尾白川流域-鞍掛沢~乗越沢
2015.07.01
2015.6.28(日) 
場所:山梨県北杜市(尾白川流域 鞍掛沢-乗越沢)
形態:沢登り
標高差:640m
メンバー:相方、長男
コースタイム:
自宅3:25~道の駅白州5:45/6:15~日向山登山口(矢立石)6:35/6:50~日向山林道終点8:15~尾白川入渓8:25/8:45~
鞍掛沢出合(ハシゴ滝見学)9:40/10:00~乗越沢出合12:05~鞍掛山鞍部14:05/14:35~鞍掛山分岐(駒岩)14:50~
日向山16:45~日向山登山口18:30

尾白川本流女夫ノ滝 クリックでウェブアルバムにリンクします
クリックOK

場所:山梨県北杜市(尾白川流域 鞍掛沢-乗越沢)
形態:沢登り
標高差:640m
メンバー:相方、長男
コースタイム:
自宅3:25~道の駅白州5:45/6:15~日向山登山口(矢立石)6:35/6:50~日向山林道終点8:15~尾白川入渓8:25/8:45~
鞍掛沢出合(ハシゴ滝見学)9:40/10:00~乗越沢出合12:05~鞍掛山鞍部14:05/14:35~鞍掛山分岐(駒岩)14:50~
日向山16:45~日向山登山口18:30

尾白川本流女夫ノ滝 クリックでウェブアルバムにリンクします

あなたは、学校に行く前に急にお腹が痛くなったり頭が痛くなったりした経験がありませんか?
この痛みは本当に起こるもので、仮病とかではありません。
ただ、2時間目がそろそろ始まるなという時間には不思議と大抵治っているものですが。。。
これは極度に嫌だという気持ちからくるものなのか、それとも精神的に追い詰められた結果の自己防衛なのか、
ソコの所は定かではありません。
実際私は学校が大好きでしたし、テストなんか憂鬱なんてこともなかったので、どうして突然そんな痛みが来るのか不思議でした。
そうです、私は沢が大好きだし、今日の沢だって美しい尾白川流域ですから、行きたくないなんてことは微塵もないのです。
前日の酒も控えてますし、実際早起きもできて準備万端出発しました。
が、途中のトイレ休憩でまたまたクラクラめまいが発生します。それは、後ろにバタンって倒れちゃいそうな位ひどいものでした。
耳鳴りとめまいは、ここ数年たびたび起こって昨年も市立病院で精密検査もしましたが、原因はわかりません。
なんとか登山口に着いて日向山林道を歩き出しますが、やはり症状は一向に改善しません。景色がぐるぐるします。
錦滝で私を待っていてくれた相方と長男に、今日は無理と言います。
「お前は、俺のセレクトだと具合が悪くなる」と思い切り罵られますが、それを言われるのがやだから頑張って歩いてきたのに(泣
本当に悪いと思うし、実際私も行きたいんです。でも、どうしても体が言うこときかない。。。

*****************************************************
ここで私を置いて、相方と長男が先を急ぎます。
鞍掛沢は行程的にはやや長めで、日帰り以上1泊未満という感じ。
特に1540m圏より右俣の乗越沢に入ってからが、急登につぐ急登で先人のレポでも腿がふくらはぎが死ぬ。。。という具合です。
沢が終わり登山道でも、最後の日向山への登り返しが相当なダメージを与えたようで、
相方は日向山山頂から登山口までCT1hのところを、1h45'も掛けて下ってきました。
それでも、入渓から1h程の尾白川本流の花崗岩と薄いグリーンの水の色のハーモニーはたとえようもなく美しく
鞍掛沢に入ってからも滝場は少ないながらも水の美しさは出色です。
一転乗越沢に入ってからは、登れない滝も出てきて緩急織り交ぜな沢のようです。



