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日々のぜいぜい

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佐渡の長旅2日目

2015.05.13
[2日目] 5/3(日) 

ドンデン山荘7:20~アオネバ十字路7:40~マトネ8:50/9:00~真砂の峰10:40/11:00~
天狗の休場12:05/12:15~アヤメ池13:30~(下山者待ち20分)~金北山山頂14:20/14:40~白雲台16:00/16:30~
<タクシー>~両津湊、お宿花月


初日の登りは暑さで随分疲弊して大幅に時間がかかってしまった。
今日も写真を撮ったり、雪道も現れるだろうから、正直歩き通せるか五分五分といったところ。
駒ちゃんが写真撮影も加味したゆったり目なタイムテーブルを作ってくれて、
ドンデン山荘を7時出発、真砂の峰に11時までに着かなければ、そこまでであきらめピストンにしよう。
ということで話がまとまる。
心を引き締め身を引き締めて出発~

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林道から金北山 クリックでウェブアルバムにリンクします
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夜明けの時間を失念していてまだだろうと思っていたら、あっという間に日が昇ってきた。
雲が厚かったので4:50なんとか日の出らしきものが拝めた、ふう、あぶないあぶない。
この日はキャンプサイトは5張りだったけど、1張りはもう出発した後だったようです。次回はぜひテントで来たいね。

朝食の時間が6:30でちょっと時間が惜しいけれど、朝はがっつり食べないとだめという駒ちゃんのお言葉に従い
がっつりまたおかわりまでしちゃった。だってご飯美味しいんだもの。

相変わらずブヨが多くしっかりハッカ油を振りまいていく。

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一旦林道を下り、ショートカットルートでアオネバ十字路まで、ここから登りが始まります。
のっけからまたまたシラネアオイロードで、そこにカタクリの群落が混じるという感じ。
こちらのほうが標高が高いので、カタクリも大分元気です。

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そしてやっと念願のオオミスミソウ、ゲッチュウ~です。
う~ん、もうかわいいったらありゃしない。それにしても駒ちゃんは目がいい。
この後も殆ど駒ちゃんが見つけてくれるというありがたさで、もしかして私単独だったらオオミスミソウに会えなかったんじゃと
いや、ほんと駒ちゃんありがと!

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マトネまでは樹林の中を多くの花を愛でながらの道程で、雪を踏みしめながら歩きます。

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マトネに着くといよいよ展望も開けて大佐渡山地の背骨感ひしひしで、この先の行程が見渡せます。
少し休んで石花越分岐の先は、右側が少しザレた斜面を行きます。
雪の所も大分増えてきて、道をロストしないように、常に雪の先を探るように慎重に行きます。
この辺りはまだ先は長いと思わせますが、着実に歩を進めていきます。

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真砂の峰の到着はほとんどCT通りで、このペースなら大丈夫、金北山まで歩けるねと駒ちゃんと喜び合います。
真砂の峰を越えると、登山道は大きく右手がガレた様相になります。
ガレの先のピークが天狗の休場、ここでドンデン荘で宿泊し逆コースの金北山から来たの方々と遭遇、お互いの頑張りをたたえます。
この先の登山道の状況を聞きながら、さらに心を引き締めます。

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登山道はいよいよヤブも混じり雪も深くなり、いままでとは様相が変わってCTをオーバーするようになります。
ルーファイにも前にも増して慎重になります。
歩き易い雪の上を行き過ぎると、とんでもない方向にいってしまったり、その度にまた元の地点に戻ったりと
結構ロスタイムがあります。常にその先の登山道を意識しないといけません。

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ヤブを越えていよいよ眼の前に金北山の大斜面が迫ってきた所で、登りの人が難儀しているように見えたので
ここで6本爪アイゼンを早めに装着します。

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アヤメ池のその先がいよいよ大斜面の上りです。標高差約50mの斜面はステップが切られていますが
気温が高くかなりグズグズになっています。 
おまけにもう14時になろうというこの時間に3パーティ5名が下って来るではありませんか。
この先CTでも4hは掛かるしエスケープルートはないし、いったい何時にドンデン山荘に着くのだろうと。。。
下山者のうちの一組はあまり雪道に慣れていないようで、最後の方はもう恐る恐るで、ジリジリ待たされます。
「アイゼンを蹴りこんで」、とアドバイスをしても「蹴りこむって???」という有り様で、
おかげで斜面のステップを崩されてしまって、まあ、こちらもいやな上りになってしまいます。

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私達も登りついてアイゼンを外します。
最後にもう一登りがあって無事山頂に着きました。
山頂は役目の終わったレーダー施設がそのまま放置されて、せっかくのお社も窮屈そうです。
地図にあるトイレは気づかなかったです。
山頂からは両津港と真野湾の両方が見渡せて、とてもいい気分です。
駒ちゃんとがっちり握手して、ほんとよく頑張ったよね、私たち!

