奥秩父、十文字峠
2012.06.26
2012.6.17(日)
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梅雨時の天候には毎度翻弄されてしまい、中々計画通りには事が運ばない。
日曜は雨と言われていた予報は、週末が近づいてくるとロスタイムでシュートよろしく少し快方に向かったようです。
7月号の岳人の小さな記事で、毛木平から西沢の支流である三宝沢を詰め、三宝山へという記事が載っていた。
出合いこそ倒木がうるさいらしいが、二俣を過ぎてからは順層で傾斜もさほどないナメが続き、
やがて苔むした原生林からシャクナゲの密藪を越えて三宝山の山頂へと誘われるのだという。
シャクナゲの密藪というのが、ちょっとひっかかりもするが、
奥秩父らしいやさしい雰囲気の原生林を縫って続く沢にとても興味がわく。
と、計画をたてたものの、南清里道の駅で迎えた朝は、土砂降りの歓迎だった。。。

画像をクリックするとウェブアルバムにリンクします。

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梅雨時の天候には毎度翻弄されてしまい、中々計画通りには事が運ばない。
日曜は雨と言われていた予報は、週末が近づいてくるとロスタイムでシュートよろしく少し快方に向かったようです。
7月号の岳人の小さな記事で、毛木平から西沢の支流である三宝沢を詰め、三宝山へという記事が載っていた。
出合いこそ倒木がうるさいらしいが、二俣を過ぎてからは順層で傾斜もさほどないナメが続き、
やがて苔むした原生林からシャクナゲの密藪を越えて三宝山の山頂へと誘われるのだという。
シャクナゲの密藪というのが、ちょっとひっかかりもするが、
奥秩父らしいやさしい雰囲気の原生林を縫って続く沢にとても興味がわく。
と、計画をたてたものの、南清里道の駅で迎えた朝は、土砂降りの歓迎だった。。。

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朝、車の下にしまっておいた登山靴が置いた場所がタイヤ近かったようで、片足だけ水が入ってしまう。
どうせこの雨だし止みそうな雰囲気ではない。
それでも、一応登山口に向かってみようと車を毛木平まで走らせます。
早朝の川上村のレタス畑には植えて間もない小さなレタスやサニーレタスの苗が一面に広がります。
たっぷりな雨の水分をぐいぐい吸い込んで、どんどん成長していく植物たちには紛れも無い恵みでも
遊び人の私達には、ちょっと恨めしげでもあります。
毛木平には15台程の車、不在の車はこの雨の中を出発していったのでしょう。
準備中のグループもいます。
そして、私達が雨が止むのだろうかと車中で思案している間にも、まだ数台の車がやってきます。
もうバカみたいに1時間程車中にいますが、この雨の中を行く根性はありません。
もう9時になるという時間にあたりの風景が和らいできて、やがて、山の稜線もはっきりとしてきて
雨が上がったことを知らせます。
待った甲斐があったというものですが、今から沢では時間的にはとても無理。
まあ、待っている時間から行くなら十文字峠ピストンと決めてはいたのですが。。。

雨上がりの毛木平 クリックで大きくなります
しっとりと水分を含んだ森の美しさは今更言うまでもありませんが、
「水滴がボタボタ落ちるんだよ、ごるあ~」なんてはしたないことは一切言わず、「きれいだね~」と
満面の笑みで歩きます。

サルオガセ、お前はとろろ昆布かと乾燥している時は、どおってことなく通り過ぎますが、
さすがに霞を養分にしている地衣類なので、水滴を含んだようすはなんとも鮮やかです。
雨上がりにもかかわらず、森の保水力の高い奥秩父のここは、川が濁ることもなく、清らかな流れです。
そんな西沢の橋を渡って行くと、やがてひっそりと佇む五里観音の石像から小さな沢沿いを登っていきます。
苔むした石や倒木に柔らかな日が差し始めて、朝の雨がうそのようです。

