ヒライデ沢~前袈裟丸山(1878.2m)
2015.05.27
2015.5.10(日) 
場所:群馬県東村 (足尾、渡良瀬川流域 小中川)
形態:沢登り
標高差:700m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:
自宅21:30~道の駅富弘美術館0:00/5:35~袈裟丸山折場登山口6:00/6:45~折場橋6:55~1400m圏二俣9:05~
1535m圏二俣10:45~稜線避難小屋11:10/11:35~前袈裟丸山12:35/13:20~賽の河原15:15~折場登山口16:05
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クリックでウェブアルバムにリンクします

場所:群馬県東村 (足尾、渡良瀬川流域 小中川)
形態:沢登り
標高差:700m
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:
自宅21:30~道の駅富弘美術館0:00/5:35~袈裟丸山折場登山口6:00/6:45~折場橋6:55~1400m圏二俣9:05~
1535m圏二俣10:45~稜線避難小屋11:10/11:35~前袈裟丸山12:35/13:20~賽の河原15:15~折場登山口16:05
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袈裟丸山はアカヤシオで有名な山なのだという。
ぜひそのアカヤシオの時期にここを訪れたいと思い、それならばヒライデ沢からと数年温めてきた。
が、花と絡めると、なんだか相方が「そこしょぼ沢でしょう」という懐疑の目を向けて中々うんと言っててくれません。
やっと今年そのチャンスが巡ってきました。沢はしょぼ沢どころか微妙に小難しくて中々に楽しめました。
***************************************************
アカヤシオの時期は折場登山口は大変混雑するということで、6時を目指して登山口に向かいます。
なんとか最後に駐車場に停めることができましたが、帰りに見れば、かなり下の方の広くなった路肩まで車がありました。
登山口までは、小中からと沢入からとどちらからも入れますが、時間はさほど変わらないようです。
風が強くかなり寒いので、しばらく車の中で待機?です。
駐車場で支度をして折場橋まで10’下って行きます。4つの堰堤を右岸から越えます。

すぐに二条5m、真ん中ややヌメリます。今年沢初めなので、沢の感触を確かめながら慎重にいきます。

続いても5m、ここは右手の岩場を

わんこそば並に「はい、どんどん」って感じでてごろな滝場がすぐにやってきます。
ここ三段7mは、先行した相方が流芯を避けて、二段目を左手の岩場から巻に掛かります。
相方が中々降りてこないので、さては降り口がいやらしいのかなと思い、ぜいぜいは流芯突破です。
左から流芯への一歩がやや遠くて、さらに二歩目がちょっと踏ん切りがつかない感じですが、
落ちても死なない判断でえいやっとクリア、ふう。
ここの降り口には怪しいトラロープが垂れていますが、どんな木に繋がっているのか心もとない雰囲気。
長男もかなり躊躇でした。


上から
快適な小滝を越えて行くと、

いよいよボスキャラ5m直瀑登場です。(トップ写真)
長男は右岸を大きく巻き、相方がお助けを引いて左の窪を登っていくので、ぜいぜいも仕方なく左の窪を行きます。
中間地点がちょっと私はいやだったけれど、相方にはどこが?と言われます。

二段4mは右から枝沢が合わさります。ここにも怪しげなトラロープがありました。


小滝を過ぎると沢は広がってナメ地帯になります。


沢が開けてくると花々も急に増えてそちらも目を楽しませてくれます。
しかし、ここまでまだ標高差100mしか上げていません。いつものごとく長男にせかされます。

アラゲヒョウタンボク? トウゴクミツバツツジ タチツボスミレ



右岸に開けた伐採地が見えたあたりから、沢は滝場が減ってゴーロ状になってきます。
右岸には、径路のようなしっかりした踏み跡も現れては消え、消えては現れてという状況です。
ゴーロ歩きも飽きるので、この踏み跡を使ったりして高度を上げていきます。

沢は時々美しい表情を見せ

やがて、1330m圏の二俣は左へ

左の苔の3m滝は相方と長男は滝左を、ぜいぜいはちょっと踏ん切りがつかなくて右岸を巻きました。

この1530m圏の二俣を何とか見つけて右俣へ。
行ける所まで沢型を辿って行くと、左手に前袈裟丸山が見えてくると、前方も明るく開けた感じになり
やがて登山者の姿が見えてきました。出た所は白樺の美しい、避難小屋のある1600m圏でした。

登山者に聞くと、ここから山頂まではアカヤシオは咲いていなくて、シャクナゲが少々らしい。
長男はさっさと山頂を目指しますが、私はもういいかなな気持ち。
でも、山頂を踏まないと気が済まない相方ですから、いやいやな私をなだめすかして山頂へ向かいます。

途中何度ももういいやと思ったけれど、山頂直下の急登まで来たら、あと少しと思うともうやめる選択肢はない。
山頂はもうこれ以上登る斜面はない。そこにたどり着いた時の嬉しさはなんとも言えない。
シャクナゲの花咲く向こうには上州武尊山とその左には谷川岳が遠望できた。
積雪期に登った山々を視野におさめたことはとてもうれしかった。

のんびりしてから下山する。
アカヤシオ今年は裏年なのか花つきはよくなかった、シロヤシオはポチポチでこれからという感じ。


伐採地は気持よく、カラマツ、ブナそれぞれの群落があって美しかった。
沢も癒し系でよかったけれど、ここの登山道歩きもただ単に下山道というにはもったいないほど、花が豊富で
よい登山道だった。

