洗ノ沢
2014.07.23
毎年梅雨明け前の海の日の連休は雨にたたられる確率が高い。
今回も1週間前から天気予報とにらめっこしては、どのエリアも雨雲さまご来店で芳しくない。
何箇所か候補を絞り、最終的にピンポイントで尾瀬エリアがいいのではないかと当たりをつけた。
相方は前々からヘイズル沢に行きたがっていたけれど、夜間の雨の恐れもあり、
絶対的な晴天でなければ(この日尾瀬エリアは雨予報)沢泊りは覚悟がいるし、ヘイズル沢は格好の泊まり場が少ない。
そこで楢俣川-洗ノ沢と尾瀬の小淵沢2本をそれぞれ日帰りで遡行する計画を立てた。
どちらも標高差は少なく洗ノ沢に至っては、途中よりエスケープする計画で楽勝ムードだったけれど、
そのどちらも、それなりな時間を要して、沢はなめちゃいかんと、改めて実感しましたとも。

洗ノ沢二段8m下段部、クリックでウェブアルバムにリンクします
今回も1週間前から天気予報とにらめっこしては、どのエリアも雨雲さまご来店で芳しくない。
何箇所か候補を絞り、最終的にピンポイントで尾瀬エリアがいいのではないかと当たりをつけた。
相方は前々からヘイズル沢に行きたがっていたけれど、夜間の雨の恐れもあり、
絶対的な晴天でなければ(この日尾瀬エリアは雨予報)沢泊りは覚悟がいるし、ヘイズル沢は格好の泊まり場が少ない。
そこで楢俣川-洗ノ沢と尾瀬の小淵沢2本をそれぞれ日帰りで遡行する計画を立てた。
どちらも標高差は少なく洗ノ沢に至っては、途中よりエスケープする計画で楽勝ムードだったけれど、
そのどちらも、それなりな時間を要して、沢はなめちゃいかんと、改めて実感しましたとも。

洗ノ沢二段8m下段部、クリックでウェブアルバムにリンクします
2014.7.20(日) 
場所:群馬県:楢俣川、洗ノ沢
形態:沢登り
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:自宅前日21:15~水上道の駅水紀行館23:45/5:10~オートキャンパーズエリアならまた入口手前P6:00/6:15~洗ノ沢接近ヘアピンカーブ地点入渓7:05/7:25~遡行終了点1223m圏12:30~登山道13:20/13:50~入口P16:25
国土地理院地形図 gsi20140723213928.html
圏央道が海老名まで繋がり、上越道はぜいぜい家から身近な存在となりました。
水上ICまで2h30’はいままでより1hも時間短縮でこの時間はお金には代えがたいものです。
19日夜は雨を懸念して、道の駅の軒先にテントを張るものの、たいした雨にはなりませんでした。
県道63号、通称奥利根湯けむり街道をならまた湖を目指します。
オートキャンプ場方面に向かうと、すぐに最初のゲートに道を阻まれ、ここより歩き始めます。
林道はすぐに崩落していて、その脇をすり抜けます。
2つ目のゲート先はちょうど至仏山からの登山道が降りてきています。

ここを左に折れ、下り始めて初めのヘアピンカーブ地点が入渓点です。
この日は夏草が生い茂ってちょっと下降点が見つけづらいですが、適当に沢に下ります。
しばらく平凡なゴーロが続きます。
数年前の台風で倒木が増え側壁が削られたということでしたが、うるさいほどではありません。
ゴーロに飽きた頃に最初の深い釜をもった小滝登場です。

