2013夏山縦走 室堂~五色ヶ原~スゴ乗越~薬師岳~太郎兵衛平~折立 2日目
2013.08.22

越中沢岳南斜面、クリックでウェブアルバムにリンクします
***コースタイム***
1日目:8/14(水)
前夜発20:45~道の駅奥飛騨温泉郷上宝0:50/5:10~立山駅臨時P6:55/8:10~室堂9:20/9:30~
浄土山(2831m)11:10/11:20~富山大立山研究所11:30/11:50~鬼岳(2750m)東面12:35~
獅子岳(2741m)13:40/3:50~ザラ峠(2348m)15:00/15:10~五色ヶ原山荘15:50/16:00~テン場16:10
2日目:8/15(木)
五色ヶ原テン場6:10~鳶山(2616m)7:25/7:35~越中沢乗越(2356m)9:10~越中沢岳(2591.4m)9:45/9:55~
スゴノ頭(2431m)11:35/12:05~スゴ乗越12:50/13:20~スゴ乗越テン場14:00
3日目:8/16(金)
スゴ乗越テン場5:45~間山(2585.2m)7:10/7:20~北薬師岳(2900m)9:30/9:50~薬師岳(2926m)11:05/11:35~
薬師峠テン場13:50
4日目:8/17(土)
薬師峠テン場5:20~太郎兵衛平小屋5:40/5:55~折立バス停8:50/10:20~<富山地方鉄道有峰線バス>~
有峰口11:08/:20~<富山地方鉄道立山線>~立山駅11:31

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2日目:8/15(木) 
五色ヶ原テン場の朝はちょっと雲が多くて、いい感じの朝焼けにはならなかった。
若干涼し気な朝の木道を五色ヶ原山荘まで登っていきます。
小屋の前で4人家族に先を譲って、後からまったり追いかけますが、いや~速いのなんのって。
鳶山までの緩やかな木道沿いは、お花畑で足が中々進まない。
ってか、うわあ~やめろ~シラネニンジン、人参くせ~ハアハア

クリックOK
振り返れば、池塘を散りばめた台地に五色ヶ原山荘がガスの中に浮かんでなんとも言いようのない幽玄な世界です。

鳶山の山頂にて早くも休憩モード
振り返れば立山、左手には裏銀座の山々、右手には富山の街が霞の中です。

ここで花好きのSさんとスペイン人のカルロスに出会います。
欧米系の人って結構朝ゆっくりしているみたいで、カルロスも私達がテン場を出る頃ゆったりと支度中だった。
北アを全山網羅している英語のガイドブックと地図を頼りに、単独室堂から上高地までの縦走みたいだ。
立山の御札をザックにくくりつけているのも微笑ましい。
人懐こくてお茶目で、祖国に誇りを持っている人となりはとても好感が持てる。
その後薬師岳までこの二人とは付かず離れずな道中となるのです。
鳶山では雷鳥に都合6羽会いました。
相方にはポージングするくせに、ぜいぜいを見るとわあっと逃げだすかわいくないやつらです。
しばらく私達と登山道を歩いていました。

目の淵が赤いのがオスです
鳶山を下り、北斜面からの越中沢岳の斜面はたおやかでやさしい。
が、一転南斜面は高度感もあり岩峰も荒々しく、まったく違った表情を見せます。
赤牛や水晶がいよいよ大きくなってきて、笠ヶ岳もちょこんと顔を見せ始めます。

左前方が越中沢岳の北斜面、奥に薬師岳 こちらが南斜面
この辺りから風がほとんどなくなり蒸し暑さの中の行軍が始まります。
越中沢岳の下りトラバース地点はロープ箇所も出てきて、中々侮れない下り道です。
カルロスは岩場が現れるとぐんと私達から離れていくので、岩場が苦手みたいです。
ついにスゴノ頭への登りで相方がまたまたへろへろ状態です。普段足は強い方だと思うのだけど、
やはり何とも言えぬ蒸し暑さにやられてしまったようです。
スゴノ頭で寝かせてくれと哀願されて、30分もお昼寝タイムです。これが気持ちよかった~

中央にスゴノ頭
スゴノ頭を下り樹林帯に突入すると、いよいよ蒸し暑さはピークを迎え、会う人会う人からはもう呪詛の言葉しか出ません。
相方も少し歩いては休みな状態で、やがて先に行ってくれと言われます。
スゴ乗越でまたまた大休止、金峰小屋の小屋番さん御一行様と、岐阜のお兄さんと長らく歓談。
なんだかんだ言って、こうして出会う人達との話は、みんな山好きな人たちばかりなので本当に楽しい。
再び腰を上げ、もうやっとの思いでスゴ乗越小屋テン場にたどり着きます。
今日は意外とテン泊の人は少なめなので、五色ヶ原から薬師峠テン場まで行かれた人もそれなりにいたのでしょう。
小屋には蛇口から冷たい水がたくさん出てくるし、トイレは外と小屋の中も使えます。
小屋が近いので、ビールもすぐ買えるしいいテン場です。
ところで、カルロスが中々やって来ないです。
私達も相当休んでいるので、追い付いてくるはずだけど、さらに30分以上遅れてやってきました。
「今日はすごく疲れたので小屋に泊まりまあ~ス。」だそうです。お疲れ様。

スゴ乗越小屋テン場の夕日
***************************************************
スゴ乗越小屋テン場 500円
缶ビール350ml 600円
〃 500ml 800円
3日目につづく

五色ヶ原テン場の朝はちょっと雲が多くて、いい感じの朝焼けにはならなかった。
若干涼し気な朝の木道を五色ヶ原山荘まで登っていきます。
小屋の前で4人家族に先を譲って、後からまったり追いかけますが、いや~速いのなんのって。
鳶山までの緩やかな木道沿いは、お花畑で足が中々進まない。
ってか、うわあ~やめろ~シラネニンジン、人参くせ~ハアハア




