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桜おもう

2013.04.07
身体が弱っているときは、いろいろと物思うわけであります。
あ、別に大病とか患ってるわけじゃなく、10年位ひいたことない風邪に捕まりまして
3週間も仲良しなんです。。。まあ、ちゃんとお医者に行ってますのでご心配なくです。

桜も終わって、さあ次は、と現代人は切り替えも早いし忘れるのも早い。
いい意味貪欲で、好奇心のかたまり。

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ぽちっとな


満開の桜は華々しくも、それのみが美しいわけではありません。
兼好法師の徒然草にも

咲きぬべきほどの梢(こずゑ)、散りしをれたる庭などこそ見所おほけれ。

今にも咲きそうな梢、散ってしまってしおれた花びらの広がる庭にこそ見所があると言っています。

P1150534.jpg

桜の木の下には、死体が埋まっているのだという。そんな語り草を子供の頃母から聞いたことがあります。
古典にもたぶんそんな出典はないように思うのだけど、
しいていえば、西行の晩年の歌

ねかはくは はなのもとにて 春しなん そのきさらきの 望月の比

桜の下が死に場所ということがらがベースになっているのでしょうか。
が、これは死に場所であって、埋まっているのではない。
桜の花の妖しさが、そんな幻想をいだかせるのでしょうか。

そんな疑問を永らく持っていました。

で、今更ながら季節的にもいいかなと、
坂口安吾の「桜の森の満開の下」を読んだ。
グロテスクですが、相当お勧めです。
ネットの青空文庫でも読めます。

思い切り要約すれば、旅人の身ぐるみをはいで、または、殺してしまう山賊と、
夫を殺された女が、その山賊の妻となり、都で女が山賊に人の首を所望する話です。
 
深い人間の業と畏怖されるべき対象としての桜。。。


そして、きょう何気なしに「桜の森の満開の下」をWikipediaで読んでみたら
なんと、坂口安吾の自身のエッセイ「桜の花ざかり」にて、東京大空襲の死者たちを上野の山で焼いた時
桜の花が満開であったことが描かれていて、そのことがこの小説の原風景なのだろうと評論家が指摘していました。

この話が桜と死体とを結びつけたものだったのかな、とも思い
3・10 の終戦の年の東京大空襲で、犠牲になった方々の悲しみとも重なるのです。
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Comment

- 坂月沢蚊

桜の花びらが綺麗ですね。桜饅頭食べたい。
桜と死体は私にはピンと来ません。桜の下で死にたいとも思わないし。
菜の花、桜とも私は食べ物を連想してしまいます。
話はそれますが、秋の桜の枯葉が好きです。誰にも見向きもされないし、食べ物も連想しないけど。
2013.04.07 Sun 23:24 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆坂月沢蚊さん
>菜の花、桜とも私は食べ物を連想してしまいます。
とてもすこやかで健全と思います。
生命のみなぎっているものからは、やはり生きるパワーをいただかなくてはですよね!

ただ、東京大空襲を体験した坂口安吾が、桜に悲しい戦争体験を重ねあわせたことにも頷ける自分もいます。
2013.04.08 Mon 10:45 URL [ Edit ]

- ろび

風邪と3週間も仲良しなん?
ただの風邪と言わず、一度安心の病院へ行くのも大切ですぞ。
お互いそういう歳になってきたんだもんね

私も「桜の木の下に死体」記憶にあるよ。
本だったか、映画だったか。
写真の腕 どんどん上がってるなぁ
やっぱり好きが一番やねー
2013.04.08 Mon 12:49 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ろびさん
どもども~
ゴホゴホ。。。じゃないゴブゴブご無沙汰でしたあ。

>「桜の木の下に死体」

そうなんだよね、かすかな記憶なんだけど、何の話からこの逸話があったんだかなあ。
どうにも思い出さないです。
昔の作家の本も久しぶりにおもしろかったですよん。
2013.04.08 Mon 13:27 URL [ Edit ]

- 監督

西行の歌、いいですね。
死を予感して詠んだんでしょうが、すがすがしい。
確か、願いどおりに逝かれた筈。
2013.04.13 Sat 02:51 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆監督さん
そうなんです、すがすがしいですよね。
なにより躍動感あるリズムが、歌の内容の重さを感じさせず、むしろ潔いです。
これが、悟りなんでしょうか。
2013.04.13 Sat 22:03 URL [ Edit ]

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