釜は結構多くて深さもそれなりです。
林鉄の名残のレールが落ちていて、入渓点には平場っぽい跡もありました。

下流域は小難しいへつりやちょっとしたナメもあって、単調な中にもちょっとした変化はあります。

二段8mの滝が出てくると、沢はおもしろくなってきます。(トップ写真)
水量があって、左岸に渡渉する所はかなり度胸がいりました。


その先の4mは右が容易く登れます。


1065m圏二俣の左沢
小滝は大概深い釜がついていますが、そんなに苦労することもなく取り付けます。

ナメや小滝が次々にあらわれてまったく飽きません。
赤茶色に発達した岩盤は滑らず、ややグリーンが掛かった水面を引き立てます。



1075m圏二俣は右へ
まさかの青空に頬もゆるみっぱなしです。

1075m圏二俣を上から

1150m圏二俣は右へ
4mトイ状の滝は水線はややヌメリが強く、落口でスリング出してもらいます。




二段6m

4m
右岸から小さな枝沢を見てしばらくで標高1230m圏で
左岸の窪を詰めて登山道へな計画でしたが、この滝を越えるのかこの場所から登山道へ向かうのかかなり悩みます。
窪というより斜面がガレた崩落の跡があり、これをたどるのは無理。
なんだかこの滝を越えなかったような気もして、ガレの下流が取り付けそうで、そこを這い上がると
小さな人幅の窪が出てきます。今さっき歩いたような多分熊らしき踏み跡があって、もうここかなあとその窪を登ることにします。
しばらくで窪はヤブが絡みだすので、左に逃げなんとなく踏み跡っぽいそれでもかなりな急斜面を登ると
すごく古いペンキ跡が出て来て、見れば右手にトラバースしてその先にもペンキ跡があります。
段々と手掛かりの細い木もまばらになってきて、たまらずミゾーのハンマーを出して突き刺しながら100mの急登をクリアしました。
出た所はP1335mの笠ヶ岳寄りで、ここが今日一番の核心部でかなり厳しかったです。
笠ヶ岳からの登山道は落ち葉がフカフカとやわらかく、痛い右足にやさしかったです。

登ってきた斜面はすぐに下が見えません。。。 登山道

登山道はこまかなアップダウンを繰り返して中々標高が下がらず、1250m圏で一旦草ぼうぼうの林道に出合います。
林道をしばらく下り、林道がヘアピンカーブなところで、また登山道に入ります。まだまだこまかなアップダウンを繰り返して
もう勘弁して、というところで、やっと朝通った2番目のゲートの林道にたどり着きました。
さらに1番目のゲートまで重い足を引きずって、行程を終了しました。
今年5月にオープンした湯の小屋温泉湯元館(800円)で汗を流し、今日の泊まり場は奈良俣ダムでした。
トイレもあって雨もしのげて快適でした。

場所:群馬県:楢俣川、洗ノ沢
形態:沢登り
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:自宅前日21:15~水上道の駅水紀行館23:45/5:10~オートキャンパーズエリアならまた入口手前P6:00/6:15~洗ノ沢接近ヘアピンカーブ地点入渓7:05/7:25~遡行終了点1223m圏12:30~登山道13:20/13:50~入口P16:25
国土地理院地形図 gsi20140723213928.html
圏央道が海老名まで繋がり、上越道はぜいぜい家から身近な存在となりました。
水上ICまで2h30’はいままでより1hも時間短縮でこの時間はお金には代えがたいものです。
19日夜は雨を懸念して、道の駅の軒先にテントを張るものの、たいした雨にはなりませんでした。
県道63号、通称奥利根湯けむり街道をならまた湖を目指します。
オートキャンプ場方面に向かうと、すぐに最初のゲートに道を阻まれ、ここより歩き始めます。
林道はすぐに崩落していて、その脇をすり抜けます。
2つ目のゲート先はちょうど至仏山からの登山道が降りてきています。


ここを左に折れ、下り始めて初めのヘアピンカーブ地点が入渓点です。
この日は夏草が生い茂ってちょっと下降点が見つけづらいですが、適当に沢に下ります。
しばらく平凡なゴーロが続きます。
数年前の台風で倒木が増え側壁が削られたということでしたが、うるさいほどではありません。
ゴーロに飽きた頃に最初の深い釜をもった小滝登場です。