そうそう中が濡れた登山靴はどうしたんだとお思いでしょう。
今日は沢予定だったので、しっかりネオプレーン製の靴下を持ってきていたので、それを履いて快適に歩けました。
もちろん、生乾きで履いてますから、とってもいい香りのおみやげつきでしたが。。。
登山道が沢を離れると水場を越して、どんどん登っていきます。
二人を追い抜き、いつもなら後続者に追い越されることが常ですが、今日はなんだか快調に歩いていきます。
それでもしつこいほど写真をたくさん撮りながら、森の空気を感じながら歩くことはとても楽しいことです。
鳥たちは雨が上がると、次々にさえずり始めて、森じゅう大合唱です。
目にも耳にも極楽な世界です。
八丁坂の頭に着くと、それから登山道は十文字小屋までトラバースになるので、しんどいことはありません。
11時前に十文字小屋に到着です。

小屋の前のシャクナゲは少し盛りを過ぎていますが、
水場の方に向かっていく【乙女の森】はちょうど今が盛りで、濃淡ピンクのグラデーションです。
こんな花が咲いている時のシャクナゲの群落は初めてみたので、ボルテージは一気に上がります。
水滴をたっぷりまとって熟年マダムないでたちの濃いピンクのものから、
さらっと水滴を弾いて、微かにしたたらせるピンクの乙女まで、
あなたのお好みでよりどりみどりです。

相方も珍しく乙女たちに酔いしれて、いつまでもシャッターを切り続けています。。。
節制がないとも鼻の下が伸びてるとも見て取れますが、まあ、相手は花なので許しましょう。
名残惜しいですがそろそろ戻ることにします。
毛木平から2時間ほどの歩きで、こんな素晴らしい花園があるとはうれしい限りです。
ミヤマキリシマに続いてお花三昧な休日をすごすことができました。極楽極楽!
どうせこの雨だし止みそうな雰囲気ではない。
それでも、一応登山口に向かってみようと車を毛木平まで走らせます。
早朝の川上村のレタス畑には植えて間もない小さなレタスやサニーレタスの苗が一面に広がります。
たっぷりな雨の水分をぐいぐい吸い込んで、どんどん成長していく植物たちには紛れも無い恵みでも
遊び人の私達には、ちょっと恨めしげでもあります。
毛木平には15台程の車、不在の車はこの雨の中を出発していったのでしょう。
準備中のグループもいます。
そして、私達が雨が止むのだろうかと車中で思案している間にも、まだ数台の車がやってきます。
もうバカみたいに1時間程車中にいますが、この雨の中を行く根性はありません。
もう9時になるという時間にあたりの風景が和らいできて、やがて、山の稜線もはっきりとしてきて
雨が上がったことを知らせます。
待った甲斐があったというものですが、今から沢では時間的にはとても無理。
まあ、待っている時間から行くなら十文字峠ピストンと決めてはいたのですが。。。

雨上がりの毛木平 クリックで大きくなります
しっとりと水分を含んだ森の美しさは今更言うまでもありませんが、
「水滴がボタボタ落ちるんだよ、ごるあ~」なんてはしたないことは一切言わず、「きれいだね~」と
満面の笑みで歩きます。

サルオガセ、お前はとろろ昆布かと乾燥している時は、どおってことなく通り過ぎますが、
さすがに霞を養分にしている地衣類なので、水滴を含んだようすはなんとも鮮やかです。
雨上がりにもかかわらず、森の保水力の高い奥秩父のここは、川が濁ることもなく、清らかな流れです。
そんな西沢の橋を渡って行くと、やがてひっそりと佇む五里観音の石像から小さな沢沿いを登っていきます。
苔むした石や倒木に柔らかな日が差し始めて、朝の雨がうそのようです。

そうそう中が濡れた登山靴はどうしたんだとお思いでしょう。
今日は沢予定だったので、しっかりネオプレーン製の靴下を持ってきていたので、それを履いて快適に歩けました。
もちろん、生乾きで履いてますから、とってもいい香りのおみやげつきでしたが。。。
登山道が沢を離れると水場を越して、どんどん登っていきます。
二人を追い抜き、いつもなら後続者に追い越されることが常ですが、今日はなんだか快調に歩いていきます。
それでもしつこいほど写真をたくさん撮りながら、森の空気を感じながら歩くことはとても楽しいことです。
鳥たちは雨が上がると、次々にさえずり始めて、森じゅう大合唱です。
目にも耳にも極楽な世界です。
八丁坂の頭に着くと、それから登山道は十文字小屋までトラバースになるので、しんどいことはありません。
11時前に十文字小屋に到着です。

