米子沢
2013.10.28
2013.1014(月)
場所:新潟県登川水系米子沢
形態:沢遡降
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
長男の思惑通り、雲一つない晴天の朝を迎えた。
昨日の米子沢も巻機山もどんよりとした天気だったようで、1日待ってすばらしい沢日和を迎えることができました。
越後湯沢の秘密の泊り場より早朝清水の集落を越え、桜坂Pには早めに着いたので余裕の駐車です。
トイレの少し下、左手の林道より下流部の堰堤郡を巻いていきます。
一昨年夏の豪雨で手痛い被害を受けた登川流域ですが、
林道奥には新たに作業基地が出来ており治山工事が真っ最中のようです。

大ナメ帯にて、クリックでウェブアルバムにリンクします

場所:新潟県登川水系米子沢
形態:沢遡降
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
長男の思惑通り、雲一つない晴天の朝を迎えた。
昨日の米子沢も巻機山もどんよりとした天気だったようで、1日待ってすばらしい沢日和を迎えることができました。
越後湯沢の秘密の泊り場より早朝清水の集落を越え、桜坂Pには早めに着いたので余裕の駐車です。
トイレの少し下、左手の林道より下流部の堰堤郡を巻いていきます。
一昨年夏の豪雨で手痛い被害を受けた登川流域ですが、
林道奥には新たに作業基地が出来ており治山工事が真っ最中のようです。

大ナメ帯にて、クリックでウェブアルバムにリンクします
普段、丹沢や秩父の沢を歩いていると、この越後の磨かれたスラブと、沢が開けた展望は
日常では味わえないなんともおおらかさを感じる空間です。
昨年8月から沢を始めた長男にぜひともこの米子沢の素晴らしさを味わってもらいたいと、
日程をこの10月連休に絞り込みました。
こんなに上天気なのに遡行者が少ないのかしらと思っていたら、先行者の足跡と、後続者もゴルジュあたりから現れて
都合5パーティ程はいた模様。
相変わらず長いゴーロ地帯は今回もまだまだ浮石が多くて不安定な感じで、若干沢床があがったように感じます。
やっとスラブが始まるとやはり気持ちがよく、スケールの大きさを感じます。

二段20mくの字の滝
連瀑帯を巻いて、10m滝はトポでは右手岩裏ルートをロープ使用とありますが、
アクアステルスでは左手岩棚がやっぱり行きやすい感じです。
ですが、写真には写っていない落ち口がのっぺりしていて、今回はスリングを出してもらいました。

5m滝は前回どう登ったのか全く記憶がありませんでしたが、
今回は左手をお助け紐を出してもらって、微妙なバランスで越えました。

先行者のいる奥が5m滝
そしていよいよつばめ岩を擁する17mの滝場が現れます。
こんな滝がアクセスのよい場所にあればたちまち観光地になっちゃうような見事な景観を作り出しています。
中央リッジからいきますが、ちょっとヌメリを感じて一歩が出ず右手にトラバースして右寄りから登りました。

ゴーロや多段15mの滝場を過ぎると

この5mの滝からゴルジュが始まります。
前回は左岸の踏跡を奥まで行ってしまったり、沢に復帰するのに随分苦労してしまいました。
これは古いトポの呪縛なのでしょうね。
右手ルンゼから登り落ち口にトラバースで難なく巻くことができました。

ゴルジュ内は小難しく、ちょっぴり怖く、それでもなんとか自力で攀じっていきます。

次の5m右手岩峰巻き 二段10mはやはり右手岩場を巻き

7mトイ状は左岸草付きをトラバース、高度感もあってちょっとびびります。

二条20mは相変わらずかっこ良く、右手階段上を気持ちよく登ります。

二段15mは落ち口への一歩が本当に怖くて、ここさえなければいいのになあといつもながら思います。
ここでゴルジュはおしまい。

ちょっと急なナメ地帯に入り、12m滝は右岸巻きでお助け紐を出してもらいます。
そしてやっとこの先から天にも上る素晴らしいナメ地帯が展開されます。(トップ写真)
紅葉も始まって青空とのコントラストが本当に美しいです。