釜は結構多くて深さもそれなりです。
林鉄の名残のレールが落ちていて、入渓点には平場っぽい跡もありました。


下流域は小難しいへつりやちょっとしたナメもあって、単調な中にもちょっとした変化はあります。


二段8mの滝が出てくると、沢はおもしろくなってきます。(トップ写真)
水量があって、左岸に渡渉する所はかなり度胸がいりました。



その先の4mは右が容易く登れます。


1065m圏二俣の左沢
小滝は大概深い釜がついていますが、そんなに苦労することもなく取り付けます。


ナメや小滝が次々にあらわれてまったく飽きません。
赤茶色に発達した岩盤は滑らず、ややグリーンが掛かった水面を引き立てます。





1075m圏二俣は右へ
まさかの青空に頬もゆるみっぱなしです。


1075m圏二俣を上から

1150m圏二俣は右へ
4mトイ状の滝は水線はややヌメリが強く、落口でスリング出してもらいます。





二段6m

4m
右岸から小さな枝沢を見てしばらくで標高1230m圏で
左岸の窪を詰めて登山道へな計画でしたが、この滝を越えるのかこの場所から登山道へ向かうのかかなり悩みます。
窪というより斜面がガレた崩落の跡があり、これをたどるのは無理。
なんだかこの滝を越えなかったような気もして、ガレの下流が取り付けそうで、そこを這い上がると
小さな人幅の窪が出てきます。今さっき歩いたような多分熊らしき踏み跡があって、もうここかなあとその窪を登ることにします。
しばらくで窪はヤブが絡みだすので、左に逃げなんとなく踏み跡っぽいそれでもかなりな急斜面を登ると
すごく古いペンキ跡が出て来て、見れば右手にトラバースしてその先にもペンキ跡があります。
段々と手掛かりの細い木もまばらになってきて、たまらずミゾーのハンマーを出して突き刺しながら100mの急登をクリアしました。
出た所はP1335mの笠ヶ岳寄りで、ここが今日一番の核心部でかなり厳しかったです。
笠ヶ岳からの登山道は落ち葉がフカフカとやわらかく、痛い右足にやさしかったです。


登ってきた斜面はすぐに下が見えません。。。 登山道

登山道はこまかなアップダウンを繰り返して中々標高が下がらず、1250m圏で一旦草ぼうぼうの林道に出合います。
林道をしばらく下り、林道がヘアピンカーブなところで、また登山道に入ります。まだまだこまかなアップダウンを繰り返して
もう勘弁して、というところで、やっと朝通った2番目のゲートの林道にたどり着きました。
さらに1番目のゲートまで重い足を引きずって、行程を終了しました。
今年5月にオープンした湯の小屋温泉湯元館(800円)で汗を流し、今日の泊まり場は奈良俣ダムでした。
トイレもあって雨もしのげて快適でした。
Comment
- ろび
へぇー いい沢ですね。
水かさはさすがに多い感じ
滝が魅力的。
尾瀬周辺の沢は知らなかったけど、おもしろそー
そうそう ハガキありがと。すごいね。
都合が合えば 是非いかせてもらいまっせー
水かさはさすがに多い感じ
滝が魅力的。
尾瀬周辺の沢は知らなかったけど、おもしろそー
そうそう ハガキありがと。すごいね。
都合が合えば 是非いかせてもらいまっせー
2014.07.28 Mon 12:47 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ろびさん
尾瀬周辺は癒し系の沢結構あるようだよ。
原や沼が有名だから中々気づかなかったけど、
水量豊富な地域だから、中々に楽しめるみたいです。
ただ、熊がね~いっぱいいるとこなんで。。。
尾瀬周辺は癒し系の沢結構あるようだよ。
原や沼が有名だから中々気づかなかったけど、
水量豊富な地域だから、中々に楽しめるみたいです。
ただ、熊がね~いっぱいいるとこなんで。。。
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