小屋の前のシャクナゲは少し盛りを過ぎていますが、
水場の方に向かっていく【乙女の森】はちょうど今が盛りで、濃淡ピンクのグラデーションです。
こんな花が咲いている時のシャクナゲの群落は初めてみたので、ボルテージは一気に上がります。
水滴をたっぷりまとって熟年マダムないでたちの濃いピンクのものから、
さらっと水滴を弾いて、微かにしたたらせるピンクの乙女まで、
あなたのお好みでよりどりみどりです。

相方も珍しく乙女たちに酔いしれて、いつまでもシャッターを切り続けています。。。
節制がないとも鼻の下が伸びてるとも見て取れますが、まあ、相手は花なので許しましょう。
名残惜しいですがそろそろ戻ることにします。
毛木平から2時間ほどの歩きで、こんな素晴らしい花園があるとはうれしい限りです。
ミヤマキリシマに続いてお花三昧な休日をすごすことができました。極楽極楽!
Comment
- たけさん
あ、これはきれいだ。こんなに密生してしかも鮮やかな色合い。最近こういうシャクナゲらしいシャクナゲを見てないなぁ。樹木の花もいいもんですね笑
あ、甲斐駒ではキバナシャクナゲがきれいでした。
点々ですけどね~
あ、甲斐駒ではキバナシャクナゲがきれいでした。
点々ですけどね~
2012.06.26 Tue 23:45 URL [ Edit ]
>ネオプレーン製の靴下を持ってきていたので - 河童
good job!!
緑は雨上がりが良い。
でもそれなりの付き合い方があるものね。
緑は雨上がりが良い。
でもそれなりの付き合い方があるものね。
2012.06.27 Wed 05:40 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆たけさん
は、尾瀬で両手に花だったんでしょ、それも独身。
最近、こういう若者らしいたけさんの風景も見ていないなぁ。。。ぶはは
春が雪解けを待って咲く可憐な花たちなら、6月って樹木の花が多いよね。ツツジ系、シャクナゲ系、ウツギ系。
そして、これから高山植物の時期だねぇ。
☆河童ちゃん
ほんとタプタプに雨水が入ってしまって、どうしようかなあと途方にくれてたんですよ。
我ながら、頭の冴えがよかったなあ、っていうか車の下の置くアホか。。。
は、尾瀬で両手に花だったんでしょ、それも独身。
最近、こういう若者らしいたけさんの風景も見ていないなぁ。。。ぶはは
春が雪解けを待って咲く可憐な花たちなら、6月って樹木の花が多いよね。ツツジ系、シャクナゲ系、ウツギ系。
そして、これから高山植物の時期だねぇ。
☆河童ちゃん
ほんとタプタプに雨水が入ってしまって、どうしようかなあと途方にくれてたんですよ。
我ながら、頭の冴えがよかったなあ、っていうか車の下の置くアホか。。。
- たけさん
ははは、ぜぜさん、両手に花ですか、ま、それも一時のこと。。。
こんな、おっちゃんを皆さん、かまってもらって嬉しいかぎりです^^
早く安住の地に落ち着きたいんだけども。。。
こんな、おっちゃんを皆さん、かまってもらって嬉しいかぎりです^^
早く安住の地に落ち着きたいんだけども。。。
2012.06.28 Thu 01:16 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆たけさん
>早く安住の地に落ち着きたいんだけど。。。
【乙女の森】とかどう?お花きれいだし、よりどりみどりだし。
ただ、時期限定だけどね、ぶはは
>早く安住の地に落ち着きたいんだけど。。。
【乙女の森】とかどう?お花きれいだし、よりどりみどりだし。
ただ、時期限定だけどね、ぶはは
- たけさん
恋がしたいね、濃いー恋が。うん。
2012.06.28 Thu 22:44 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆たここ
>恋がしたいね、濃いー恋が。うん。
もっとも現実に遠い言葉・・・いや、違・・・
頑張れ・・・いや、言葉が浮いてる・・・だめだ、コメントできない・・・
>恋がしたいね、濃いー恋が。うん。
もっとも現実に遠い言葉・・・いや、違・・・
頑張れ・・・いや、言葉が浮いてる・・・だめだ、コメントできない・・・
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