奥秩父、南天山
2011.11.14
2011.11.13(日)
簡単な沢絡みで、いいお山はないかなと探していたら、偶然webで南天山(1483m)を見つけました。
初めて聞いた名だし、地理感もないし、どうなのかなでしたが、シーズンにはそれなりに登られているようです。
この標高なら紅葉もまだOkだろうと、大枚はたいて雁坂トンネルを越えて、「いざ、彩の国へ」です。

法印の滝(20m)、高巻き道から
簡単な沢絡みで、いいお山はないかなと探していたら、偶然webで南天山(1483m)を見つけました。
初めて聞いた名だし、地理感もないし、どうなのかなでしたが、シーズンにはそれなりに登られているようです。
この標高なら紅葉もまだOkだろうと、大枚はたいて雁坂トンネルを越えて、「いざ、彩の国へ」です。

法印の滝(20m)、高巻き道から
R140号の中津川大橋より奥秩父の中津川に入り、「彩の国ふれあいの森」から2.5kmほど奥に入ると鎌倉橋たもとから南天山への登山道が始まります。
(橋の先に10台程駐車スペースあり、トイレは彩の国ふれあいの森にあり)

鎌倉沢の右岸を登って、しばらく行った所から川岸の登山道へと下って行きます。
昨日の雨で落ち葉が濡れているのがやや危なっかしいですが、足の置き方を慎重にすれば、やがて慣れてきます。
川岸歩きはいたって平坦で、いくつか現れる滝場を巻きながら歩くという、濡れない沢歩きで快適です。
危険箇所には鎖もついているので、慎重に登れば問題ないです。


右岸左岸と何度か木橋での渡渉を繰り返していきます。
初めは沢を歩こうと思って沢靴も準備したものの、朝起きたらちょっと風邪っぽいかなな感じだったので沢歩きは止めに。。。
まあ、葛根湯を飲んだら、すっきり大丈夫でした。
で、沢靴持ってこなくてよかった。。。ゆるやかな流れだけど、茶色なこけがぬるぬるで、これではアクアステルス歯が立ちません。
沢床を這って歩くのは必須で、これでは登山者のいい物笑いになるとこだった。。。

沢は開けているので気持ちよく、渓畔林もまだまだ紅葉していて、背中や尾根から降り注ぐ朝の光が暖かです。

クリックOK
やがて前方が落差を感じる地形になってくると、前衛の滝の更に奥に、法印の滝がちょっぴり姿を現します。
前衛の滝を越えると、二段に落ちてくるすだれ状の滝が見事です。
朝の光を受けて輝いていますが、弱い秋の光なので、そんなには白飛びすることもなくなんとかカメラに収めます。
メインの流れは中間に滝壺を持って、二段に分かれて落ちていますが、向かって右端のやんちゃ坊主みたいなのが
一本するすると落ちていく景色もおもしろいです。

ここは右岸の大高巻きになります。高度感がありますが、鎖もあるし問題ないかな。
更に幾つかの滝場を巻いていくと徐々に水量も減って、道は右岸の杉の植林地を通りながら、
やがて、沢コースと尾根コースの分岐です。右の尾根コースが登山地図に載っているルートです。
尾根コースから登って、帰りを沢コースにします。


初めは暗い杉の植林地を続いて唐松の明るい林を行きます。
頻繁に道標が現れますが、山頂まであと何mは、きつい登りでは結構ありがた迷惑(笑
相方からはあとトラック◯周と叱咤激励が飛ぶのも、更に疲労倍増~
それでもやがては稜線に上がって、岩場を少し登ると狭い山頂でした。

展望はぐるりの360度で、特に両神山から八丁尾根に続いて赤岩尾根、その先までの稜線のでこぼこは圧巻です。


奥のでこぼこは梵天尾根でしょうか、横八丁でしょうか?北東の両神山方面は険しい尾根が続いています。

南に目を向ければ、白泰山の稜線と更に奥は雁坂からの稜線でしょうか?

