大菩薩嶺
2013.01.29
2011.1.27(日) 
冬の陽は、夏のそれにも負けないくらい眩しく暖かい。そしてありがたいもの。
風のないそんな1日、雪面を一歩一歩踏みしめながら、お日様に感謝し、お山に感謝する。
楽しい時間をありがとうと

唐松尾根から大菩薩湖と富士山

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冬の陽は、夏のそれにも負けないくらい眩しく暖かい。そしてありがたいもの。
風のないそんな1日、雪面を一歩一歩踏みしめながら、お日様に感謝し、お山に感謝する。
楽しい時間をありがとうと

唐松尾根から大菩薩湖と富士山

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御坂峠を下っていく時はたいがい夜明け前。
その坂の途中から見渡すフルーツ公園あたりから、甲府の街中は夜景がとても美しい。
月が太陽にその座を明け渡すひととき、ぶどう棚の先のそのまた先の山の端には、
もうすぐ満月を迎える月が沈もうとするその時、控え目に野外劇を演じる。
それは、山の端に沿って光の帯を作り、黄金色にしばらく輝いていた。
やがて、その出番を待っていた太陽がにわかに動き出す。
藍から紫に、そして朱を掃きながら、あたりは白々として明けていった。
裂石バス停の状況がわからなかったので、塩山駅で朝食をとり、トイレを借ります。
バス停とその先にあるトイレは冬季でも使用可能でした。
車は、5分程走ったゲートまで入ることができます。
丸川峠との分岐のあるこの広場には、10台程駐車可能でしょうか。
なんとなく寒いので、少し車の中でぐずぐずしますが、やがて意を決して出発です。
車道でいきなりコケます。。。
車道を少し行くと、登山道が分岐します。一旦車道に出て右手に下り、
千石茶屋は建て替えられていましたが営業はしてないです。
古い車道はすぐに終わって、ここからまた登山道再開です。
ノーアイゼンで行きますが、斜度が増してきたあたりで怖いので、ぜいぜいだけアイゼンを付けます。
その間に相方先にずんずん行ってしまいます。
いつものことですが、一人になると他の登山者にも追い越されて、たった一人で登っていくようになります。
そして、この一人歩きが実は、自然と語りながらとなってほんとにいいひとときなのです。
まあ、半分は「ロッヂ長兵衛まだかよ」と呪詛の言葉にもなっていますが。。。
一箇所土砂崩れでルートが変わっていましたが、標高を上げていくと南アの展望が開け、
ヤマナシ森林100選の森でもある界隈は、ブナやミズナラも大きなものが多くりっぱです。

クリックで大きくなります
まだかあと思う頃、斜面を登った目の前に、ひょっこりと上日川峠のロッヂ長兵衛が現れます。
こちらは冬季も営業中で、この先の福ちゃん荘は閉まっていました。

福ちゃん荘から登山道は大菩薩峠と雷岩とに分岐します。
今日は雷岩に向かう唐松尾根に取り付きます。
中々ピッチが上がらず、相変わらず相方からはずんずん引き離されていきます。

一旦鞍部に下って再び登り返すと、だんだん展望が開けてきて、終始背後に富士山を背負うようになります。

きょうは雲一つない上天気なので、開けた展望はただただうれしく、にんまりです。
やがて雷岩から手を振っている相方が見えて、すぐに稜線に出ました。

雷岩
若干風がありますが、耐えられないほど寒くはなく、ここでラーメンを作ってお昼にします。
温かいふるさとレモンとコーヒーまで作って、ほっこりします。
団体さんが登ってきたのを汐に大菩薩嶺に向かいます。

南アの展望


大菩薩嶺までは、薄暗い樹林帯を行きますが、雪の白さと黒木のコントラストは、雪のない時期よりも
見栄えがします。
大菩薩嶺からは、まっすぐに下ったかと思うと、急に進路を左に振るので、「何や戻るんかい」みたいな
不思議なルート取りです。
左に尾根を見ながらトラバースして、ぽこを更に3つほどピークを避けてトラバースすると、
やっと丸川峠を俯瞰する場所にでました。
峠は上から眺めると、スイスみたいな草原の中にあって、とてもいい雰囲気です。



丸川峠は山に囲まれた凹状の所にあり、小屋からは午後の物憂げなラジオの音が微かに流れてきます。
なんだか仙人でも住んでいそうなゆったりとした時間が流れます。
まだまだ先があるので、すぐに歩き始めるとします。目の前には富士山もちょこっとのぞいています。