錦滝より林道終点まではさらに倒木が増え、えぐれている所も随所に。。。トンネル3つはなんとか持ちこたえているようです。

林道終点より、ザイルが張ってある急登を100mほど下って本流に入渓です。

すぐに4mの滝は深い釜を持って現れ、ここは右をヘツって。

女夫滝(10m)は左のテラスから、スリング2本下がってます。

その上7mは左を小さく巻き

小滝を越えると鞍掛沢出合で、前方には本流のハシゴ滝(8m)、これを見学方々休憩

少しだけ戻って右俣の鞍掛沢に入ります。
鞍掛沢出合から乗越沢出合までは標高差で170m、ここをだらだらと登っていきます。


アクセントのように小滝が現れます

二段滝は上段の左を小さく巻く

ここで相方、水勢に負けてウォータースライダー。。。写真を撮る間もなかったとは、長男弁

適度な滝場をこなしながら、また越えられない滝は必ず巻きがあるので、行き詰まることもありません。

1540m圏で右からこの滝場で乗越沢が出合います。ここから水量はぐっと減りますが、ここからの標高差400mが実にきついようで。

厄介な滝場も出てきます。



水流が消えてからは、急登とアザミのちくちく地獄が待っています。ここで大分体力消耗。
やっと、鞍掛山の鞍部に到着です。体力有り余っている長男だけが、鞍掛山(2037m)とその先の展望台まで向かいます。
甲斐駒、鋸岳のすばらしい展望台だそうです。

時々垣間見える、甲斐駒や富士山の展望に癒やされながら、やっとこ日向山です。


全くもって白砂の美しい山頂で、八ヶ岳が指呼の間です。


ここから、足の痛みと闘いながら、なんとか陽のある内に下山しました。

じゃあ、ぜいぜいは何してたんだと気になる読者さんもおいででしょう。
なので、そっとお知らせしましょう。
錦滝で別れた後、しばらくここで休憩します。くるくるでは危なくて車の運転も嫌なので、ちょっと林道を進んでみます。
中々の荒れっぷりで、不動滝の降り口まで来ました。
ちょっと行ってみるかなと下ると、やっぱりくるくるでは左の谷筋に落ちそうなので、半分位であきらめて戻ることにします。
10時に矢立石の駐車場に戻ります。お腹も空いたので、おにぎりを食べ、もうすることがないのでビールを飲みます。
なんだか眠くなってきたので、後ろの荷台のドアを開けてお昼寝です。
朝はやく登った登山者がぞくぞくと降りてきます。
「あら、車が開けっ放し」
「あ、人が寝てる」
と聞こえてくるので、起きるのも面倒で人が来る度に寝たふりです。
下界は暑かったようですが、そよ風が涼しくいい気持ち。。。一瞬なにしてるんだと空虚な気持ちにもなりますが、
私はこういうことでも幸せです。
だんだんすることも無くなって、ふと見ると毛虫が折れた植物の茎から樹液を吸っています。
ただただ、飽くことなくそれを眺めていました。
夕方、車が1台去り2台去りと最後の1台になって、ポツンと取り残されると、さすがに遭難したのではないかと心配になって
気が気ではありません。
18時に降りてこなければ。。。と思っていた所に長男がやってきて、30分遅れで相方も下ってきました。
私も行っていたらあと2hは余計に掛かっていたかも。。。やはり、行けなくて正解だったかな。
この痛みは本当に起こるもので、仮病とかではありません。
ただ、2時間目がそろそろ始まるなという時間には不思議と大抵治っているものですが。。。
これは極度に嫌だという気持ちからくるものなのか、それとも精神的に追い詰められた結果の自己防衛なのか、
ソコの所は定かではありません。
実際私は学校が大好きでしたし、テストなんか憂鬱なんてこともなかったので、どうして突然そんな痛みが来るのか不思議でした。
そうです、私は沢が大好きだし、今日の沢だって美しい尾白川流域ですから、行きたくないなんてことは微塵もないのです。
前日の酒も控えてますし、実際早起きもできて準備万端出発しました。
が、途中のトイレ休憩でまたまたクラクラめまいが発生します。それは、後ろにバタンって倒れちゃいそうな位ひどいものでした。
耳鳴りとめまいは、ここ数年たびたび起こって昨年も市立病院で精密検査もしましたが、原因はわかりません。
なんとか登山口に着いて日向山林道を歩き出しますが、やはり症状は一向に改善しません。景色がぐるぐるします。
錦滝で私を待っていてくれた相方と長男に、今日は無理と言います。
「お前は、俺のセレクトだと具合が悪くなる」と思い切り罵られますが、それを言われるのがやだから頑張って歩いてきたのに(泣
本当に悪いと思うし、実際私も行きたいんです。でも、どうしても体が言うこときかない。。。