7人グループが山頂にやってきたのを潮時に山頂を後にします。
下山は沢コースへと、尾根コースを見送って更に稜線を西に向かいます。
ちょっと尾根が登ったりするので、もしや下り道を見落として尾根伝いに行ってしまったのではと不安に思う頃
鎌倉橋への標柱がありました。あとは杉の尾根を下ると、すぐに小さな二俣の出合に出ます。
しばらくで、尾根コースとの分岐にぶつかって、登ってきた道を戻りました。
下りは登山道ももう乾いていて、なんなくすたすたと降りられました。稜線を西に向かう分沢コースのが若干長そうです。
下りでも、またじっくりと法印の滝を堪能しました。
まだ時間も早いので、大若沢の遊歩道や中津川渓谷を散策したりして帰途につきました。
***コースタイム***
鎌倉橋8:30~尾根コース~南天山山頂10:40/11:10~沢コース~鎌倉橋13:00
散策に続く

いよいよ紅葉も終盤ですね。ぽちっとよろしく
(橋の先に10台程駐車スペースあり、トイレは彩の国ふれあいの森にあり)

鎌倉沢の右岸を登って、しばらく行った所から川岸の登山道へと下って行きます。
昨日の雨で落ち葉が濡れているのがやや危なっかしいですが、足の置き方を慎重にすれば、やがて慣れてきます。
川岸歩きはいたって平坦で、いくつか現れる滝場を巻きながら歩くという、濡れない沢歩きで快適です。
危険箇所には鎖もついているので、慎重に登れば問題ないです。


右岸左岸と何度か木橋での渡渉を繰り返していきます。
初めは沢を歩こうと思って沢靴も準備したものの、朝起きたらちょっと風邪っぽいかなな感じだったので沢歩きは止めに。。。
まあ、葛根湯を飲んだら、すっきり大丈夫でした。
で、沢靴持ってこなくてよかった。。。ゆるやかな流れだけど、茶色なこけがぬるぬるで、これではアクアステルス歯が立ちません。
沢床を這って歩くのは必須で、これでは登山者のいい物笑いになるとこだった。。。

沢は開けているので気持ちよく、渓畔林もまだまだ紅葉していて、背中や尾根から降り注ぐ朝の光が暖かです。


やがて前方が落差を感じる地形になってくると、前衛の滝の更に奥に、法印の滝がちょっぴり姿を現します。
前衛の滝を越えると、二段に落ちてくるすだれ状の滝が見事です。
朝の光を受けて輝いていますが、弱い秋の光なので、そんなには白飛びすることもなくなんとかカメラに収めます。
メインの流れは中間に滝壺を持って、二段に分かれて落ちていますが、向かって右端のやんちゃ坊主みたいなのが
一本するすると落ちていく景色もおもしろいです。

ここは右岸の大高巻きになります。高度感がありますが、鎖もあるし問題ないかな。
更に幾つかの滝場を巻いていくと徐々に水量も減って、道は右岸の杉の植林地を通りながら、
やがて、沢コースと尾根コースの分岐です。右の尾根コースが登山地図に載っているルートです。
尾根コースから登って、帰りを沢コースにします。


初めは暗い杉の植林地を続いて唐松の明るい林を行きます。
頻繁に道標が現れますが、山頂まであと何mは、きつい登りでは結構ありがた迷惑(笑
相方からはあとトラック◯周と叱咤激励が飛ぶのも、更に疲労倍増~
それでもやがては稜線に上がって、岩場を少し登ると狭い山頂でした。

展望はぐるりの360度で、特に両神山から八丁尾根に続いて赤岩尾根、その先までの稜線のでこぼこは圧巻です。


奥のでこぼこは梵天尾根でしょうか、横八丁でしょうか?北東の両神山方面は険しい尾根が続いています。

南に目を向ければ、白泰山の稜線と更に奥は雁坂からの稜線でしょうか?

