きることはありませんでした。
******************************************************
箕輪スキー場の案内板に従って道を進みゲートをくぐった先で駐車します。
先人のレポでホテルの取水堰を目指すとショートカットできるとあったので、すぐ踏み跡を見つけてここから入ります。
でもここは間違い、取水堰への踏み跡はホテルより上。。。
考えてみれば、ホテルより下流から取水するわけはなし。。。
そんな道理にも気づかず踏み跡を行くと、沢を渡りやがて道は途絶えて取水堰がありません。
ここで初めて間違いに気づきますが、もう戻るのも面倒なので水流のない右の沢形の方に入リ、ともかく右俣を探します。
山葡萄や笹の藪を漕いで行き詰まると、また右を目指して沢形に入り、やっと水流が出てきて遡行すると
まあなんと、取水ホースが現れて、やっと取水堰にたどり着きます。ここまで1h15'も掛かり大きなタイムロス。

ここは間違い 初めはよかったけれど

この蔓が絡まって やっと取水ホースが
気を取り直して右俣遡行開始です。しばらくゴーロと小滝が続きます。

と、先行していた長男が戻ってきて「カメラ落とした」と。。。手分けして探しましたが残念ながら見つかりません。
防水じゃないからその時点でアウトだけど、どうして落としたことその場で気づかないですかね~
諦めて遡行再開です。
ゴーロの中にも秋の風情を感じて、しっとりと落ち着いた沢です。
やがて4m斜瀑は左を簡単に越えます。


4m斜瀑
そしていよいよ8mナメ滝を越えると、沢は正面に落差のある滝を持つ枝沢と右手からも大きな枝沢が入り、
左に折れるとこの沢のハイライトとも言える長いナメの始まりです。
ナメと言っても結構斜度があるので、スリップすると下まで落ちてしまうので、そこは慎重に行きます。
ヌメリもなく快適遡行でこのまま続いてくれたらどんなに幸せなことでしょう。





数百mの幸せ区間も終わりに近づくと、前方にCS滝が見えてきてナメもここで終了
右手を大きく巻くか、左手のホールドの少ない岩を行くか思案して、でも長男がするする登っていったので左手をチョイス
相方もどんどん行ってしまい、ちょっと待ってよ登れないです。
相方しかたね~なあな感じでスリングを垂らしてくれますが、結構シビア、その先の岩を飛び越える所も中々にスリリングでした。

その先のナメ滝が左のトイが簡単に行けると思ったら、ホールドスタンスともに細かく歯がたちません。
仕方なく右岸の急傾斜を小さく登って巻きました。

このあたりで滝らしい滝も終了し、難なく通過します。

沢はいよいよボサが掛かり始めて、中腰、匍匐前進と地獄の行軍が始まります。
たまに気休め程度に小さな滝も現れますが、水の切れないボサは深みにハマるので、注意も怠れません。


奥の二俣は距離の短い左を選択しますが、この選択が正しかったかどうかは、微妙なところです。
ハイマツ、シャクナゲ、オオカメノキ、根曲がり竹の密藪は、漕ぐと言うより体当たり、力勝負という雰囲気で
なるべく一番キツくない笹を拾いながら進みますが、時折ハイマツの太い枝が隠されていて、思い切りスネをぶつけて泣き泣きです。
何より、すぐ前方にいるはずの家族の姿が全く見えないことが不安をさらにかきたてます。
時々ハイマツの木に登って登山道の方角を確かめながら、この終わりが来るんだろうかという藪こぎにうんざりです。

ボサに入ってから2h近く費やしたでしょうか。やっとこ登山道に出ました。
笹から開放されて広い青空を見た時は心底うれしかったです。(トップ写真)
箕輪山に登り、笹平右手を俯瞰して、改めて猛烈な藪を辿ってきたのだなあと恐れいった。
振り返る鉄山と安達太良山、ぽつんと鉄山避難小屋とここに来ての展望が広がります。
雲も出てきたことで下山を急ぎます。

