八ヶ岳ー編笠山(2523.7m)
2013.01.21
2013.1.20(日) 
うかつだった、実にうかつだった。。。
自分の実力も顧みず、相方の「日曜は編笠山、下りは西岳回って帰ろうね~」の言葉に
まあ、過去に2回登っているし、雪の編笠山、西岳は周回したこともあったしと、軽い気持ちで返事した。
よく地図を見れば、富士見高原ゴルフコースPから山頂までは、標高差が1200m以上だった。
雪のコースとしてはきついはずだったなあ。

左から阿弥陀岳、赤岳、ギボシ
今回は、14日に降った大雪がしっかり残っていたことをうっかりしていたし、
それが、サラサラのパウダーで急斜面で踏ん張りが効かず難儀したです。
もう、後ろにひっくり返るかと思うほど。。。
さてさて事の顛末は。。。

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うかつだった、実にうかつだった。。。
自分の実力も顧みず、相方の「日曜は編笠山、下りは西岳回って帰ろうね~」の言葉に
まあ、過去に2回登っているし、雪の編笠山、西岳は周回したこともあったしと、軽い気持ちで返事した。
よく地図を見れば、富士見高原ゴルフコースPから山頂までは、標高差が1200m以上だった。
雪のコースとしてはきついはずだったなあ。

左から阿弥陀岳、赤岳、ギボシ
今回は、14日に降った大雪がしっかり残っていたことをうっかりしていたし、
それが、サラサラのパウダーで急斜面で踏ん張りが効かず難儀したです。
もう、後ろにひっくり返るかと思うほど。。。
さてさて事の顛末は。。。

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ここの所の寒さで、すっかり早起きが苦手になっているので、
少しでも朝ゆっくりしたいなと、今回は「道の駅 小淵沢」にて前泊とします。
どの位冷え込んだのか、車内は真夜中はシュラフの中でも結構な寒さでした。
翌朝、なんだかんだとシュラフからでられず、道の駅を出たのは7:20。。。
富士見高原ゴルフコースのPに移動して7:45やっと出発です。この時点で出遅れ感濃厚。。。
ゴルフ場より林道を登山口へと登っていきます。
案内標識を忠実に辿っていきます。


問題はこの先の案内板です。
平らな小広いところで、再度、西岳と編笠山の分岐がでてくるので、編笠山の方に向かいます。
そしてここから踏跡が尾根方向と谷側に下る方に分かれるのですが、ためらいなく尾根の踏跡に向かいます。
そこでもう1本林道にぶつかったところで、???です。
林道には右にも左にも踏跡があります。
そして前方の尾根にも登った跡が。。。
ここを地図上の不動清水と盃流しに至る林道と勘違いして、尾根を強引に登っていきますが、
いままでのはっきりしていた踏跡とは随分違って薄い踏跡になり、やがて消えてしまいます。
しばらく迷走しますが、おかしいので林道に下ると、後続の男性2人組も迷ってこちらのルートに来たみたいです。

林道で途方に暮れるの図
協議のすえ、この林道を東に向かえば、編笠山の登山道にぶつかるはずと、そちらに向かいます。
もう一回、林道を左に分けて、結局編笠山の登山道が最後に横切る林道でした。
とんだ時間ロスです。
まあ、平らな小広いところは谷筋に降りて、反対側の尾根に登るというのが正解だったようです。
下山時に確認しました。
それでもやっとちゃんとした登山道に戻れたので、やれやれと歩きだします。
ってか、立場山でもそうだったけど、道迷い多すぎ。。。

登山道が斜度を増してきたあたりで、アイゼンを装着します。
サラサラ雪とアイスが交互にやってくる所で、斜面を直登している踏跡を辿りますが、
これがきつくて、もうめげそうになります。

急登地帯が一段落すると、ここから延々とダラダラとした長い長い樹林帯が森林限界まで続きます。
もう、すべての気力を削ぐようなダラダラで、だんだん気合が入らなくなります。

もうこのダラダラで今の私のペースでは山頂は無理だなと思い、相方に一人で山頂に行ってもらい、
私は行けるところまででいいから、相方が折り返し下った所で合流しようと提案した。
ここから別行動、相方も相当きつかったらしく、4h15’のコースタイムを6h25’も掛かっていたし。
私といえば、早く相方下ってこないかなあと願いつつ、いつしか森林限界を超えていた。

森林限界を越えるとさらに風が強く、すこぶるの寒さでした。
岩岩地帯は、気を抜くと雪を踏み抜いてしまうので、注意しながらの歩みです。
やがて相方が下って来ました。山頂まではあと20分ほどの登りみたいで、空が見えたらと頑張って歩いてきたけれど、
私の電池もここまでのようです。
ここから往復40分掛けると、下山が18時を超えそうです。
ちょっと悲しいけれど、ここまで来れたので悔いはありません。
相方が寒風吹きすさむ山頂で赤岳や阿弥陀岳と対峙したと思うと、ちょっぴり悔しいですが、しかたないですね。

山頂へラストスパート

着いたあ

赤岳、ギボシ、権現岳

西の眼下に西岳、その奥に霧ヶ峰、美ヶ原、さらに中央アルプス?

