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日々のぜいぜい

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恋ノ岐川~平ヶ岳(2141m)2日目

2015.09.29
2015.9.20(日)~9.22(火) 

場所:新潟県南魚沼市(、只見川流域恋ノ岐川)
形態:沢登り
標高差:1200m 水平距離11000m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム
1日目 9/20  自宅前日17:55~銀山平P22:00/5:10~恋ノ岐橋5:50~鷹ノ巣登山口車デポ6:10~
            恋ノ岐橋7:20/7:35~1280m圏右岸テン場16:30
2日目 9/21  1280m圏右岸テン場6:55~オホコ沢出合8:25~1650m圏右岸枝沢へ14:15~
            白沢清水少し先14:45/15:00~池ノ岳16:35
3日目 9/22  池ノ岳キャンプ指定地5:30~平ヶ岳(2141m)6:05/6:40~玉子石7:20/7:30~
            池ノ岳キャンプ指定地8:00/8:50~下台倉山(1604m)11:50/12:00~鷹ノ巣登山口14:55


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クリックでウェブアルバムにリンクします
1日目にオホコ沢出合まで辿りつけなかったので、若干の不安を秘めながらの2日目です。
テン場からオホコ沢出合まではそれなりに登りでのある滝場が続いたので、昨日の夕暮れ時に歩いたら結構しんどかったかもしれません。
なによりオホコ沢出合まで行かないとテン場もなかった。。。

オホコ沢出合を過ぎると沢幅も狭まり、流れも心持ち緩やかになります。
このまま小川風情と小滝を愛でながら行けるのかと思ったら、沢が蛇行を始め、屈曲点には深い釜と水量の多い滝が現れます。
沢もゴルジュになりヘツリをともなったり、笹藪の淵を歩いたりと変化に富んできます。
と思うとまた小川風情が現れたりと、緩急おりまぜな遡行です。

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ここは一瞬登れないかなと見回しますが巻道もなさそう。左岸をへつって右のツルツルから登りました。

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やっとオホコ沢出合と本流左岸の極上テン場。ここまで1h半、う~ん時間かかりすぎる。

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オホコ沢を過ぎると沢幅は狭まって流れも少しゆるやかになる。
ゆるいところでは、川岸にクレソンがいっぱい生えていてとても美味しそう。

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と思うとゴルゴルに

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上流部に行くに従って滝場は若干ヌメリが出てきます。
とある滝場はトイ状で赤茶けた岩肌を出していた。途中まで右岸の笹ヤブとのコンタクトラインを行くが
その先笹がかぶりだしたので、トイ状に降りて上に抜けようと考えた。
数歩歩いた瞬間にスリップしてあっという間の滑り台。。。
初めて顔面から水に浸かって、おまけにザックが岩に挟まって水面に出られない。
滑り過ぎると釜に落ちるので、どうやって止まったものだか、なんとか滝場で持ちこたえた。
焦りながらもやっと顔を水面から出して息ついた。相方すかざずお助け紐投げてくれたけど、「写真撮る間もなかったよ~」とは
油断禁物だった。なぜか誰もこの滝場の写真なし。


この3m滝が今回一番難しかったところ
滝右手はいかにも滑りそうで取り付けない。左はホールドスタンスともに少ない。
高巻きを探って、左岸のルンゼ状を少し登ってみるが、途中でボサになり歩いている雰囲気がない。
結局、左手の薄いホールドを拾って登ることにするが、流心にムーブする一手が踏ん切りがつかず、
段々手の力、足の踏ん張りも効かなくなって本当に怖かった。
流心側に移動できればあとはスムーズだった。

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以降の滝は難なくクリア

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さて、ここまででも渋い登攀があったりと、随分時間がかかってしまってます。
時刻は14時を回りました。このままのペースでいくと池ノ岳まであと4hは掛かりそうな雲行きです。
日没から沢詰めの藪こぎはちょっと考えられないので、まだ50mの大滝すら見ていませんが、
早々にエスケープルートを探ります。1650m圏にて右岸より小さな沢が出合いますが、
地形図でもゆるそうだし、ちょうど白沢清水に出そうです。
ここで本流を離れてこの枝沢に入ります。すぐに3m程のコケに覆われた滝が現れます。
一見登れなそうですが、右手の枝を利用してズルズルですがなんとか登れました。
翌日、やはりここをエスケープしたグループに会ったので聞いてみると、
この滝が登れず、手前の更に支沢に入って中間尾根を1hも藪こぎしたと言っていました。
その後3つのコケの滝を登り、二俣になったので初め右俣に入りますが、すぐ藪になったので左俣に戻って
程なく水涸れて平らな所に出ます。登山道はどこだとコンパスを切って数分で登山道に出ました。
藪こぎもなく最も早く楽なルートで本流から30分で抜けられました。

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あとは登山道を池ノ岳まで歩くだけ、ニセピークに騙されながら、結構高度感のあるザレた岩がちな所を過ぎると
やっと山頂台地の一角に出て、やがて開けた眼前に美しい姫ノ池が現れました。
この瞬間がなんだか苦労が報われた、やり通したという感慨でいっぱいになる。
最後の詰めを水涸れまで通しで行けなかったことは、登山道から右手に恋ノ岐川の沢音を聞きながら歩いていた時に
ちょっと心残りではあり残念な気持ちにはなったけれど、それでもこうやって沢詰めのピークに立てたことは大きな喜びでした。

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Comment

- おくがけど

極上の夕景!!
しかし初日にオホコ沢出合まで行っておかないと5段50mナメ滝には行けないのか・・・かなり頑張らないと完全遡行は厳しそうだ。
2015.09.30 Wed 21:08 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆おくがけちゃん
私と相方は歩きは結構のんびりなんですよ。
長男に怒られまくりだけど、無理なものは無理。。。
でも、相当のろい歩みだと思います。普通のペースの人は、オホコ沢まではいけると思います。
2015.09.30 Wed 21:48 URL [ Edit ]

- hiro

地図と照らし合わせて読んでました。自分が遡行している気分になって♪
平ガ岳、もう一回行きたい山リストだな~。。

この日のご褒美は姫の池の夕焼けですね。
なんとも、、まあ美しいのでしょうか!!泣けてきます
2015.10.01 Thu 08:46 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ hiroちゃん
恋ノ岐川は長かったよ~今までで一番だったよ。
平ヶ岳はぜひまたどうぞ。姫の池のテント指定地での泊まりを是非おすすめ!
朝夕がほんとにきれかったよ~ほんとに涙でるよ。
(テン場のすのこも増えていたし禁止って書いてなかったから公ではないと思うけどやってもいいっぽいよ。水場の方は3張り位だなあ)
2015.10.01 Thu 11:00 URL [ Edit ]

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