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日々のぜいぜい

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八ヶ岳、硫黄岳(2760m)~赤岳(2899.2m)縦走

2014.04.19
厳冬期雪山縦走、それを日帰りで、というのは相方が是非とも実行したい悲願でした。
今年3/16、積雪期の南八ヶ岳縦走を実行するべく硫黄岳を目指したけれど、
体を持って行かれそうな強風に阻まれ、横岳突破は無理と判断、硫黄岳山頂であえなく断念。

一旦は諦めたものの、この4月、再度挑戦のチャンスは巡ってきました。
それは、まあ、ぜいぜいがいないというもの。
曇りの天気予報ではあったけれど、これを逃しては今シーズンの積雪縦走はもう望めない。
長男と連絡を取り合っての本懐となりました。

22時過ぎ、疲れきって帰ってきた相方は言葉少なだったけれど、本当に満足気でした。
翌日から、無理がたたって膝が曲がりにくくなってしまったけれど、まあ、日柄ものでしょう。
相方は、こんなきつい縦走は体力的にももう二度と無理だろうと、
地蔵尾根の分岐でためらいなく赤岳を目指して行ったようで、
目的が果たせて本当によかった。

P4130131-001.jpg
赤岳、クリックでウェブアルバムにリンクします


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2014.4.13(日) 

場所:長野県八ヶ岳、硫黄岳~赤岳縦走
形態:残雪期縦走
メンバー:相方、長男
コースタイム:自宅2:20~<車>~美濃戸口4:55/5:30~美濃戸山荘6:20/6:25~赤岳鉱泉7:50~
硫黄岳10:05/10:15~横岳奥ノ院11:30/11:40~鉾岳12:40~日ノ岳12:45~赤岳14:00/14:10~
行者小屋15:10/15:25~美濃戸山荘16:50~美濃戸口17:55


相方は厳冬期を予定していたけれど、自然条件に阻まれて、残雪期縦走にはなったけれど、
岩と雪のミックスは、ある意味厳冬期よりも困難だったかもしれない。
唯一、曇り空ではあったけれど、穏やかな天候に助けられた。

美濃戸山荘は、お正月とは打って変わって土も顔を出していた。
北沢も木道が出ているところもあって、少しずつ春の気配を感じる。

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赤岳鉱泉から赤岩ノ頭、硫黄岳への道のりは、前回は尾根通しだったものが、夏道のトラバースに変わっていた。

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硫黄岳から横岳、そして、鉾岳、日ノ岳と続く岩稜帯がどれ程のものなのか、
メットを装着し、若干の緊張を持って望んでいく。

横岳は尾根通しを想定していたが、トラバースに踏み跡があった。
しかしながら、鎖は雪の中で、踏み跡は足幅しかなく、短い距離でも緊張する。
横岳山頂では、若い女性クライマーのグループが、たぶん小同心稜からだろう直接登ってきていた。
若き彼女達の勇猛ぶりには驚くばかりだ。

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ここからも更に緊張を強いられる地帯で、特に鉾岳のトラバースは長男に偵察に行かせるものの無理と判断。
尾根通しに進んで、尾根の途中で西面トラバースに下るルート取りとする。
尾根末端は断崖なので注意が必要、実際後続男性は、西面の降り口がわからず
末端まで来てしまい、相方が注意を促した。

P4130125-001.jpg P4130126-001.jpg

日ノ岳のルンゼを下ってようやく人心地だが、まだまだ先は長い。
でも、もう相方の体力的にも二度と積雪期のこのルートの日帰りは無理だろうと
躊躇なく地蔵尾根分岐から赤岳を目指す。

P4130127-001.jpg P4130130-001.jpg

ここからは、昨年も厳冬期に歩いているので、勝手知ったるルートでもあり
余裕をもって歩けたようだ。
あとは、赤岳に直登するのみ。淡々と、それでも、溢れる思いを込めて山頂を目指す。

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硫黄岳から横岳と歩いてきたルートを振り返って、それは万感の思い。。。
そしていよいよ赤岳山頂だ。

P4130147-001.jpg


この瞬間を長いこと待ち望み、ついに成し得た。
ただのピークハントではない積雪期縦走という結果のピークハント。
もう人生で二度とこの機会を得ることは無理だろうことは、本人が一番しみじみと感じていることだろうと思う。

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環天頂アーク

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山頂を後にあとは文三郎尾根を淡々と下るのみ。
使いきってしまった体力と、息子の躍進ぶりを、眩しいものでも見るように
誇らしくもあり、寂しくもあった今回の縦走ではあった。
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Comment

- 坂月沢蚊

雪山の縦走、厳しくもあり楽しそうですね。
いつか行ってみたい。
(いつかと言っている間に確実に体力は下がる一方かな?)
2014.04.19 Sat 22:22 URL [ Edit ]

世代交代か? - 臆崖道

相方さんは、それを実感したのだろうか。
赤岳ピークでさえ立ったことのない私ですが、硫黄~地蔵の頭の縦走が、どれだけヤバいところなのかわかりません。
歩いてみたいけど、日帰りは無理だろうな。

中途半端な雪の付き方の方が、厳冬期よりも困難なケースが多いというのは同感ですが。
2014.04.20 Sun 09:08 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆坂月沢蚊さん
まず雪山ピークハントピストン、そして縦走という手順でしょう。
雪山は無雪期とはまた違った楽しさも困難もあります。
我家が雪山を始めたのは50才目前からで、ガシガシ行くようになったのは、ここ2~3年です。
ワンステップづつ上がっていけば、チャンスは訪れると思いますよ。

☆おくがけちゃん
トイレにしゃがめなかった時は、そりゃ~もうひしひしと実感してましたとも。
でも、体が言うことききはじめると、喉元すぎればかな。
このコース、夏時間で11h35なので、体力的にもきついですし、
硫黄岳から地蔵尾根分岐までは気の抜けない岩稜帯で、ルーファイに神経を使うとこみたいです。
私的には、地蔵から赤岳もやだけど。。。
赤岳鉱泉に1泊で軽荷でグルリップするのが、順当と思います。
2014.04.21 Mon 09:40 URL [ Edit ]

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