ぜひそのアカヤシオの時期にここを訪れたいと思い、それならばヒライデ沢からと数年温めてきた。
が、花と絡めると、なんだか相方が「そこしょぼ沢でしょう」という懐疑の目を向けて中々うんと言っててくれません。
やっと今年そのチャンスが巡ってきました。沢はしょぼ沢どころか微妙に小難しくて中々に楽しめました。
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アカヤシオの時期は折場登山口は大変混雑するということで、6時を目指して登山口に向かいます。
なんとか最後に駐車場に停めることができましたが、帰りに見れば、かなり下の方の広くなった路肩まで車がありました。
登山口までは、小中からと沢入からとどちらからも入れますが、時間はさほど変わらないようです。
風が強くかなり寒いので、しばらく車の中で待機?です。
駐車場で支度をして折場橋まで10’下って行きます。4つの堰堤を右岸から越えます。


すぐに二条5m、真ん中ややヌメリます。今年沢初めなので、沢の感触を確かめながら慎重にいきます。

続いても5m、ここは右手の岩場を

わんこそば並に「はい、どんどん」って感じでてごろな滝場がすぐにやってきます。
ここ三段7mは、先行した相方が流芯を避けて、二段目を左手の岩場から巻に掛かります。
相方が中々降りてこないので、さては降り口がいやらしいのかなと思い、ぜいぜいは流芯突破です。
左から流芯への一歩がやや遠くて、さらに二歩目がちょっと踏ん切りがつかない感じですが、
落ちても死なない判断でえいやっとクリア、ふう。
ここの降り口には怪しいトラロープが垂れていますが、どんな木に繋がっているのか心もとない雰囲気。
長男もかなり躊躇でした。



上から
快適な小滝を越えて行くと、


いよいよボスキャラ5m直瀑登場です。(トップ写真)
長男は右岸を大きく巻き、相方がお助けを引いて左の窪を登っていくので、ぜいぜいも仕方なく左の窪を行きます。
中間地点がちょっと私はいやだったけれど、相方にはどこが?と言われます。


二段4mは右から枝沢が合わさります。ここにも怪しげなトラロープがありました。




小滝を過ぎると沢は広がってナメ地帯になります。




沢が開けてくると花々も急に増えてそちらも目を楽しませてくれます。
しかし、ここまでまだ標高差100mしか上げていません。いつものごとく長男にせかされます。




アラゲヒョウタンボク? トウゴクミツバツツジ タチツボスミレ





右岸に開けた伐採地が見えたあたりから、沢は滝場が減ってゴーロ状になってきます。
右岸には、径路のようなしっかりした踏み跡も現れては消え、消えては現れてという状況です。
ゴーロ歩きも飽きるので、この踏み跡を使ったりして高度を上げていきます。


沢は時々美しい表情を見せ

やがて、1330m圏の二俣は左へ


左の苔の3m滝は相方と長男は滝左を、ぜいぜいはちょっと踏ん切りがつかなくて右岸を巻きました。


この1530m圏の二俣を何とか見つけて右俣へ。
行ける所まで沢型を辿って行くと、左手に前袈裟丸山が見えてくると、前方も明るく開けた感じになり
やがて登山者の姿が見えてきました。出た所は白樺の美しい、避難小屋のある1600m圏でした。


登山者に聞くと、ここから山頂まではアカヤシオは咲いていなくて、シャクナゲが少々らしい。
長男はさっさと山頂を目指しますが、私はもういいかなな気持ち。
でも、山頂を踏まないと気が済まない相方ですから、いやいやな私をなだめすかして山頂へ向かいます。


途中何度ももういいやと思ったけれど、山頂直下の急登まで来たら、あと少しと思うともうやめる選択肢はない。
山頂はもうこれ以上登る斜面はない。そこにたどり着いた時の嬉しさはなんとも言えない。
シャクナゲの花咲く向こうには上州武尊山とその左には谷川岳が遠望できた。
積雪期に登った山々を視野におさめたことはとてもうれしかった。

のんびりしてから下山する。
アカヤシオ今年は裏年なのか花つきはよくなかった、シロヤシオはポチポチでこれからという感じ。




伐採地は気持よく、カラマツ、ブナそれぞれの群落があって美しかった。
沢も癒し系でよかったけれど、ここの登山道歩きもただ単に下山道というにはもったいないほど、花が豊富で
よい登山道だった。




Comment
- おくがけど
ボスキャラが5mとはちょい小ぶりですが、まあ突破の難度と滝の落差は関係ない場合が多いからね。
いい沢じゃないですか。「ツメ無し不毛」の名言を残される親子ですから、登頂せんと気が済まんのでしょう。ピークに立つための手段としての沢登ラー(もちろんプロセスも愉しむわけですが)の感覚は、私も持っていますから。
いい沢じゃないですか。「ツメ無し不毛」の名言を残される親子ですから、登頂せんと気が済まんのでしょう。ピークに立つための手段としての沢登ラー(もちろんプロセスも愉しむわけですが)の感覚は、私も持っていますから。
2015.05.30 Sat 06:54 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
大きい滝場はないけど、そこそこ良い滝がありました。
この沢はやはり山頂までの道すがらと、下山路の美しさ、総合的にいい沢だなあと思わせるものでした。
沢がさみしいので、下山も他の沢を下るパーティが多いんだけど、
ここの登山道は美しいから沢を下るより数段楽しいと思いますよ。
こちらに来られる時があったらぜひ花の時期にどうぞ。
大きい滝場はないけど、そこそこ良い滝がありました。
この沢はやはり山頂までの道すがらと、下山路の美しさ、総合的にいい沢だなあと思わせるものでした。
沢がさみしいので、下山も他の沢を下るパーティが多いんだけど、
ここの登山道は美しいから沢を下るより数段楽しいと思いますよ。
こちらに来られる時があったらぜひ花の時期にどうぞ。
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