四国の旅と山3日目:高見島へ
2014.05.31
3日目:三嶺ヒュッテ6:30~1500m圏分岐7:05~名頃登山口8:20~<林道>~名頃駐車場9:00/9:40~
<タクシー>~大歩危駅11:00/12:05~<特急南風12号>~多度津駅12:57~<徒歩>~多度津港13:20/14:00~
<三洋汽船フェリー>~ 高見島14:25~民宿森田14:30

<タクシー>~大歩危駅11:00/12:05~<特急南風12号>~多度津駅12:57~<徒歩>~多度津港13:20/14:00~
<三洋汽船フェリー>~ 高見島14:25~民宿森田14:30

名頃から、タクシーの運転手さんにぜいぜいの爆笑話を語りながら、
時に過疎の集落となりつつある祖谷のお話を伺いながら、あっという間に大歩危駅に到着です。
大歩危駅での1時間の待ち時間も、観光案内のおねえさんやおばあちゃんや観光客の人達と話していると
あっという間、のどかなのどかな時間です。

長い距離、タクシーを使い時間を詰めてまでも行きたかったのは、猫がたくさん住むという高見島。
1日目のドタバタが功を奏して乗り換えはもうお手の物となって。。。
多度津駅前で地図を確認して多度津港まで汗だらだらで歩くこと20分。
船を待っていたら、あ~予定より早く雨が降りだしてしまいます。
こんな雨じゃ、猫たちもどこかに潜ってしまい、会えないんじゃないかと、不安が心を占めてしまう。
雨に煙る瀬戸内を船は高見島を目指していきます。
雨の海はなんだか物悲しく、そんな気持ちが島民35人という過疎の島を余計に寂しい島に感じさせてしまう。
この猫の島で、最初に出迎えてくれたのは元気なわんこ。。。
やはり、雨なので、猫達はどこかに隠れてしまったのかな。

民宿のわんこ 対岸の多度津方面には讃岐富士がぼおっと浮かぶ
この島で唯一の民宿、森田さんに荷物を預けて島内を散策する。
一緒に乗船したフェリーから、お店が一軒もないこの島のために、移動スーパーの車が集会所の前にお店を開いていた。
便利が当たり前の生活の自分は、ここでたくましく生きている人達に言葉が出ない。

嗅覚を働かして猫がいそうな場所を歩く。いたいた
雨降りなので、この日は浦地区だけを歩いた。
にゃんこは濡れたくないのか、ひととこにかたまっていたので、一網打尽。。。
翌日にわかるのだけど、飼い猫とのら猫が混存という感じ
というのは、飼い猫は朝濡れてなかったけど、のらはびしょ濡れだったもの。


ちょっと山手に向けて歩くと、伝統的な石垣を施した集落があります。一見普通の集落ですが、
こちらも打ち捨てられた家々が目立って、朽ちるに任せるという風情です。
映画の場面にもなったようですが、時代の流れは容赦無いです。


島で出会ったおじさんが、竜王山は瀬戸内がよく見えていいから登れって言いますが
だって雨だもの。。。また次回ということで
浦地区のはずれには両墓制といって、
遺体を埋葬するお墓「埋め墓(うずめばか)」とお詣りするお墓「詣り墓(まいりばか)」、二つのお墓があります。
もちろん、浜地区にもあります。佐柳島にもあるそうで、大変めずらしいものだそうです。
今は火葬が普及していますから、もうこの風習はないようですが、
小さな墓石をちょこんと載せただけの「埋め墓」と墓地全体の砂地の広がりがなにやら不思議な光景でした。
そろそろ民宿に戻って、お風呂を頂き夕食です。
今晩の宿泊者は私だけのようですが、一応5名以上でという前提があったみたいです。
今回は、佐柳島のテント場が使えないようで、そちらの方がここを紹介してくれました。
繁茂期には、少人数は断られそうかもでした。
夕食は魚尽くしで豪華で、ビールも飲んだけど、やっぱりご飯が食べたいメニューですよね~
鯛とイナダのお刺身は量が多く、鯛の塩焼き、カレイの煮つけ、これに鯛のアラのお吸い物がつきました。
がっつりいただきました。
右は朝ごはんでお魚の煮付けがやっぱり美味しかったです。
甘めのおしょう油は、煮物が美味しいですね。お刺身には。。。

翌朝は雨も上がったので、猫じゃ猫じゃと朝飯前から出陣です。
雨に打たれたにゃんこは、お日様に早く乾かされるといいね。





楽しかったにゃこ島ともそろそろお別れの時間です。
昨日とは打って変わって上天気となり、気づかなかった瀬戸大橋も望めます。

無理やり計画にいれた高見島だったけれど、神奈川県という恵まれた県に住んでいると気づけないこと
進んでいく過疎やお年寄りだけの生活、対岸の繁栄と現実のきびしさ。。。
人は恵まれた環境にいるとき、それは当たり前のこととなってしまうので、不平不満が多いけど
こんな現実もあるのだと気づかせてくれたことは大きい。