*****************************************************
ここで私を置いて、相方と長男が先を急ぎます。
鞍掛沢は行程的にはやや長めで、日帰り以上1泊未満という感じ。
特に1540m圏より右俣の乗越沢に入ってからが、急登につぐ急登で先人のレポでも腿がふくらはぎが死ぬ。。。という具合です。
沢が終わり登山道でも、最後の日向山への登り返しが相当なダメージを与えたようで、
相方は日向山山頂から登山口までCT1hのところを、1h45'も掛けて下ってきました。
それでも、入渓から1h程の尾白川本流の花崗岩と薄いグリーンの水の色のハーモニーはたとえようもなく美しく
鞍掛沢に入ってからも滝場は少ないながらも水の美しさは出色です。
一転乗越沢に入ってからは、登れない滝も出てきて緩急織り交ぜな沢のようです。



錦滝より林道終点まではさらに倒木が増え、えぐれている所も随所に。。。トンネル3つはなんとか持ちこたえているようです。


林道終点より、ザイルが張ってある急登を100mほど下って本流に入渓です。

すぐに4mの滝は深い釜を持って現れ、ここは右をヘツって。


女夫滝(10m)は左のテラスから、スリング2本下がってます。

その上7mは左を小さく巻き


小滝を越えると鞍掛沢出合で、前方には本流のハシゴ滝(8m)、これを見学方々休憩

少しだけ戻って右俣の鞍掛沢に入ります。
鞍掛沢出合から乗越沢出合までは標高差で170m、ここをだらだらと登っていきます。




アクセントのように小滝が現れます


二段滝は上段の左を小さく巻く


ここで相方、水勢に負けてウォータースライダー。。。写真を撮る間もなかったとは、長男弁


適度な滝場をこなしながら、また越えられない滝は必ず巻きがあるので、行き詰まることもありません。


1540m圏で右からこの滝場で乗越沢が出合います。ここから水量はぐっと減りますが、ここからの標高差400mが実にきついようで。

厄介な滝場も出てきます。





水流が消えてからは、急登とアザミのちくちく地獄が待っています。ここで大分体力消耗。
やっと、鞍掛山の鞍部に到着です。体力有り余っている長男だけが、鞍掛山(2037m)とその先の展望台まで向かいます。
甲斐駒、鋸岳のすばらしい展望台だそうです。


