日々のぜいぜい

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赤木沢

2015.08.20
2015.8.15(土) 

場所:富山県富山市(北アルプス、黒部川流域)
形態:沢登り
標高差:600m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:薬師峠テン場3:00~薬師沢小屋5:40/6:00~赤木沢出合8:00~大滝10:40~大滝上11:35/11:50~
         2210m圏二俣12:05~2240m圏二俣12:20~中俣乗越13:15/13:35~17:00太郎兵衛平~薬師峠テン場17:20


赤木沢の魅力は、まずそののびやかさがあげられると思う。
標高ほぼ2000mから始まる沢は、両岸を極悪なゴルジュで狭まれることもなく、ゆるやかな自然林と草つきに見守られ
そして行く手は常に青空に向かってやさしい滝場が広がっている。水の透明度も高く、花崗岩質の岩も美しい。
一連の滝場が終わると、沢は更にやさしい流れとなって、雪渓より始まる1滴へと収れんされて、たやすく登山道に出られる。
赤木沢へと向かう黒部川奥の廊下の深くゆったりとした流れもいいアクセントで、まったく無駄のない遡行と言ったらいいだろうか。
自然と一体となれるまさに楽園でした。

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黒部川奥の廊下、赤木沢出合界隈 クリックでウェブアルバムにリンクします

赤木沢国土地理院地形図、赤木沢

今日に備えて昨晩は早寝したので、2:30にしっかり目覚めることができた。
テン場の朝は早く2時前から早くも縦走組や遡行のグループだろううか、続々と支度をしてそれぞれに出立していく。
ぜいぜい家も支度をして予定通り3時に薬師峠テン場を出発する。
ヘッドランプの灯りに浮かび上がる千島笹が、昨日の雨で濡れた葉を漆黒の中にあって銀色に輝かせている様がとても幻想的だ。
カベッケヶ原に降り立つ頃にはあたりはすっかり明るくなって、CT通りに薬師沢小屋に到着した。

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朝食を食べ沢装備を整えて、いよいよ黒部川に降り立ちます。
昨日の雨を心配していたけれど、どうやら平水のようで一安心。水底の石を映しながら揺らめくゆったりとした流れや
時に泡立つ早瀬を進みながら、黒部の一端に触れることの喜びを噛み締めて歩く。
基本的に左岸を行く感じで、行き詰ると何度か右岸に渡渉したり、巻いたりと進んでいきます。

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魚止の滝を左岸から巻くと、すぐにミニナイアガラの滝が現れて、左岸より赤木沢が出合います。
腿まで浸かってから左岸をへつって、いよいよ赤木沢に入ります。

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朝の光に照らされた最初の2段10m滝は、青空に映えて神々しいばかり。

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続く10mナメ滝も簡単にクリアして、右岸よりウマ沢が出合う。

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更に4段連続(6m、10m、12m、10m)が続く、この界隈も滝場の高さとスケールの大きさが気持ちいい。

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1段目を越えて2段目は左岸の草付きを巻く。

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3段目は右の深い切れ込みの水に浸かれば、右手の登攀は簡単そうだったけれど、相方が深いというので
見回して、右岸の狭い溝を登って笹原を巻いたけど、こっちはあまり歩かれていない感じ、左岸巻きだったのかな。
一緒に4段目も巻いたようです。

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3段8m

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2段13mトイ状と簡単な滝場が続きます。

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いくつかの小滝を越えて4段20mの階段滝は好きな所を登ります。

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20m滝

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前面に岩壁が立ち塞がると、前衛の3m滝を越えて、その右奥に2段40mの大滝が控えています。
上部では、巻き道を歩く人の姿も見えます。
この滝の巻きは、すぐ右手リッジと、前衛の滝を下った左岸の草付きの岩場の2箇所あります。
リッジは立っているので、草付きまで下りますが、ここも相当立っています。
先行者がするすると登って行っていて、相方と長男も続きますが、
私はちょっと勘違いをして、更に右テの木の生えている所を登り始めると、テラスとなりその上の岩場を登ったところで
草付きとなってしまって、その数歩が登れません。相方を呼びますが、やや遠く話が通じません。
しばらくすったもんだして、結局無理なのでここを諦めて怖い岩場と木々の中を下って、なんとかトラバースして本来の草付き岩場へ
とんだタイムロスでおまけに登るにしたがってその高度感にちょっと固まってしまい、岩場の途中でザイル出してもらいました。
やや、右よりに登ったので、2箇所の恐恐トラバースを経て、 1段目の滝上に出ました。2段目を登ってやっとこの滝をクリアです。 

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大滝を越えれば、小滝を越え
          
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滝の掛かる2210m圏の二俣を左に入るとナメが続きます。

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2240m圏二俣も左へ、途中に噴水のように湧き出るおいしい水場がありました。

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水も涸れてくると、2280m圏の二俣は右(ほぼ直進)へ、以後の小さな分岐は左方向を選ぶことが多かったが、
最終的に2575m圏の仲俣乗越の雪渓を目指していきます。
一番最後の二俣は、相方たちは左を、ぜいぜいは右を選んで稜線を目指します。
どちらも赤木沢の源流である雪渓の一滴から始まる感動的な所で、藪こぎもなし、
尾根に逃げること無く美しく完全遡行できたことに大満足でした。

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と、感動に浸っていたのもつかの間、これからが地獄のロードです。
普段なら多少のアップダウンがあってもなだらかなトレイルですが、もうここまで行動時間は10h半、大分足にきています。
テン場まで約3hの道のりにひざ痛、足裏痛と、おまけに暑さで約4h掛かってやっと到着。

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薬師岳遠望

なさけないですが、これが今のぜいぜい夫婦の現状、ビールとつまみで食事も喉を通らない。
明日の遡行にもかなり暗雲が立ち込めます。明後日は雨予報だし、もう明日下っちゃおうかみたいな話も。。。
さてさて明日はいずこへ。。。つづく
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Comment

素晴らしい〜 - まゆた

今さらコメントですみません^^;
今日は久しぶりの自分のための午後半休で散髪に来ているので、ぜぜ家の赤木沢レポ、ゆっくり拝見させてもらいました!
やはり素晴らしい沢ですね。めくるめく写真たちにドキドキしちゃいました。次回の写真展も楽しみですね!

ああ、行ってみたいけど、わたしにはもう無理そうだなぁ。
2015.09.16 Wed 15:32 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆まゆぴょん
どもどもじっくり見てもらってうれしいですよ。
赤木沢は言葉も無いくらい美しい沢でしたよ~

ところで、散髪って・・・男らしいなあ。。。
2015.09.16 Wed 22:12 URL [ Edit ]

- おでこ

自分もやっとSWに行ってきました。
下山中、双六のカールできれいだなあと思って見ていた白いのがチングルマでした。「チングルマきれいですね」と言われて名前を知ったのですが。22日の朝方は凍っていて日に輝いていました。
2015.09.27 Sun 21:51 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆おでこさん
おでこさんは黒部五郎からのルートで行かれたんですよね。
広い黒部の界隈で赤木沢は宝石のような美しさでした。
遡行を終えて稜線から俯瞰した沢と、名残のお花に心満たされた遡行でしたね。
2015.10.01 Thu 10:55 URL [ Edit ]

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