はるかに蓼科山と北ア?
もう、相方ずるいずるい~
まあ、私も見ましたよ、富士山と南アルプスだあ

富士山に負けないくらい山梨の町々にも雪が残っています。

そして南アの雪は冬の凄まじい突風で吹き飛ばされているようです。
条件がよければ、広大な日本アルプスの大展望台な編笠山ですが、
風の強さと、ロングなコースは中々冬の展望を私にはみせてくれませんでした。
シリセードやグリセードを屈指して、下山はなんとかコースタイム通りに下ることができましたが
相当バテました。
林道手前で日没となり、夕闇の中なんとか駐車場にたどり着きました。

土曜日は西岳から編笠山までトレースがなく、1hのコースタイムを2h半掛けて周回したパーティもいたそうです。
冬山は、中々時間が読めませんね。
***コースタイム***
富士見高原ゴルフコースP 7:45~編笠山山頂14:10/14:20~富士見高原ゴルフコースP 17:25
少しでも朝ゆっくりしたいなと、今回は「道の駅 小淵沢」にて前泊とします。
どの位冷え込んだのか、車内は真夜中はシュラフの中でも結構な寒さでした。
翌朝、なんだかんだとシュラフからでられず、道の駅を出たのは7:20。。。
富士見高原ゴルフコースのPに移動して7:45やっと出発です。この時点で出遅れ感濃厚。。。
ゴルフ場より林道を登山口へと登っていきます。
案内標識を忠実に辿っていきます。


問題はこの先の案内板です。
平らな小広いところで、再度、西岳と編笠山の分岐がでてくるので、編笠山の方に向かいます。
そしてここから踏跡が尾根方向と谷側に下る方に分かれるのですが、ためらいなく尾根の踏跡に向かいます。
そこでもう1本林道にぶつかったところで、???です。
林道には右にも左にも踏跡があります。
そして前方の尾根にも登った跡が。。。
ここを地図上の不動清水と盃流しに至る林道と勘違いして、尾根を強引に登っていきますが、
いままでのはっきりしていた踏跡とは随分違って薄い踏跡になり、やがて消えてしまいます。
しばらく迷走しますが、おかしいので林道に下ると、後続の男性2人組も迷ってこちらのルートに来たみたいです。

林道で途方に暮れるの図
協議のすえ、この林道を東に向かえば、編笠山の登山道にぶつかるはずと、そちらに向かいます。
もう一回、林道を左に分けて、結局編笠山の登山道が最後に横切る林道でした。
とんだ時間ロスです。
まあ、平らな小広いところは谷筋に降りて、反対側の尾根に登るというのが正解だったようです。
下山時に確認しました。
それでもやっとちゃんとした登山道に戻れたので、やれやれと歩きだします。
ってか、立場山でもそうだったけど、道迷い多すぎ。。。

登山道が斜度を増してきたあたりで、アイゼンを装着します。
サラサラ雪とアイスが交互にやってくる所で、斜面を直登している踏跡を辿りますが、
これがきつくて、もうめげそうになります。

急登地帯が一段落すると、ここから延々とダラダラとした長い長い樹林帯が森林限界まで続きます。
もう、すべての気力を削ぐようなダラダラで、だんだん気合が入らなくなります。

もうこのダラダラで今の私のペースでは山頂は無理だなと思い、相方に一人で山頂に行ってもらい、
私は行けるところまででいいから、相方が折り返し下った所で合流しようと提案した。
ここから別行動、相方も相当きつかったらしく、4h15’のコースタイムを6h25’も掛かっていたし。
私といえば、早く相方下ってこないかなあと願いつつ、いつしか森林限界を超えていた。

森林限界を越えるとさらに風が強く、すこぶるの寒さでした。
岩岩地帯は、気を抜くと雪を踏み抜いてしまうので、注意しながらの歩みです。
やがて相方が下って来ました。山頂まではあと20分ほどの登りみたいで、空が見えたらと頑張って歩いてきたけれど、
私の電池もここまでのようです。
ここから往復40分掛けると、下山が18時を超えそうです。
ちょっと悲しいけれど、ここまで来れたので悔いはありません。
相方が寒風吹きすさむ山頂で赤岳や阿弥陀岳と対峙したと思うと、ちょっぴり悔しいですが、しかたないですね。

山頂へラストスパート

着いたあ

赤岳、ギボシ、権現岳

西の眼下に西岳、その奥に霧ヶ峰、美ヶ原、さらに中央アルプス?

