湯桧曽川流域-東黒沢~宝川流域-ウツボギ沢左俣~白毛門 1日目
2012.09.26
2012.9.22(土)
~23(日)
宝川流域と言えば、まず真っ先にナルミズ沢を思い浮かべる人が多いでしょう。
ぜいぜい家も沢を初めた年に憧れのナルミズ沢を遡行し、そのすばらしさに感動しました。
そんなナルミズ沢に隠れて目立たぬ存在のウツボギ沢ですが、20mの大滝を擁し、
奥には十以上あろうかという3~10mクラスの小滝やナメ滝が、分刻みで登場する飽きさせない沢なのです。

ウツボギ沢大滝
1日目のウェブアルバムはこちらから
この沢を癒し系の東黒沢から継続遡行すると、スラブ滝~ナメ~大滝~小滝群と
なんとも贅沢に滝場のデパートとも言うべき初級者が楽しめる沢となるのです。
ただし、雨じゃなければね、雨じゃなきゃ。。。

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宝川流域と言えば、まず真っ先にナルミズ沢を思い浮かべる人が多いでしょう。
ぜいぜい家も沢を初めた年に憧れのナルミズ沢を遡行し、そのすばらしさに感動しました。
そんなナルミズ沢に隠れて目立たぬ存在のウツボギ沢ですが、20mの大滝を擁し、
奥には十以上あろうかという3~10mクラスの小滝やナメ滝が、分刻みで登場する飽きさせない沢なのです。

ウツボギ沢大滝
1日目のウェブアルバムはこちらから
この沢を癒し系の東黒沢から継続遡行すると、スラブ滝~ナメ~大滝~小滝群と
なんとも贅沢に滝場のデパートとも言うべき初級者が楽しめる沢となるのです。
ただし、雨じゃなければね、雨じゃなきゃ。。。

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きょうの白毛門登山口の駐車場は1/3程の埋まり具合です。
キャニオリングの左岸の踏跡をたどって河原地帯をパスすると、丁度岩盤の発達した楽しいところから遡行を初めます。

クリックで大きくなります
群馬県はニュースでは、ここの所まとまった雨が少ないようで東黒沢の流れも通常より少なめです。
先行者の踏み跡は1パーティのみのようで、このパーティも広河原でビバークだったようです。
沢登りのプロローグとして、お日様に照らされたスラブと水のきらめきは、いやがうえにも気分を高めてくれて
初めてこの沢を訪れる人ならば、曲がり角の先に次はどんな風景が展開されるのだろうと、ワクワクするに違いありません。
少しだけ沢幅が狭まって右手に岩峰群がそびえてくると、
沢がぐっと左にカーブを切った先に、ハナゲノ滝は優美な姿を現します。

今日は水流が少ないので、思い切って上段の水流をまたぎ、水線右手に出て落ち口まで登ることが出来ました。
3回目にして初めてこの滝を巻かずに登れたことが今回の収穫でした。
この先で沢は左俣に白毛門沢を分け、東黒沢は右俣へと続いていきます。
ちょっとしたスラブ滝を越えていくと、ミニゴルジュです。
水が少ないから水線突破かなと進みますが、やはり腰以上になってしまうので、左岸の踏み跡を巻いてしまいます。
その上の左から直角に入る滝の左の岩盤を難なく超えて、滝上にでます。左岸には枝沢の滝が掛かっています。

三段10mは前回は水線右を登ったので、今回は左を行ってみます。どちらも同程度でした。

ここから適度にナメ滝を交えながら、気持ちのいいナメが延々と続いていきます。
釜の沢のナメがいったい何個分かなと言うくらい続いてほんと癒し系です。
秋のお花も盛りを迎えて、トリカブトやアザミの紫は渓畔林の中では、一際目立ってその姿が際立ちます。

多段の滝上部は何やら前回と趣きが変わっていると思ったら、
左岸の岩盤が大きく崩れたようで、岩屑が生々しく溜まっていました。
しっかりとした一枚岩のようだったけど、自然の力は恐ろしい。。。

前回地獄の藪こぎをした1040mの二俣はしっかりと左俣に入り、次の1080mの二俣はテープの指示通り右俣です。
いくつか小滝が現れますがどれも容易く、またCS滝はしっかり巻道もあります。
いよいよ水も涸れ、沢はボサがかぶるようになってきます。
最後の二俣を左に取ると、鞍部のやや西寄りに出ました。
薄い踏み跡を少し東に戻ると木に赤テがあって、そこから北に下っていきます。

ここからの踏み跡はしっかりしていました。やがて沢型が現れてここを下降していきます。
いくつかの支沢を交えながら、7つ程の小さな滝場をクライムダウンしていきます。
特に難しくなく、倒木の掛かっていた所は巻道もありました。
のろまなぜいぜい家は1hちょっとでウツボギ沢本流へとたどりつきました。
下降した支沢との合流点が、丁度いい泊り場だったので、ここに決めてテントを張ります。

そしてこの青空から3h後にポツリと雨粒が落ちてこようとは、誰が想像したでしょう。。。

ウツボギ沢本流に続く
国土地理院地形図、東黒沢~ウツボギ沢
***1日目コースタイム***
自宅9/21,20:50~道の駅月夜野矢瀬親水公園0:25/7:00~白毛門登山口P7:15/7:30~白毛門沢出合8:44~
奥の二俣1080m圏11:24~丸山乗越12:48~ウツボギ沢本流出合14:04
キャニオリングの左岸の踏跡をたどって河原地帯をパスすると、丁度岩盤の発達した楽しいところから遡行を初めます。