ありがとう、高見島

***覚書き***
・多度津港~高見島まで往復運賃¥920
・森田民宿0877-34-3236、1泊2食¥7500
・高見島には商店がありませんので、飲み物、おやつ、昼食は多度津で買っておきましょう
・高見島のフェリー乗り場にトイレあり
時に過疎の集落となりつつある祖谷のお話を伺いながら、あっという間に大歩危駅に到着です。
大歩危駅での1時間の待ち時間も、観光案内のおねえさんやおばあちゃんや観光客の人達と話していると
あっという間、のどかなのどかな時間です。


長い距離、タクシーを使い時間を詰めてまでも行きたかったのは、猫がたくさん住むという高見島。
1日目のドタバタが功を奏して乗り換えはもうお手の物となって。。。
多度津駅前で地図を確認して多度津港まで汗だらだらで歩くこと20分。
船を待っていたら、あ~予定より早く雨が降りだしてしまいます。
こんな雨じゃ、猫たちもどこかに潜ってしまい、会えないんじゃないかと、不安が心を占めてしまう。
雨に煙る瀬戸内を船は高見島を目指していきます。
雨の海はなんだか物悲しく、そんな気持ちが島民35人という過疎の島を余計に寂しい島に感じさせてしまう。
この猫の島で、最初に出迎えてくれたのは元気なわんこ。。。
やはり、雨なので、猫達はどこかに隠れてしまったのかな。


民宿のわんこ 対岸の多度津方面には讃岐富士がぼおっと浮かぶ
この島で唯一の民宿、森田さんに荷物を預けて島内を散策する。
一緒に乗船したフェリーから、お店が一軒もないこの島のために、移動スーパーの車が集会所の前にお店を開いていた。
便利が当たり前の生活の自分は、ここでたくましく生きている人達に言葉が出ない。

嗅覚を働かして猫がいそうな場所を歩く。いたいた
雨降りなので、この日は浦地区だけを歩いた。
にゃんこは濡れたくないのか、ひととこにかたまっていたので、一網打尽。。。
翌日にわかるのだけど、飼い猫とのら猫が混存という感じ
というのは、飼い猫は朝濡れてなかったけど、のらはびしょ濡れだったもの。




ちょっと山手に向けて歩くと、伝統的な石垣を施した集落があります。一見普通の集落ですが、
こちらも打ち捨てられた家々が目立って、朽ちるに任せるという風情です。
映画の場面にもなったようですが、時代の流れは容赦無いです。




島で出会ったおじさんが、竜王山は瀬戸内がよく見えていいから登れって言いますが
だって雨だもの。。。また次回ということで
浦地区のはずれには両墓制といって、
遺体を埋葬するお墓「埋め墓(うずめばか)」とお詣りするお墓「詣り墓(まいりばか)」、二つのお墓があります。
もちろん、浜地区にもあります。佐柳島にもあるそうで、大変めずらしいものだそうです。
今は火葬が普及していますから、もうこの風習はないようですが、
小さな墓石をちょこんと載せただけの「埋め墓」と墓地全体の砂地の広がりがなにやら不思議な光景でした。
そろそろ民宿に戻って、お風呂を頂き夕食です。
今晩の宿泊者は私だけのようですが、一応5名以上でという前提があったみたいです。
今回は、佐柳島のテント場が使えないようで、そちらの方がここを紹介してくれました。
繁茂期には、少人数は断られそうかもでした。
夕食は魚尽くしで豪華で、ビールも飲んだけど、やっぱりご飯が食べたいメニューですよね~
鯛とイナダのお刺身は量が多く、鯛の塩焼き、カレイの煮つけ、これに鯛のアラのお吸い物がつきました。
がっつりいただきました。
右は朝ごはんでお魚の煮付けがやっぱり美味しかったです。
甘めのおしょう油は、煮物が美味しいですね。お刺身には。。。


翌朝は雨も上がったので、猫じゃ猫じゃと朝飯前から出陣です。
雨に打たれたにゃんこは、お日様に早く乾かされるといいね。









楽しかったにゃこ島ともそろそろお別れの時間です。
昨日とは打って変わって上天気となり、気づかなかった瀬戸大橋も望めます。

無理やり計画にいれた高見島だったけれど、神奈川県という恵まれた県に住んでいると気づけないこと
進んでいく過疎やお年寄りだけの生活、対岸の繁栄と現実のきびしさ。。。
人は恵まれた環境にいるとき、それは当たり前のこととなってしまうので、不平不満が多いけど
こんな現実もあるのだと気づかせてくれたことは大きい。