はるかに蓼科山と北ア?
もう、相方ずるいずるい~
まあ、私も見ましたよ、富士山と南アルプスだあ

富士山に負けないくらい山梨の町々にも雪が残っています。

そして南アの雪は冬の凄まじい突風で吹き飛ばされているようです。
条件がよければ、広大な日本アルプスの大展望台な編笠山ですが、
風の強さと、ロングなコースは中々冬の展望を私にはみせてくれませんでした。
シリセードやグリセードを屈指して、下山はなんとかコースタイム通りに下ることができましたが
相当バテました。
林道手前で日没となり、夕闇の中なんとか駐車場にたどり着きました。

土曜日は西岳から編笠山までトレースがなく、1hのコースタイムを2h半掛けて周回したパーティもいたそうです。
冬山は、中々時間が読めませんね。
***コースタイム***
富士見高原ゴルフコースP 7:45~編笠山山頂14:10/14:20~富士見高原ゴルフコースP 17:25
Comment
- おネエ
雪に覆われた山は「美しい」と「キケン」の両極ですね~
雪山に行くことはないと思いますが、ぜいぜいちゃんの日記で怖さがよく判ります。
でも、美しい山に逢いたい。。。
よく頑張りました!途中で「辞める」勇気は絶対必要ですね。
実は「有馬」(六甲の登山口あたり)で遊んでいると小学生の僕を連れたお母様が「六甲はどこから登れるのでしょうか?」と尋ねてこられた。まぁ、おネエがリュック背負ってたからだと・・・
でも、どう見てもこの親子が道に迷ったら完全に「凍死」の装束だったので「辞めたらほうがいい」とアドバイス。六甲でも朝晩はマイナスになるし、もし下山できなかったらどうするの??って。
お母様は「そうですね。辞めます」って素直に断念されましたが、もうチョットちゃんと計画立てて登らないとね~
低山であろうと、冬山を甘くみてはいけないですね。
雪山に行くことはないと思いますが、ぜいぜいちゃんの日記で怖さがよく判ります。
でも、美しい山に逢いたい。。。
よく頑張りました!途中で「辞める」勇気は絶対必要ですね。
実は「有馬」(六甲の登山口あたり)で遊んでいると小学生の僕を連れたお母様が「六甲はどこから登れるのでしょうか?」と尋ねてこられた。まぁ、おネエがリュック背負ってたからだと・・・
でも、どう見てもこの親子が道に迷ったら完全に「凍死」の装束だったので「辞めたらほうがいい」とアドバイス。六甲でも朝晩はマイナスになるし、もし下山できなかったらどうするの??って。
お母様は「そうですね。辞めます」って素直に断念されましたが、もうチョットちゃんと計画立てて登らないとね~
低山であろうと、冬山を甘くみてはいけないですね。
2013.01.22 Tue 08:30 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おネエさん
冬山は気力、体力、地形を見る力が必要ですよね。
もちろん、充分な装備は当然ですが。。。
でも、相方と、「樹林帯の中でも、こんな寒い所でビバークになったら、死んじゃうね」と話しました。
無理せず、敗退することもやっぱ大切だよね。
冬山は気力、体力、地形を見る力が必要ですよね。
もちろん、充分な装備は当然ですが。。。
でも、相方と、「樹林帯の中でも、こんな寒い所でビバークになったら、死んじゃうね」と話しました。
無理せず、敗退することもやっぱ大切だよね。
風 - 日向葵
は、なかなか写し撮る事が難しいのですが、雪原上の風紋が綺麗ですね。(相方さんのお写真ですが)
写真で見ている分には、白と蒼の世界で綺麗なんですけどね〜。
厳しい世界ですね。
写真で見ている分には、白と蒼の世界で綺麗なんですけどね〜。
厳しい世界ですね。
2013.01.22 Tue 10:20 URL [ Edit ]
- yamaneko
ベテランもスマホの時代ですよ
山と高原の地図いいよ
山と高原の地図いいよ
2013.01.22 Tue 11:17 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆日向葵さん
雪に閉ざされたお山はほんとに美しいですよね。
だからこそ魅せられて深みにはまるのでしょうね。
山頂から下って来た人たちは、寒くて風が強くて、数分といられなかったと口々に言ってたなあ。
☆yamaneko さん
安全面を考えたら、スマホのGPSは有効でしょうね。
でも100%じゃない。。。
基本は紙の地形図とコンパスな、アナログなぜいぜい家です。
雪に閉ざされたお山はほんとに美しいですよね。
だからこそ魅せられて深みにはまるのでしょうね。