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群馬県はニュースでは、ここの所まとまった雨が少ないようで東黒沢の流れも通常より少なめです。
先行者の踏み跡は1パーティのみのようで、このパーティも広河原でビバークだったようです。
沢登りのプロローグとして、お日様に照らされたスラブと水のきらめきは、いやがうえにも気分を高めてくれて
初めてこの沢を訪れる人ならば、曲がり角の先に次はどんな風景が展開されるのだろうと、ワクワクするに違いありません。
少しだけ沢幅が狭まって右手に岩峰群がそびえてくると、
沢がぐっと左にカーブを切った先に、ハナゲノ滝は優美な姿を現します。

今日は水流が少ないので、思い切って上段の水流をまたぎ、水線右手に出て落ち口まで登ることが出来ました。
3回目にして初めてこの滝を巻かずに登れたことが今回の収穫でした。
この先で沢は左俣に白毛門沢を分け、東黒沢は右俣へと続いていきます。
ちょっとしたスラブ滝を越えていくと、ミニゴルジュです。
水が少ないから水線突破かなと進みますが、やはり腰以上になってしまうので、左岸の踏み跡を巻いてしまいます。
その上の左から直角に入る滝の左の岩盤を難なく超えて、滝上にでます。左岸には枝沢の滝が掛かっています。

三段10mは前回は水線右を登ったので、今回は左を行ってみます。どちらも同程度でした。

ここから適度にナメ滝を交えながら、気持ちのいいナメが延々と続いていきます。
釜の沢のナメがいったい何個分かなと言うくらい続いてほんと癒し系です。
秋のお花も盛りを迎えて、トリカブトやアザミの紫は渓畔林の中では、一際目立ってその姿が際立ちます。

多段の滝上部は何やら前回と趣きが変わっていると思ったら、
左岸の岩盤が大きく崩れたようで、岩屑が生々しく溜まっていました。
しっかりとした一枚岩のようだったけど、自然の力は恐ろしい。。。

前回地獄の藪こぎをした1040mの二俣はしっかりと左俣に入り、次の1080mの二俣はテープの指示通り右俣です。
いくつか小滝が現れますがどれも容易く、またCS滝はしっかり巻道もあります。
いよいよ水も涸れ、沢はボサがかぶるようになってきます。
最後の二俣を左に取ると、鞍部のやや西寄りに出ました。
薄い踏み跡を少し東に戻ると木に赤テがあって、そこから北に下っていきます。

ここからの踏み跡はしっかりしていました。やがて沢型が現れてここを下降していきます。
いくつかの支沢を交えながら、7つ程の小さな滝場をクライムダウンしていきます。
特に難しくなく、倒木の掛かっていた所は巻道もありました。
のろまなぜいぜい家は1hちょっとでウツボギ沢本流へとたどりつきました。
下降した支沢との合流点が、丁度いい泊り場だったので、ここに決めてテントを張ります。

そしてこの青空から3h後にポツリと雨粒が落ちてこようとは、誰が想像したでしょう。。。

ウツボギ沢本流に続く
国土地理院地形図、東黒沢~ウツボギ沢
***1日目コースタイム***
自宅9/21,20:50~道の駅月夜野矢瀬親水公園0:25/7:00~白毛門登山口P7:15/7:30~白毛門沢出合8:44~
奥の二俣1080m圏11:24~丸山乗越12:48~ウツボギ沢本流出合14:04
Comment
最後の何枚か - 日向葵
水面の写真が良いですね。水の涼しげな感じや、躍動美があっていいですね。何はともあれご無事の生還で何よりです。
2012.09.26 Wed 19:27 URL [ Edit ]
>ゴルジュ - 河童
豪快に泳ぎ突破する
ぜいぜいさんの勇姿を観てみたい・・・(^o^)
ぜいぜいさんの勇姿を観てみたい・・・(^o^)
2012.09.27 Thu 05:43 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆日向葵さん
どもありがとうです。
水面って撮りだすと表情がいろいろでおもしろいですね。
今回はお天気に泣かされましたが、無事に帰れてほんとよかったです。
☆河童ちゃん
こに時期はさすがにそれはきびしす。。。
どもありがとうです。
水面って撮りだすと表情がいろいろでおもしろいですね。
今回はお天気に泣かされましたが、無事に帰れてほんとよかったです。
☆河童ちゃん
こに時期はさすがにそれはきびしす。。。
ナメの沢 - らえ
いいですね!谷川周辺の沢。
私も今年は1度は行きたいと思いながら、天候に左右され行かれず。。。
私もナルミズ沢は憧れですけど、なんか行きたい場所沢山あってドレもこれも憧れですw
私も今年は1度は行きたいと思いながら、天候に左右され行かれず。。。
私もナルミズ沢は憧れですけど、なんか行きたい場所沢山あってドレもこれも憧れですw
2012.09.30 Sun 20:45 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆らえさん
谷川周辺の沢ってスラブが発達していて明るくて、
西丹沢の沢のスケールを大きくした感じですね。
ただ私には難しいので、行ける所は限られちゃうんですけどね~
>なんか行きたい場所沢山あって
そういう時って楽しいですよね。
私は最近おじけ虫がついちゃって、相方に引っ張られながらになっちゃってます。。。
谷川周辺の沢ってスラブが発達していて明るくて、
西丹沢の沢のスケールを大きくした感じですね。
ただ私には難しいので、行ける所は限られちゃうんですけどね~
>なんか行きたい場所沢山あって
そういう時って楽しいですよね。
私は最近おじけ虫がついちゃって、相方に引っ張られながらになっちゃってます。。。
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