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王羲之とそして円空さん@トーハク

2013.03.01
2013.2.28(木) 

相方から急にお許しがでて、急遽トーハクに行って来ました。




書聖の名をほしいままにした王羲之ですが、真筆は残っていません。
4世紀、日本ではいまだ大多数の人が竪穴式住居に住まい、古墳がど~のこ~のな時代。
中国ではすでに中央集権の政治体制がとっくに確立し、そんな時代に王羲之は書の真髄を極めていく。。。

文字というものが、単に意志や情報を伝えるだけの手段ではないこと
そこに文字の形としての美しさ、紙の上に浮かぶ艶めかしさ
学ぶほど、習うほどにままならない生きもの

そして、王羲之の書は自らを遺伝子のラセンに姿を変え、
歴代の皇帝によって拓本、摸本、いわゆる複製にすることによって、後世にわずかではありますが
伝えられています。

一人の天才的な書家の書が、皇帝の手中に収められ、一般人の目の届かないところで
脈々と伝えられていく

このことは、実に不思議なことですが、現代においても書を学ぶスタイルとなんら変わりません。
まず、お手本を下に敷いてなぞる。次はお手本を横に置いて真似る。
最後だけがちょっと違って、自らの意志で書く。
上手を範として、手中に収めていくことの喜びが、一同に集まった王羲之の拓本からもひしひしと伝わります。

しかし、読めない名文をなんとしても読もうとするあまり、もう後半はクタクタでした。
また、様々な蘭亭序を映像にしてまとめた内田洋行の映像はちょっと目が釘付けでした。

クタクタになった王羲之の後は、円空さんです。
1本の木を縦に割り、あまり時間をかけずに仏の姿に変えていく円空仏は、
温かみのあるちょっとユーモラスなお顔とその厚みのない木から思わぬ立体感を生んでいく技法で
請われれば容易く飛騨の村人たちに彫り与えたという情け深いお坊様なのです。

荒々しい中にも温かい両面宿儺坐像、やさしいお顔の薬師如来立像、そぼくな三十三観音立像、
最低限なノミさばきの中に木肌からほとばしる生命感や木が本来もつ力がみなぎってきて
本当に見飽きなく、また癒されます。

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Comment

円空仏 - 岐阜ぺんぎん

トーハク
期間中には行けそうにもありません

ずらりと並んだ円空さんも 圧巻でしょうけど やはり 現地(飛騨)へ起こしくださいませ(美濃にもおられます)
空気感が違いますよ
2013.03.02 Sat 08:18 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆岐阜ぺんぎん さん
円空仏はほんとにやさしげないいお顔ですね。
高山の千光寺さんには、いっぱいいらっしゃるようなので
いずれ現地でも拝見したいですね。
2013.03.02 Sat 10:48 URL [ Edit ]

- 坂月沢蚊

王羲之は高校の授業で学びました。
当時はどんな偉大な人か知らなかったけど、とても綺麗な字体だなと感じたのを覚えています。
2013.03.03 Sun 17:59 URL [ Edit ]

- おでこ

円空展行きましたが・・何でまた円空さんはああいうものを作ったのか気になります。あの愛らしさは古代インドの神々の彫像を思わせますが。土着の神道的なものとか・・
2013.03.03 Sun 21:48 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆坂月沢蚊さん
王羲之の楷書は、書道のお手本中のお手本ですね。
奈良時代の日本でもすでに書のお手本として、ゆるぎないものだったそうです。
やはり、すごいものを見た。というのが、率直な感想でした。

☆おでこさん
円空さんの仏さまは、円空さんの心からほとばしるオリジナルなのでしょうと思います。
双六岳、笠ヶ岳など飛騨からの山々を修行しているはずなので、
お山からの霊気を身を持ってうけとめたのでしょうね。
おでこさんが古代インドの神々を感じたなら、
それは円空さんの愛は、世界万物にも通じる普遍のものなのだと思いました。
また会いたいな、円空仏!
2013.03.03 Sun 22:49 URL [ Edit ]

- きぬ

近々、円空仏さんに会いに行こうと計画中です。
素朴で憂いを含んだお顔
楽しみです、
2013.03.04 Mon 21:48 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆きぬさん
円空さんの会場は空気感が違いますよ。
まるで森の中に入ったように感じるはずです。
2013.03.04 Mon 23:30 URL [ Edit ]

- まきくま

ぜぜさん あえてうれしかったよー。
なんだか会えるときはけっこう続けて会えるもんだね。
ふたつの展覧会、見る順番間違えるとたいへんでしたね。
王羲之→円空で大正解!!
円空さんの会場は、ほんとに癒されるよね。
うん。離れたくなくなるもんね。
2013.03.11 Mon 16:38 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆まっきー
どもどもこちらこそ会えてよかったです~
王羲之はほんとくたくただったので、
円空さんのほんわかした空気は、また癒されたいなあと思いますよ~
いい企画でしたあ。
2013.03.11 Mon 21:31 URL [ Edit ]

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