クリックOK
振り返れば、池塘を散りばめた台地に五色ヶ原山荘がガスの中に浮かんでなんとも言いようのない幽玄な世界です。

鳶山の山頂にて早くも休憩モード
振り返れば立山、左手には裏銀座の山々、右手には富山の街が霞の中です。

ここで花好きのSさんとスペイン人のカルロスに出会います。
欧米系の人って結構朝ゆっくりしているみたいで、カルロスも私達がテン場を出る頃ゆったりと支度中だった。
北アを全山網羅している英語のガイドブックと地図を頼りに、単独室堂から上高地までの縦走みたいだ。
立山の御札をザックにくくりつけているのも微笑ましい。
人懐こくてお茶目で、祖国に誇りを持っている人となりはとても好感が持てる。
その後薬師岳までこの二人とは付かず離れずな道中となるのです。
鳶山では雷鳥に都合6羽会いました。
相方にはポージングするくせに、ぜいぜいを見るとわあっと逃げだすかわいくないやつらです。
しばらく私達と登山道を歩いていました。


目の淵が赤いのがオスです
鳶山を下り、北斜面からの越中沢岳の斜面はたおやかでやさしい。
が、一転南斜面は高度感もあり岩峰も荒々しく、まったく違った表情を見せます。
赤牛や水晶がいよいよ大きくなってきて、笠ヶ岳もちょこんと顔を見せ始めます。


左前方が越中沢岳の北斜面、奥に薬師岳 こちらが南斜面
この辺りから風がほとんどなくなり蒸し暑さの中の行軍が始まります。
越中沢岳の下りトラバース地点はロープ箇所も出てきて、中々侮れない下り道です。
カルロスは岩場が現れるとぐんと私達から離れていくので、岩場が苦手みたいです。
ついにスゴノ頭への登りで相方がまたまたへろへろ状態です。普段足は強い方だと思うのだけど、
やはり何とも言えぬ蒸し暑さにやられてしまったようです。
スゴノ頭で寝かせてくれと哀願されて、30分もお昼寝タイムです。これが気持ちよかった~

中央にスゴノ頭
スゴノ頭を下り樹林帯に突入すると、いよいよ蒸し暑さはピークを迎え、会う人会う人からはもう呪詛の言葉しか出ません。
相方も少し歩いては休みな状態で、やがて先に行ってくれと言われます。
スゴ乗越でまたまた大休止、金峰小屋の小屋番さん御一行様と、岐阜のお兄さんと長らく歓談。
なんだかんだ言って、こうして出会う人達との話は、みんな山好きな人たちばかりなので本当に楽しい。
再び腰を上げ、もうやっとの思いでスゴ乗越小屋テン場にたどり着きます。
今日は意外とテン泊の人は少なめなので、五色ヶ原から薬師峠テン場まで行かれた人もそれなりにいたのでしょう。
小屋には蛇口から冷たい水がたくさん出てくるし、トイレは外と小屋の中も使えます。
小屋が近いので、ビールもすぐ買えるしいいテン場です。
ところで、カルロスが中々やって来ないです。
私達も相当休んでいるので、追い付いてくるはずだけど、さらに30分以上遅れてやってきました。
「今日はすごく疲れたので小屋に泊まりまあ~ス。」だそうです。お疲れ様。

スゴ乗越小屋テン場の夕日
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スゴ乗越小屋テン場 500円
缶ビール350ml 600円
〃 500ml 800円
3日目につづく
Comment
- 夏はもう沢しか歩けないおくがけど
下界が猛暑のときは、アルプスでも昼間はやっぱ暑いよね。
私もそうだけど、旦那はんもきっと暑がりなんだと思うわ。
私もそうだけど、旦那はんもきっと暑がりなんだと思うわ。
2013.08.23 Fri 00:11 URL [ Edit ]
- hiro@職場
楽しみにレポ見ますん^^
スゴノ頭、見るからにほんとに暑そうな登りですね。。
いつもは沢だから、酷暑が堪えたのかも。。
このルート、歩きたいな~♪テン場もお水が豊富でよさげですね^^
スゴノ頭、見るからにほんとに暑そうな登りですね。。
いつもは沢だから、酷暑が堪えたのかも。。
このルート、歩きたいな~♪テン場もお水が豊富でよさげですね^^
2013.08.23 Fri 09:40 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
アルプスも登り始めは暑いなあっていうのはいっぱいあったけど、稜線でここまで暑いのは初めてかも。
あの蒸し~じと~って感じ、さすがに河童の相方にはきつかったみたい。
来年は沢だあって下った瞬間に言ってたからね~
☆hiroちゃん
この区間が特に暑いかも。
でもね、全体を通してこのルートはお花が半端無くきれいなんだよ~
種類も多いし。水持たなくていいっていうのもうれしいよね。
今年は北陸の梅雨明けが遅かったから、お盆が丁度花盛りだったけど、
例年ならもう少しお花のピークは早いかもだね。
アルプスも登り始めは暑いなあっていうのはいっぱいあったけど、稜線でここまで暑いのは初めてかも。
あの蒸し~じと~って感じ、さすがに河童の相方にはきつかったみたい。
来年は沢だあって下った瞬間に言ってたからね~
☆hiroちゃん
この区間が特に暑いかも。
でもね、全体を通してこのルートはお花が半端無くきれいなんだよ~
種類も多いし。水持たなくていいっていうのもうれしいよね。
今年は北陸の梅雨明けが遅かったから、お盆が丁度花盛りだったけど、
例年ならもう少しお花のピークは早いかもだね。
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