ここからの下りがしんどかった。
急斜面のうえ、所々岩がでていたり、凍っていたり、かと思うと土が出ていて、路面が落ち着きません。
そろそろ泣き言が出てきて、やっと林道に降り立ちました。
駐車場では、おもわずそこに居合わせた方々に「お疲れ様でしたあ」と声がでてしまいます。
変なおばさんと思われたかもだけど、居合わせた方々も返事を返してくれました。
最期が辛かったけど、いい陽だまりハイキングとなりました。
***コースタイム***
自宅4:30~塩山駅6:25/6:50~車止めゲートP7:13/7:30~上日川峠9:30/9:45~雷岩11:40/12:25~
大菩薩嶺12:32~丸川峠13:45/13:50~ゲートP15:35
***覚え書き***
・裂石バス停、その先、上日川峠、福ちゃん荘前分岐には、冬季もトイレ開放
・ロッヂ長兵衛、まるかわ荘は営業
・ゲート前駐車場は10台ほど、その少し下の川沿いにも駐車場あり
・12本爪アイゼン、ストック、オーバーシェル、オーバーズボン
より大きな地図で 大菩薩嶺 を表示
その坂の途中から見渡すフルーツ公園あたりから、甲府の街中は夜景がとても美しい。
月が太陽にその座を明け渡すひととき、ぶどう棚の先のそのまた先の山の端には、
もうすぐ満月を迎える月が沈もうとするその時、控え目に野外劇を演じる。
それは、山の端に沿って光の帯を作り、黄金色にしばらく輝いていた。
やがて、その出番を待っていた太陽がにわかに動き出す。
藍から紫に、そして朱を掃きながら、あたりは白々として明けていった。
裂石バス停の状況がわからなかったので、塩山駅で朝食をとり、トイレを借ります。
バス停とその先にあるトイレは冬季でも使用可能でした。
車は、5分程走ったゲートまで入ることができます。
丸川峠との分岐のあるこの広場には、10台程駐車可能でしょうか。
なんとなく寒いので、少し車の中でぐずぐずしますが、やがて意を決して出発です。
車道でいきなりコケます。。。
車道を少し行くと、登山道が分岐します。一旦車道に出て右手に下り、
千石茶屋は建て替えられていましたが営業はしてないです。
古い車道はすぐに終わって、ここからまた登山道再開です。
ノーアイゼンで行きますが、斜度が増してきたあたりで怖いので、ぜいぜいだけアイゼンを付けます。
その間に相方先にずんずん行ってしまいます。
いつものことですが、一人になると他の登山者にも追い越されて、たった一人で登っていくようになります。
そして、この一人歩きが実は、自然と語りながらとなってほんとにいいひとときなのです。
まあ、半分は「ロッヂ長兵衛まだかよ」と呪詛の言葉にもなっていますが。。。
一箇所土砂崩れでルートが変わっていましたが、標高を上げていくと南アの展望が開け、
ヤマナシ森林100選の森でもある界隈は、ブナやミズナラも大きなものが多くりっぱです。

クリックで大きくなります
まだかあと思う頃、斜面を登った目の前に、ひょっこりと上日川峠のロッヂ長兵衛が現れます。
こちらは冬季も営業中で、この先の福ちゃん荘は閉まっていました。

福ちゃん荘から登山道は大菩薩峠と雷岩とに分岐します。
今日は雷岩に向かう唐松尾根に取り付きます。
中々ピッチが上がらず、相変わらず相方からはずんずん引き離されていきます。

一旦鞍部に下って再び登り返すと、だんだん展望が開けてきて、終始背後に富士山を背負うようになります。

きょうは雲一つない上天気なので、開けた展望はただただうれしく、にんまりです。
やがて雷岩から手を振っている相方が見えて、すぐに稜線に出ました。

雷岩
若干風がありますが、耐えられないほど寒くはなく、ここでラーメンを作ってお昼にします。
温かいふるさとレモンとコーヒーまで作って、ほっこりします。
団体さんが登ってきたのを汐に大菩薩嶺に向かいます。

南アの展望


大菩薩嶺までは、薄暗い樹林帯を行きますが、雪の白さと黒木のコントラストは、雪のない時期よりも
見栄えがします。
大菩薩嶺からは、まっすぐに下ったかと思うと、急に進路を左に振るので、「何や戻るんかい」みたいな
不思議なルート取りです。
左に尾根を見ながらトラバースして、ぽこを更に3つほどピークを避けてトラバースすると、
やっと丸川峠を俯瞰する場所にでました。
峠は上から眺めると、スイスみたいな草原の中にあって、とてもいい雰囲気です。



丸川峠は山に囲まれた凹状の所にあり、小屋からは午後の物憂げなラジオの音が微かに流れてきます。
なんだか仙人でも住んでいそうなゆったりとした時間が流れます。
まだまだ先があるので、すぐに歩き始めるとします。目の前には富士山もちょこっとのぞいています。