時々垣間見える、甲斐駒や富士山の展望に癒やされながら、やっとこ日向山です。




全くもって白砂の美しい山頂で、八ヶ岳が指呼の間です。



ここから、足の痛みと闘いながら、なんとか陽のある内に下山しました。


じゃあ、ぜいぜいは何してたんだと気になる読者さんもおいででしょう。
なので、そっとお知らせしましょう。
錦滝で別れた後、しばらくここで休憩します。くるくるでは危なくて車の運転も嫌なので、ちょっと林道を進んでみます。
中々の荒れっぷりで、不動滝の降り口まで来ました。
ちょっと行ってみるかなと下ると、やっぱりくるくるでは左の谷筋に落ちそうなので、半分位であきらめて戻ることにします。
10時に矢立石の駐車場に戻ります。お腹も空いたので、おにぎりを食べ、もうすることがないのでビールを飲みます。
なんだか眠くなってきたので、後ろの荷台のドアを開けてお昼寝です。
朝はやく登った登山者がぞくぞくと降りてきます。
「あら、車が開けっ放し」
「あ、人が寝てる」
と聞こえてくるので、起きるのも面倒で人が来る度に寝たふりです。
下界は暑かったようですが、そよ風が涼しくいい気持ち。。。一瞬なにしてるんだと空虚な気持ちにもなりますが、
私はこういうことでも幸せです。
だんだんすることも無くなって、ふと見ると毛虫が折れた植物の茎から樹液を吸っています。
ただただ、飽くことなくそれを眺めていました。
夕方、車が1台去り2台去りと最後の1台になって、ポツンと取り残されると、さすがに遭難したのではないかと心配になって
気が気ではありません。
18時に降りてこなければ。。。と思っていた所に長男がやってきて、30分遅れで相方も下ってきました。
私も行っていたらあと2hは余計に掛かっていたかも。。。やはり、行けなくて正解だったかな。
Comment
- 坂月沢蚊
メニエール病では?私は3回ほどなったことがありひどい時は真っ直ぐ歩けなくなりました。お大事に。
日向山は一般登山道で2回行ったことがありますが良い場所ですね。
日向山は一般登山道で2回行ったことがありますが良い場所ですね。
2015.07.02 Thu 12:34 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ 坂月沢蚊さん
メニエール病みると症状が似ているところが多そうです。
耳の聞こえづらいことはないのだけど。
沢前の不安と緊張と睡眠不足が相当のストレスにはなっていると思います。
日向山いいとこですね。展望と白砂がほんとうにきれい!
メニエール病みると症状が似ているところが多そうです。
耳の聞こえづらいことはないのだけど。
沢前の不安と緊張と睡眠不足が相当のストレスにはなっていると思います。
日向山いいとこですね。展望と白砂がほんとうにきれい!
- K林@一休み
多分「良性発作性頭位変換性眩暈症・BPPV」ですね。命にかかわる病気ではないですが酷い時は歩けなくなります。私も苦しみました…
https://www.google.co.jp/?gfe_rd=cr&ei=r9CUVYz1Lq7D8AfBmoDoBA&gws_rd=ssl#q=%E9%A0%AD%E4%BD%8D%E5%A4%89%E6%8F%9B%E6%80%A7%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%84
https://www.google.co.jp/?gfe_rd=cr&ei=r9CUVYz1Lq7D8AfBmoDoBA&gws_rd=ssl#q=%E9%A0%AD%E4%BD%8D%E5%A4%89%E6%8F%9B%E6%80%A7%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%84
2015.07.02 Thu 14:56 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆k林さん
もめまいでしたかあ。このきつさが家族に中々伝わらなくて、そこが辛いんですよね。
情報ありがとうございます。もう一度耳鼻科には行ってみようと思います。
もめまいでしたかあ。このきつさが家族に中々伝わらなくて、そこが辛いんですよね。
情報ありがとうございます。もう一度耳鼻科には行ってみようと思います。
- hiro
鞍掛山、日向山とセットで行きたい山のリストに入ってます~
クモイコザクラの時期にね
で、以前から気になっていためまいですね。
早く原因がわかればいいけど・・・
クモイコザクラの時期にね
で、以前から気になっていためまいですね。
早く原因がわかればいいけど・・・
2015.07.04 Sat 11:40 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆hiroちゃん
あらあ、中々渋い所リストアップしてますね~
クモイコザクラは岩がちの所に結構咲いているみたいですね。
足場の悪い所もあるみたいなので、気をつけてどうぞ。
めまいほんとに嫌になっちゃいます。脳みそ重い?とか疑っちゃいますよw
あらあ、中々渋い所リストアップしてますね~
クモイコザクラは岩がちの所に結構咲いているみたいですね。
足場の悪い所もあるみたいなので、気をつけてどうぞ。
めまいほんとに嫌になっちゃいます。脳みそ重い?とか疑っちゃいますよw
- ろび
お久しぶり^^
「それを言われるのがやだから頑張って歩いてきたのに(泣」
泣かされます! この女心。
心配だよねー よくわからない眩暈とか。
沢って まだ2回しか言ってないけど(爆
きつい山なんかより ずっと意識しないところで緊張感あると思います。
水に濡れるってことかな・・・
道がないってことかな・・・
何が先に待ってるかわからん緊張感。
ま、それがまた魅力なんだけどね。
お大事に。今 無理しちゃあかんで
「それを言われるのがやだから頑張って歩いてきたのに(泣」
泣かされます! この女心。
心配だよねー よくわからない眩暈とか。
沢って まだ2回しか言ってないけど(爆
きつい山なんかより ずっと意識しないところで緊張感あると思います。
水に濡れるってことかな・・・
道がないってことかな・・・
何が先に待ってるかわからん緊張感。
ま、それがまた魅力なんだけどね。
お大事に。今 無理しちゃあかんで
2015.07.09 Thu 12:37 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ろびさん
なんだろうね~極度の緊張感がストレスになってるかもなんだけど。。。
沢は楽しさと恐怖が紙一重だものね。
肩はだいぶいいのかなあ?
あれ意外と癖になるから気をつけてね。私は両肩3回やったよ。
なんだろうね~極度の緊張感がストレスになってるかもなんだけど。。。
沢は楽しさと恐怖が紙一重だものね。
肩はだいぶいいのかなあ?
あれ意外と癖になるから気をつけてね。私は両肩3回やったよ。
| Home |