眼下には箕輪スキー場の巨大な駐車場とスキー場を従えたホテルの展望が広がります。
西日を受けてやや白く飛んだ山裾の紅葉はまさに今が見頃というところで、幻想的な雰囲気です。
登山道を下までたどると駐車場から遠のいてしまうので、1430m圏あたりでリフトトップからゲレンデを下っていきます。
プルミエール箕輪の上の林道に出て、駐車場まで戻りました。

***覚え書き***
・取水堰はホテルより上に踏み跡があり
・紅葉時はR115は渋滞するので県道30号を土湯方面に向かいます
・岳温泉、あだたらふれあいセンター(¥500)19時まで
まずなんでこんな激藪こぎの沢セレクトしたんだ相方。。。とか、
入渓から思い違いしていて左俣に入っていたぜいぜい。。。とか、
そこから右俣に復帰するまでがまたすごい藪だった。。。とか、
長男コンデジ落として探しに戻る。。。とか、
そんなこんなで帰りの時間が押してしまって深夜の帰宅。。。とか、
まあ、いろいろとあったわけです。
それでも中流域のナメ滝群は素晴らしく楽しく、飽きることはありませんでした。
******************************************************
箕輪スキー場の案内板に従って道を進みゲートをくぐった先で駐車します。
先人のレポでホテルの取水堰を目指すとショートカットできるとあったので、すぐ踏み跡を見つけてここから入ります。
でもここは間違い、取水堰への踏み跡はホテルより上。。。
考えてみれば、ホテルより下流から取水するわけはなし。。。
そんな道理にも気づかず踏み跡を行くと、沢を渡りやがて道は途絶えて取水堰がありません。
ここで初めて間違いに気づきますが、もう戻るのも面倒なので水流のない右の沢形の方に入リ、ともかく右俣を探します。
山葡萄や笹の藪を漕いで行き詰まると、また右を目指して沢形に入り、やっと水流が出てきて遡行すると
まあなんと、取水ホースが現れて、やっと取水堰にたどり着きます。ここまで1h15'も掛かり大きなタイムロス。


ここは間違い 初めはよかったけれど


この蔓が絡まって やっと取水ホースが
気を取り直して右俣遡行開始です。しばらくゴーロと小滝が続きます。


と、先行していた長男が戻ってきて「カメラ落とした」と。。。手分けして探しましたが残念ながら見つかりません。
防水じゃないからその時点でアウトだけど、どうして落としたことその場で気づかないですかね~
諦めて遡行再開です。
ゴーロの中にも秋の風情を感じて、しっとりと落ち着いた沢です。
やがて4m斜瀑は左を簡単に越えます。




4m斜瀑
そしていよいよ8mナメ滝を越えると、沢は正面に落差のある滝を持つ枝沢と右手からも大きな枝沢が入り、
左に折れるとこの沢のハイライトとも言える長いナメの始まりです。
ナメと言っても結構斜度があるので、スリップすると下まで落ちてしまうので、そこは慎重に行きます。
ヌメリもなく快適遡行でこのまま続いてくれたらどんなに幸せなことでしょう。











数百mの幸せ区間も終わりに近づくと、前方にCS滝が見えてきてナメもここで終了
右手を大きく巻くか、左手のホールドの少ない岩を行くか思案して、でも長男がするする登っていったので左手をチョイス
相方もどんどん行ってしまい、ちょっと待ってよ登れないです。
相方しかたね~なあな感じでスリングを垂らしてくれますが、結構シビア、その先の岩を飛び越える所も中々にスリリングでした。


その先のナメ滝が左のトイが簡単に行けると思ったら、ホールドスタンスともに細かく歯がたちません。
仕方なく右岸の急傾斜を小さく登って巻きました。

このあたりで滝らしい滝も終了し、難なく通過します。


沢はいよいよボサが掛かり始めて、中腰、匍匐前進と地獄の行軍が始まります。
たまに気休め程度に小さな滝も現れますが、水の切れないボサは深みにハマるので、注意も怠れません。