ここからの下りがしんどかった。
急斜面のうえ、所々岩がでていたり、凍っていたり、かと思うと土が出ていて、路面が落ち着きません。
そろそろ泣き言が出てきて、やっと林道に降り立ちました。
駐車場では、おもわずそこに居合わせた方々に「お疲れ様でしたあ」と声がでてしまいます。
変なおばさんと思われたかもだけど、居合わせた方々も返事を返してくれました。
最期が辛かったけど、いい陽だまりハイキングとなりました。
***コースタイム***
自宅4:30~塩山駅6:25/6:50~車止めゲートP7:13/7:30~上日川峠9:30/9:45~雷岩11:40/12:25~
大菩薩嶺12:32~丸川峠13:45/13:50~ゲートP15:35
***覚え書き***
・裂石バス停、その先、上日川峠、福ちゃん荘前分岐には、冬季もトイレ開放
・ロッヂ長兵衛、まるかわ荘は営業
・ゲート前駐車場は10台ほど、その少し下の川沿いにも駐車場あり
・12本爪アイゼン、ストック、オーバーシェル、オーバーズボン
より大きな地図で 大菩薩嶺 を表示
Comment
- らえ
大菩薩でまさかぜいぜいさんを追い抜かしてるとは気付かず。。。w
当日はいい天候と景色でよかったですね。
お疲れ様でした♪
当日はいい天候と景色でよかったですね。
お疲れ様でした♪
2013.01.29 Tue 19:44 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆らえさん
こちらもまったく気づきませんでした。
暖かかったので、ぽかぽかといい雪山ハイキングでしたね。
こちらもまったく気づきませんでした。
暖かかったので、ぽかぽかといい雪山ハイキングでしたね。
こんばんは^^ - condor
ここは冬山も含めて何度も登りましたのでよく分かりますよ^^
私はいつも雷岩へと登って大菩薩嶺で折り返し、大菩薩峠へと向かうコースを歩き
ますが、丸川峠へと下るのも楽しそうですね。
丸山峠から車までは林道歩きでしょうか???
CTだと90分程度掛かっているようですが、退屈なコースでなければ面白そうです。
雷岩からの富士山や南アの展望は最高ですよね。
1枚目も7枚目もビューティフルです☆
私はいつも雷岩へと登って大菩薩嶺で折り返し、大菩薩峠へと向かうコースを歩き
ますが、丸川峠へと下るのも楽しそうですね。
丸山峠から車までは林道歩きでしょうか???
CTだと90分程度掛かっているようですが、退屈なコースでなければ面白そうです。
雷岩からの富士山や南アの展望は最高ですよね。
1枚目も7枚目もビューティフルです☆
- ろび
大菩薩からの富士山を眺める画って
みんなの心のふるさとっぽいよね。
なんたって私もそうだけど 高尾、富士以外の初めてのお山の人多いんちゃうかな
だから、たまに思い出したように行きたくなる
丸川峠の方面はまだ行ったことなし
今度は私もそっち方面のばしてみよっと
峠の小屋の評判もいいみたいだしね
みんなの心のふるさとっぽいよね。
なんたって私もそうだけど 高尾、富士以外の初めてのお山の人多いんちゃうかな
だから、たまに思い出したように行きたくなる
丸川峠の方面はまだ行ったことなし
今度は私もそっち方面のばしてみよっと
峠の小屋の評判もいいみたいだしね
2013.01.30 Wed 12:28 URL [ Edit ]
- 監督
横着ですが、ろびさんの後半コメントに同じです。
2013.01.30 Wed 13:39 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆condorさん
この日はバッチリの展望で、南アも手に取るようにでした。
展望という感じでは、大菩薩嶺より大菩薩峠に下ったほうがいいですが
こっちのコースは展望は期待できないです。ただ、丸川峠の界隈はちょっとハイジがでてきそうな雰囲気で、
植生保護柵があったので、もしかしたら、お花がいっぱい咲くのかもです。
丸川峠からは、岩がちの急下降でちょっとしんどいです。
最期の1/5位の距離が林道でしょうか。
☆ろびさん
大菩薩はほんと久しぶりでしたあ。
あの展望がたまらんよね。
まるかわ荘はマイカップ持参だとコーヒー350円だって。
お花の時期がよさげな気がするのだがどかな。
この日はバッチリの展望で、南アも手に取るようにでした。
展望という感じでは、大菩薩嶺より大菩薩峠に下ったほうがいいですが
こっちのコースは展望は期待できないです。ただ、丸川峠の界隈はちょっとハイジがでてきそうな雰囲気で、
植生保護柵があったので、もしかしたら、お花がいっぱい咲くのかもです。
丸川峠からは、岩がちの急下降でちょっとしんどいです。
最期の1/5位の距離が林道でしょうか。
☆ろびさん
大菩薩はほんと久しぶりでしたあ。
あの展望がたまらんよね。
まるかわ荘はマイカップ持参だとコーヒー350円だって。
お花の時期がよさげな気がするのだがどかな。
- ぜいぜい
☆監督さん
丸川峠へのルートは展望はないんだけど、
まるかわ荘界隈がなんかいい感じなんですよ~
まったりコーヒーブレイクとかよさげですよ。
丸川峠へのルートは展望はないんだけど、
まるかわ荘界隈がなんかいい感じなんですよ~
まったりコーヒーブレイクとかよさげですよ。
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