ありがとう、高見島


***覚書き***
・多度津港~高見島まで往復運賃¥920
・森田民宿0877-34-3236、1泊2食¥7500
・高見島には商店がありませんので、飲み物、おやつ、昼食は多度津で買っておきましょう
・高見島のフェリー乗り場にトイレあり
Comment
- hiro
こんなんいるんだ~ネコちゃん。
山から下山して安堵の声が聞こえてきそうな写真ばかりだね。ほっこり^^
雨と晴れと両方見れてよかったのかもですよ。
島の現状は日本のあちこちで起こっていることなんですよね。寂しい気持ちになりますね。
山から下山して安堵の声が聞こえてきそうな写真ばかりだね。ほっこり^^
雨と晴れと両方見れてよかったのかもですよ。
島の現状は日本のあちこちで起こっていることなんですよね。寂しい気持ちになりますね。
2014.06.02 Mon 10:54 URL [ Edit ]
- ろび
いい旅だよねー
山から降りてきて ほっと息がつけたことでしょう
おばあちゃんと猫ちゃんのショットはもちろん素敵
猫ちゃんの横の水たまりに青い空と風景ががくっきり写り込んで 雨上がりの爽快感が伺えてなんとも好きです。
山から降りてきて ほっと息がつけたことでしょう
おばあちゃんと猫ちゃんのショットはもちろん素敵
猫ちゃんの横の水たまりに青い空と風景ががくっきり写り込んで 雨上がりの爽快感が伺えてなんとも好きです。
2014.06.02 Mon 12:38 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ hiroちゃん
そうなの、島の人よりにゃんこのが若い、もしかしたら多いかも。。。
便利な方に向かってしまうのはさみしいね。この島もいずれは住む人がいなくなっちゃうのかな。
せめて、にゃんこに癒やされましたわ。
☆ろびさん
のんびりしてていい島だったよ~にゃんこもいじめられないからゆったりしてるね。
唯一の天敵は民宿のわんこか?
でも、このわんこがね~島のはじからはじまで散歩についてくるんだよ。
首輪もしてない放し飼いだわ!!!
そうなの、島の人よりにゃんこのが若い、もしかしたら多いかも。。。
便利な方に向かってしまうのはさみしいね。この島もいずれは住む人がいなくなっちゃうのかな。
せめて、にゃんこに癒やされましたわ。
☆ろびさん
のんびりしてていい島だったよ~にゃんこもいじめられないからゆったりしてるね。
唯一の天敵は民宿のわんこか?
でも、このわんこがね~島のはじからはじまで散歩についてくるんだよ。
首輪もしてない放し飼いだわ!!!
- 坂月沢蚊
猫の島、楽しそうですね。
私も猫パラダイスに行きたい!
それにしても活動範囲が広いですね。
うらやましい!
私も猫パラダイスに行きたい!
それにしても活動範囲が広いですね。
うらやましい!
- ぜいぜい
☆ 坂月沢蚊さん
せっかく人生初四国なので、とことん楽しむの精神でした。
猫パラダイスの島、いいですよ~
人も猫もおっとりしてますもん。
昨年瀬戸内芸術祭が開催されて話題だったようですが、次回は2016年開催だそうです。
それを機に、島に訪れるのもいいなあと密かに考え中です。
せっかく人生初四国なので、とことん楽しむの精神でした。
猫パラダイスの島、いいですよ~
人も猫もおっとりしてますもん。
昨年瀬戸内芸術祭が開催されて話題だったようですが、次回は2016年開催だそうです。
それを機に、島に訪れるのもいいなあと密かに考え中です。
- とち
民宿のビーグル犬がいいね~。
ビーグル犬と猫の向かい合っている写真も好きだなぁ。
職場の卓上カレンダーは「岩合光昭」さんですが、猫島って聞くと岩合さんを連想します。
岩合さんの猫って自然で好き。
なので
お花畑の洋猫より、土手のしろちゃんが好き。
島の猫は自然でいいねー。
今度行ってみたいなぁ~って思ったけどあらら近いんだった・・(爆
ビーグル犬と猫の向かい合っている写真も好きだなぁ。
職場の卓上カレンダーは「岩合光昭」さんですが、猫島って聞くと岩合さんを連想します。
岩合さんの猫って自然で好き。
なので
お花畑の洋猫より、土手のしろちゃんが好き。
島の猫は自然でいいねー。
今度行ってみたいなぁ~って思ったけどあらら近いんだった・・(爆
2014.06.04 Wed 21:16 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆とちちゃん
このビークルちゃんは人懐こくて、いつもお散歩に付き合ってくれました。
猫島、そうだよ~同じ四国だもん、ぜひ行ってみて~
佐柳島のがいっぱいいるらしいので、高見島と一緒に島のハシゴしてみて~
このビークルちゃんは人懐こくて、いつもお散歩に付き合ってくれました。
猫島、そうだよ~同じ四国だもん、ぜひ行ってみて~
佐柳島のがいっぱいいるらしいので、高見島と一緒に島のハシゴしてみて~
- まきくま
猫じま、ひとよりねこのが、おおいのかにゃ。
2014.06.06 Fri 22:27 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆まっきー
雨だったから15匹位しか見かけなかったけど、もっといるっぽいね。
昨日も岩合さんの猫番組見たけど、しまねこはどこもおっとりしてるね~
雨だったから15匹位しか見かけなかったけど、もっといるっぽいね。
昨日も岩合さんの猫番組見たけど、しまねこはどこもおっとりしてるね~
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