長男もこの素晴らしい風景にご満悦で、私達より一足先に沢を詰めて(左俣ですが)山頂を目指しますが
途中からヤブが濃くなってきて、登山道と並走になってしまったので、登山道に復帰して山頂を踏みました。
やはり米子は晴天に限りますね!
この日は終始ヘリが飛び、沢中や国境稜線では遭難者の捜索をしていました。
沢を遡行しヤブをかき分け、大声で呼びながらの捜索は本当に頭の下がる思いです。
紅葉の美しい井戸尾根ですが、ここ最近下りでは足裏に激痛が走るようになってしまって
本当に辛くなりました。なだめなだめ時間をかけながらやっとの思いで下ります。

いつものように「金城の里」で温泉に浸かり
夕食の場所を探していたら、R17に出る途中にとんかつ屋さんがあったのでそこで夕食にしました。
とんかつはごくごく普通のものだったのですが、ご飯は南魚沼産コシヒカリの新米(自家田んぼ)で
いままでこんな美味しいご飯を食べたのは初めてで、ほんとに感激してしまいました。
うちも新潟のコシヒカリ食べてるけど、味が別格で違います。香り、照り、味わいすべてが極上でした。
あ~またあのご飯が食べたいな。地元の人ですごく混むお店だったので、教えたくないので
行かれる方は自分で探してね。
***コースタイム***
桜坂P5:35/6:00~米子沢入渓6:55~くの字のスラブ滝7:40~17mつばめ岩の滝9:15~ゴルジュ入口9:50~
大ナメ11:25~沢解除13:05/13:30~ニセ巻機山昼食13:40/13:50~桜坂P16:40
日常では味わえないなんともおおらかさを感じる空間です。
昨年8月から沢を始めた長男にぜひともこの米子沢の素晴らしさを味わってもらいたいと、
日程をこの10月連休に絞り込みました。
こんなに上天気なのに遡行者が少ないのかしらと思っていたら、先行者の足跡と、後続者もゴルジュあたりから現れて
都合5パーティ程はいた模様。
相変わらず長いゴーロ地帯は今回もまだまだ浮石が多くて不安定な感じで、若干沢床があがったように感じます。
やっとスラブが始まるとやはり気持ちがよく、スケールの大きさを感じます。

二段20mくの字の滝
連瀑帯を巻いて、10m滝はトポでは右手岩裏ルートをロープ使用とありますが、
アクアステルスでは左手岩棚がやっぱり行きやすい感じです。
ですが、写真には写っていない落ち口がのっぺりしていて、今回はスリングを出してもらいました。

5m滝は前回どう登ったのか全く記憶がありませんでしたが、
今回は左手をお助け紐を出してもらって、微妙なバランスで越えました。

先行者のいる奥が5m滝
そしていよいよつばめ岩を擁する17mの滝場が現れます。
こんな滝がアクセスのよい場所にあればたちまち観光地になっちゃうような見事な景観を作り出しています。
中央リッジからいきますが、ちょっとヌメリを感じて一歩が出ず右手にトラバースして右寄りから登りました。

ゴーロや多段15mの滝場を過ぎると


この5mの滝からゴルジュが始まります。
前回は左岸の踏跡を奥まで行ってしまったり、沢に復帰するのに随分苦労してしまいました。
これは古いトポの呪縛なのでしょうね。
右手ルンゼから登り落ち口にトラバースで難なく巻くことができました。

ゴルジュ内は小難しく、ちょっぴり怖く、それでもなんとか自力で攀じっていきます。


次の5m右手岩峰巻き 二段10mはやはり右手岩場を巻き

7mトイ状は左岸草付きをトラバース、高度感もあってちょっとびびります。

二条20mは相変わらずかっこ良く、右手階段上を気持ちよく登ります。

二段15mは落ち口への一歩が本当に怖くて、ここさえなければいいのになあといつもながら思います。
ここでゴルジュはおしまい。


ちょっと急なナメ地帯に入り、12m滝は右岸巻きでお助け紐を出してもらいます。
そしてやっとこの先から天にも上る素晴らしいナメ地帯が展開されます。(トップ写真)
紅葉も始まって青空とのコントラストが本当に美しいです。