奥の二俣は距離の短い左を選択しますが、この選択が正しかったかどうかは、微妙なところです。
ハイマツ、シャクナゲ、オオカメノキ、根曲がり竹の密藪は、漕ぐと言うより体当たり、力勝負という雰囲気で
なるべく一番キツくない笹を拾いながら進みますが、時折ハイマツの太い枝が隠されていて、思い切りスネをぶつけて泣き泣きです。
何より、すぐ前方にいるはずの家族の姿が全く見えないことが不安をさらにかきたてます。
時々ハイマツの木に登って登山道の方角を確かめながら、この終わりが来るんだろうかという藪こぎにうんざりです。


ボサに入ってから2h近く費やしたでしょうか。やっとこ登山道に出ました。
笹から開放されて広い青空を見た時は心底うれしかったです。(トップ写真)
箕輪山に登り、笹平右手を俯瞰して、改めて猛烈な藪を辿ってきたのだなあと恐れいった。
振り返る鉄山と安達太良山、ぽつんと鉄山避難小屋とここに来ての展望が広がります。
雲も出てきたことで下山を急ぎます。

眼下には箕輪スキー場の巨大な駐車場とスキー場を従えたホテルの展望が広がります。
西日を受けてやや白く飛んだ山裾の紅葉はまさに今が見頃というところで、幻想的な雰囲気です。
登山道を下までたどると駐車場から遠のいてしまうので、1430m圏あたりでリフトトップからゲレンデを下っていきます。
プルミエール箕輪の上の林道に出て、駐車場まで戻りました。