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ここからまだ4.4kmの防衛省管理道路がありますが気分はもう消化試合、ブナの新緑を愛でながらの下りです。
最後のゲートに管理者がいるのかなと思っていたら、無人で拍子抜け。
いや、あのガメラのレーダーで監視してるんだよと、もう軽口もでます。

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白雲台交流センターから眺める国仲平野は、水田に満々と水が張られて、両津港と真野湾がまるでひとつながりの水の帯のように見えました。
そこはまるで水の島だった。

***覚え書き***
・防衛省管理道路を通行するには前日17時までに電話かfaxで自衛隊に事前連絡のこと tel:025-382-6331
・積雪期はルートを見誤りやすいので、地形図コンパスは必携です
・トレッキングマップは佐渡観光協会にお願いすると事前に送ってもらえます(両津港にもあり)
・白雲台交流センターにトイレあり
・普通に歩ければ、16:50初の金北山ライナーは間に合いそうです(事前予約、なお、空きがあれば乗れるようです)



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Comment

- ろび

うーん 金北山いけましたやん 
地図ではそんなでもなくっても
実際歩いたら そりゃー雪はあるはヤブはあるわ
大変だったことでしょう
二人で声かけあって頑張ったんだろうね^^

オオミスミソウもかわいいな
そんな道を歩きたいわ~
ホンマ 佐渡行きたい病です
2015.05.14 Thu 12:56 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ろびさん
もしかしたらもう少し雪があった方がヤブが薄いかなとも思いました。
ヤブだと赤テがたぶん高い所についていると思うので、見えにくいんだよね。

縦走中はね、結構無言。。。あの駒ちゃんと私とがだよ(爆
やっぱルーファイとか慎重になっちゃうし、時間に着くかなって不安もあったしで。。。
まあ、旅の後半でおしゃべりは盛り返したけどね(笑
2015.05.14 Thu 14:25 URL [ Edit ]

- おくがけど

ドンデンから金剛山に行くのに、えらく難儀しました。
金北山もアオネバも歩いていないので、また行きたいキモチはあるんだけど、お花よりも佐渡天然杉に興味が湧いてきています(GWでは不可)。
2015.05.15 Fri 21:16 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆おくがけちゃん
GWは金剛山方面はあまり歩く人いないみたいで、ヤブとかルーファイとかきついみたいですね。
アオネバからいっそ沢登りで十字路まで(爆

佐渡天然杉はいいみたいですね~
私の友人がGWに近くまでいったみたいですが、雪でむりだったみたい。
2015.05.16 Sat 11:42 URL [ Edit ]

見てると登りたくなるなぁ - SMJ-GNRL

ぜぜさま、お疲れ様です。
天然杉のルートは、6月にならないと
開通しないのです。
2015.05.19 Tue 19:52 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆おJさん
どもどもです、いいお山だったです。
天然杉のルートの方がアオネバより雪が多そうですね。
そっちもすごく気になるんですが。。。
2015.05.20 Wed 09:18 URL [ Edit ]

- まきくま

よく頑張りました!
私たちは雪斜面突っ込んで、かなり難儀しました。さすが、地図読みのぜぜさんはしっかりルーファイしたみたいやね。
地図で夏道と残雪期の道がわかれるとこで、道標に導かれて夏道に行ったら、とんでもない斜面のトラバース続き。踏み跡も全くなく、参ったなあ、って感じでした。
途中で行きあぐねて、藪漕ぎで稜線戻ったら立派な道があったり、、、
えらく時間くってしまったよ。
ぜぜさんたち、こんなとこ行ったのかなあ、って、話してました。
でも、お花のトレッキングと、大展望の尾根歩きに加えて、雪道ルーファイの楽しみまで味わって、なんか、充実してた。
そうそう、ぜぜさんと同じ、水の入った田んぼの風景が、心に沁みたわ〜
Maki
2015.05.23 Sat 07:54 URL [ Edit ]

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