長男もこの素晴らしい風景にご満悦で、私達より一足先に沢を詰めて(左俣ですが)山頂を目指しますが
途中からヤブが濃くなってきて、登山道と並走になってしまったので、登山道に復帰して山頂を踏みました。
やはり米子は晴天に限りますね!
この日は終始ヘリが飛び、沢中や国境稜線では遭難者の捜索をしていました。
沢を遡行しヤブをかき分け、大声で呼びながらの捜索は本当に頭の下がる思いです。
紅葉の美しい井戸尾根ですが、ここ最近下りでは足裏に激痛が走るようになってしまって
本当に辛くなりました。なだめなだめ時間をかけながらやっとの思いで下ります。

いつものように「金城の里」で温泉に浸かり
夕食の場所を探していたら、R17に出る途中にとんかつ屋さんがあったのでそこで夕食にしました。
とんかつはごくごく普通のものだったのですが、ご飯は南魚沼産コシヒカリの新米(自家田んぼ)で
いままでこんな美味しいご飯を食べたのは初めてで、ほんとに感激してしまいました。
うちも新潟のコシヒカリ食べてるけど、味が別格で違います。香り、照り、味わいすべてが極上でした。
あ~またあのご飯が食べたいな。地元の人ですごく混むお店だったので、教えたくないので
行かれる方は自分で探してね。
***コースタイム***
桜坂P5:35/6:00~米子沢入渓6:55~くの字のスラブ滝7:40~17mつばめ岩の滝9:15~ゴルジュ入口9:50~
大ナメ11:25~沢解除13:05/13:30~ニセ巻機山昼食13:40/13:50~桜坂P16:40
Comment
- おくがけど
源頭の草モミジはいい色してるけど、渓中の灌木の色づきは遅れているのかな?
まあそんなことはどうでもいいか、いちばんいい時に、いい天候に遡行されましたね。
トイ状7m滝は、突っ張りで登攀はムリだったっけかな。
私も5年前のことで、記憶が薄れてきています。しかもほとんどコンテで引っ張られて(はなゴン先輩に)ただけなので、自力で再訪してみてもいいかなと思ってます。
まあそんなことはどうでもいいか、いちばんいい時に、いい天候に遡行されましたね。
トイ状7m滝は、突っ張りで登攀はムリだったっけかな。
私も5年前のことで、記憶が薄れてきています。しかもほとんどコンテで引っ張られて(はなゴン先輩に)ただけなので、自力で再訪してみてもいいかなと思ってます。
2013.10.29 Tue 20:23 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
沢中の紅葉は今年は少し遅かったです。あと2~3日って感じでした。
2年前のがきれいだったな。
トイ状7m滝は、突っ張りはうちのレベルでは無理だったです。
ちょっと立ってるんだよ~
ここの巻きはぬかるんでてすんごいやだった。
今のおくがけ家の実力なら充分遡行可能でしょう。
ってか、山の神様のリード、頼もしすぎですわあ。
沢中の紅葉は今年は少し遅かったです。あと2~3日って感じでした。
2年前のがきれいだったな。
トイ状7m滝は、突っ張りはうちのレベルでは無理だったです。
ちょっと立ってるんだよ~
ここの巻きはぬかるんでてすんごいやだった。
今のおくがけ家の実力なら充分遡行可能でしょう。
ってか、山の神様のリード、頼もしすぎですわあ。
- 山で会えたら
晴天下の米子沢はやっぱり最高ですね~。
息子さんもご満悦との事、良かったです
。
2年前の記録を再読したりして、私もまた行きたくなりました。(沢の連チャンはとても無理ですが。)
息子さんもご満悦との事、良かったです

2年前の記録を再読したりして、私もまた行きたくなりました。(沢の連チャンはとても無理ですが。)
- ぜいぜい
☆山で会えたらさん
ご無沙汰してます~
やっぱり秋の米子はきれいですね~心が癒されます。
ただ、年々気力体力ともに落ちてきて、怖さだけはしっかりと。。。なんですよ~
今年は重荷で上でテン泊と予定していましたが、多分重荷ではとても無理だったと思います。
日帰りにして正解でした。
ご無沙汰してます~
やっぱり秋の米子はきれいですね~心が癒されます。
ただ、年々気力体力ともに落ちてきて、怖さだけはしっかりと。。。なんですよ~
今年は重荷で上でテン泊と予定していましたが、多分重荷ではとても無理だったと思います。
日帰りにして正解でした。
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