***覚え書き***
・取水堰はホテルより上に踏み跡があり
・紅葉時はR115は渋滞するので県道30号を土湯方面に向かいます
・岳温泉、あだたらふれあいセンター(¥500)19時まで
Comment
- Mt.Racco
レポを拝見しました。
1週間違いですが、紅葉は進んでいるようですね。
我が家も取水口を目指してヤブを漕ぎましたが、結局たどり着けず、駐車場に戻って下からノボリ始めました。おかげで、綺麗な15m滝も見れたのですが、日没が怖くて焦りましたわ。
最後のヤブ漕ぎは、改めて写真を見ると右俣で鉄山避難小屋が正解だったと・・・。
1週間違いですが、紅葉は進んでいるようですね。
我が家も取水口を目指してヤブを漕ぎましたが、結局たどり着けず、駐車場に戻って下からノボリ始めました。おかげで、綺麗な15m滝も見れたのですが、日没が怖くて焦りましたわ。
最後のヤブ漕ぎは、改めて写真を見ると右俣で鉄山避難小屋が正解だったと・・・。
2015.10.20 Tue 17:14 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ Mt.Raccoさん
ここから入って沢を下ればすぐ二俣だったんですよね。
そこから右俣に入ればどんなに楽だっただろうと愕然でした。
奥の左俣はまっすぐに登山道というより、回りこむように目指す感じで
写真写したところは基本笹なのでなんとか漕げましたが
やはり、ハイマツとシャクナゲは体に絡んで抜け出せないので、正直写真とか撮る場合じゃなくて、相当難儀しました。
傷、あざは中々治らないですね。。。
ここから入って沢を下ればすぐ二俣だったんですよね。
そこから右俣に入ればどんなに楽だっただろうと愕然でした。
奥の左俣はまっすぐに登山道というより、回りこむように目指す感じで
写真写したところは基本笹なのでなんとか漕げましたが
やはり、ハイマツとシャクナゲは体に絡んで抜け出せないので、正直写真とか撮る場合じゃなくて、相当難儀しました。
傷、あざは中々治らないですね。。。
- おくがけど
ボサの意味がわからん。
西と東では、谷と沢のように用語が違うのかな?
西と東では、谷と沢のように用語が違うのかな?
2015.10.20 Tue 21:35 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
河川に藪がかかっていることを、こちらでは「ボサがかぶる」って言います。
ボサボサからの引用だと思うんだけど、使わないですか?
なので、水流のない藪こぎとは明確に区別してます。
トヨの時もそうだったけど、どのあたりで言語の仕様の区別があるのかしらね~
岐阜とか静岡あたりがありそうですね~
河川に藪がかかっていることを、こちらでは「ボサがかぶる」って言います。
ボサボサからの引用だと思うんだけど、使わないですか?
なので、水流のない藪こぎとは明確に区別してます。
トヨの時もそうだったけど、どのあたりで言語の仕様の区別があるのかしらね~
岐阜とか静岡あたりがありそうですね~
- おくがけど
ボサもトヨも使わんw
紀伊半島は雪国じゃないので、ネマガリタケが覆いかぶさっているような沢はないのです。
つまりは、そんなに酷いヤブ漕ぎもないということです。
奥美濃とか、白山界隈の沢は雪国なので、そこでボサが通用する用語?なのか、聞いてみますね。
紀伊半島は雪国じゃないので、ネマガリタケが覆いかぶさっているような沢はないのです。
つまりは、そんなに酷いヤブ漕ぎもないということです。
奥美濃とか、白山界隈の沢は雪国なので、そこでボサが通用する用語?なのか、聞いてみますね。
2015.10.21 Wed 21:31 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
ボサって根曲がり竹だけでなく、普通に葦とか、草におおわれた河原でも使うよ。
特に山中に限ったことではないですね~
ボサ川で検索すると出てきますよ。
やっぱり関東~東北の方が使う言葉ですかね~
ボサって根曲がり竹だけでなく、普通に葦とか、草におおわれた河原でも使うよ。
特に山中に限ったことではないですね~
ボサ川で検索すると出てきますよ。
やっぱり関東~東北の方が使う言葉ですかね~
- slowwalker
ぜいぜいさんこんにちは☆
仏沢はいつかいってみたい沢の一つでマークしておりますが、素晴らしい紅葉ですね♪
ネットで仏沢の情報を探すと、残雪期のはいっぱいあるんですが、秋のはあまりないような…なので貴重なレポかと(失敗談も含めて)
烏川もボサが覆い被さってて、腰をひーひーいわしてくれましたが、仏沢は藪こぎ三大凶悪犯が出てくるんだ(>_<)しかも二時間も(゜〇゜;)たいへんお疲れさまでした。
紅葉xナメは捨てがたいけど…う~ん、やっぱ残雪期かな(^o^;)
お疲れさまでした~(^^)
仏沢はいつかいってみたい沢の一つでマークしておりますが、素晴らしい紅葉ですね♪
ネットで仏沢の情報を探すと、残雪期のはいっぱいあるんですが、秋のはあまりないような…なので貴重なレポかと(失敗談も含めて)
烏川もボサが覆い被さってて、腰をひーひーいわしてくれましたが、仏沢は藪こぎ三大凶悪犯が出てくるんだ(>_<)しかも二時間も(゜〇゜;)たいへんお疲れさまでした。
紅葉xナメは捨てがたいけど…う~ん、やっぱ残雪期かな(^o^;)
お疲れさまでした~(^^)
2015.10.25 Sun 10:19 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆slowwalkerさん
こんにちは
写真では到底表現できないのですが(コントラスト強すぎで)
仏沢の紅葉は一見の価値ありですよ~特に大ナメ地帯の紅葉と滝場のコラボは格別です。
残雪期ですかあ、もったいないなあ(と、軽くお誘い)
でも、また行きますかと聞かれればあの激藪はほんとに勘弁でした。
長男は尾瀬のスリバナ沢の詰め×3倍って言ってました。
こんにちは
写真では到底表現できないのですが(コントラスト強すぎで)
仏沢の紅葉は一見の価値ありですよ~特に大ナメ地帯の紅葉と滝場のコラボは格別です。
残雪期ですかあ、もったいないなあ(と、軽くお誘い)
でも、また行きますかと聞かれればあの激藪はほんとに勘弁でした。
長男は尾瀬のスリバナ沢の詰め×3倍って言ってました。
こちらの紅葉も - 河童
あたりのようですね。
四国はどうも茶色の多い年のように感じています。
四国はどうも茶色の多い年のように感じています。
2015.11.04 Wed 07:10 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆河童ちゃん
安達太良界隈はこの前の週が最盛期だったようです。
東北、上越はたいがい当たりが多いみたいに感じます。
安達太良界隈はこの前の週が最盛期だったようです。
東北、上越はたいがい当たりが多いみたいに感じます。
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