山頂から下って来た人たちは、寒くて風が強くて、数分といられなかったと口々に言ってたなあ。
☆yamaneko さん
安全面を考えたら、スマホのGPSは有効でしょうね。
でも100%じゃない。。。
基本は紙の地形図とコンパスな、アナログなぜいぜい家です。
- おくがけど
観音平のグリーンロッジからの方が、近くて標高差もないようだけど、冬季は入れんのかいな?
2013.01.22 Tue 22:23 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
ぶ~ぶが冬は入れないんねん。
山頂までいけたらなあ、すんごい展望なんだけどね~残念よ。
ぶ~ぶが冬は入れないんねん。
山頂までいけたらなあ、すんごい展望なんだけどね~残念よ。
こんばんは^^ - condor
お疲れ様でした☆
今回はカッコ良さもありましたが、ちょっとだけ笑える内容でしたね^^
トレースがあっても降りたての登山道は大変だと思います。
冬場は低山しか登りませんが、釈迦ヶ岳と三つ峠山で一番乗りしたことがあります。
ええ、死ぬほど大変でした^^;
網笠辺りは雪も軽くて歩きやすいんでしょうかね???
それでも大変ですよね~^^
観音平まで車で行ければ挑戦したい山です。
1、10、13枚目、カッコいいです☆
今回はカッコ良さもありましたが、ちょっとだけ笑える内容でしたね^^
トレースがあっても降りたての登山道は大変だと思います。
冬場は低山しか登りませんが、釈迦ヶ岳と三つ峠山で一番乗りしたことがあります。
ええ、死ぬほど大変でした^^;
網笠辺りは雪も軽くて歩きやすいんでしょうかね???
それでも大変ですよね~^^
観音平まで車で行ければ挑戦したい山です。
1、10、13枚目、カッコいいです☆
- ぜいぜい
☆condor さん
今回は、やっぱり早く起きなかったことと、道迷いが大きな敗因ですわあ。
トレースのない一番乗り、そりゃ体力的にもきついし、ルートわかんないし、大変さが目に浮かびました。
軽い雪はすんごく歩きにくかったです。
すぐ潜るし、急斜面地帯では潜った足元が岩っぽくて滑るんです。
下りなんか、せっかくみんながつけた踏み跡が、ぱふぱふでめちゃめちゃになって滑ることこの上なしでした。
もう少し時期が下って、雪がしまったほうが数段歩きやすですね。
今回は、やっぱり早く起きなかったことと、道迷いが大きな敗因ですわあ。
トレースのない一番乗り、そりゃ体力的にもきついし、ルートわかんないし、大変さが目に浮かびました。
軽い雪はすんごく歩きにくかったです。
すぐ潜るし、急斜面地帯では潜った足元が岩っぽくて滑るんです。
下りなんか、せっかくみんながつけた踏み跡が、ぱふぱふでめちゃめちゃになって滑ることこの上なしでした。
もう少し時期が下って、雪がしまったほうが数段歩きやすですね。
- ろび
お疲れさんどす
いや~ 寒さに心弱くなってきますよね。
これが年をとることなのか!?とシミジミ
日帰りコースでそれは無謀ですよん(笑
2010年1月に私達も造林小屋から西岳往復しましたが
標高差それでも1000mですねん
山頂で編笠に向かうパーティーいましたがテン泊でしたよ。
ぜぜさんは体力ありますって、私なんかよりずーっと
計画が今回のきつすぎですよって。
サラサラな雪の斜面って実は大変なんだよね
アリ地獄のようです
いや~ 寒さに心弱くなってきますよね。
これが年をとることなのか!?とシミジミ
日帰りコースでそれは無謀ですよん(笑
2010年1月に私達も造林小屋から西岳往復しましたが
標高差それでも1000mですねん
山頂で編笠に向かうパーティーいましたがテン泊でしたよ。
ぜぜさんは体力ありますって、私なんかよりずーっと
計画が今回のきつすぎですよって。
サラサラな雪の斜面って実は大変なんだよね
アリ地獄のようです
2013.01.23 Wed 12:31 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ろびさん
ほんときつかったっよ~
相方も天女山から権現よりきついっていってましたん。
体力、ほんとにないし、速くも歩けないし、もうマイペースだあって威張って歩くよりほかないです。
サラサラ雪、そうそうあり地獄、言い得て妙ですわあ。
ほんときつかったっよ~
相方も天女山から権現よりきついっていってましたん。
体力、ほんとにないし、速くも歩けないし、もうマイペースだあって威張って歩くよりほかないです。
サラサラ雪、そうそうあり地獄、言い得て妙ですわあ。
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