7人グループが山頂にやってきたのを潮時に山頂を後にします。
下山は沢コースへと、尾根コースを見送って更に稜線を西に向かいます。
ちょっと尾根が登ったりするので、もしや下り道を見落として尾根伝いに行ってしまったのではと不安に思う頃
鎌倉橋への標柱がありました。あとは杉の尾根を下ると、すぐに小さな二俣の出合に出ます。
しばらくで、尾根コースとの分岐にぶつかって、登ってきた道を戻りました。
下りは登山道ももう乾いていて、なんなくすたすたと降りられました。稜線を西に向かう分沢コースのが若干長そうです。
下りでも、またじっくりと法印の滝を堪能しました。
まだ時間も早いので、大若沢の遊歩道や中津川渓谷を散策したりして帰途につきました。
***コースタイム***
鎌倉橋8:30~尾根コース~南天山山頂10:40/11:10~沢コース~鎌倉橋13:00
散策に続く

いよいよ紅葉も終盤ですね。ぽちっとよろしく
Comment
こんばんは^^ - condor
ぜいぜいさんの凄いところは、沢のスキルと山のスキル、その両方を持っているところだと思います。
私は沢のスキルは皆無なので、ヌメヌメの斜面があると、滑り落ちる自分をイメージしてしまいます^^;
渓流釣りから得た経験で、フェルトソールの靴が欲しかったりもします。
8枚目の滝。写真も解説もバッチリですね☆
たしかにやんちゃ坊主がいました(笑
最後の1枚もカラマツを前において、雄大な景色がとても素敵です!
レポも詳しくて見習うことが多いです^^
私は沢のスキルは皆無なので、ヌメヌメの斜面があると、滑り落ちる自分をイメージしてしまいます^^;
渓流釣りから得た経験で、フェルトソールの靴が欲しかったりもします。
8枚目の滝。写真も解説もバッチリですね☆
たしかにやんちゃ坊主がいました(笑
最後の1枚もカラマツを前において、雄大な景色がとても素敵です!
レポも詳しくて見習うことが多いです^^
2011.11.17 Thu 00:33 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆condorさん
最近は沢靴もアクアステルスソールが随分市民権を得てきましたけど、やっぱりフェルトソールは安心感があるでしょうね。
うちははじめからアクアステルスだったので、逆に変えるのが怖いです。
condorさんみたいに泥斜面の大滝を巻くならピンソールも有効だと思います。
危険な場所で写真撮るなら、スリングで自己確保も取れるといいですね。
どのみち滝場は危険がいっぱいですね。
沢のスキルなんてそんなにないですよ。相方と二人独学なので、ちょっと危なっかしいところもあるかもです。
沢はちょっと離れると元の木阿弥みたいな感じなので、シーズン中はいつも入って、慣れておくことも大切なのかしらん。
私はcondorさんみたいな素敵な滝の写真が撮りたいです。
最近は沢靴もアクアステルスソールが随分市民権を得てきましたけど、やっぱりフェルトソールは安心感があるでしょうね。
うちははじめからアクアステルスだったので、逆に変えるのが怖いです。
condorさんみたいに泥斜面の大滝を巻くならピンソールも有効だと思います。
危険な場所で写真撮るなら、スリングで自己確保も取れるといいですね。
どのみち滝場は危険がいっぱいですね。
沢のスキルなんてそんなにないですよ。相方と二人独学なので、ちょっと危なっかしいところもあるかもです。
沢はちょっと離れると元の木阿弥みたいな感じなので、シーズン中はいつも入って、慣れておくことも大切なのかしらん。
私はcondorさんみたいな素敵な滝の写真が撮りたいです。
こんにちわ。 - tetuJA11
ここ密かに気になっていました。
いいですね~
六助沢や大ナゲシから天丸山への尾根も面白そうなので行ってみたいです。
いいですね~
六助沢や大ナゲシから天丸山への尾根も面白そうなので行ってみたいです。
2011.11.18 Fri 06:48 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆tetuJA11さん
この界隈ってちょっと小粒でおもしろそうな沢がありますね。
六助沢、webで検索してみました。マイナーですね~
イガイガさんが喜びそうです(笑
奥秩父は信玄の鉱山採掘のなごりで、点々と人知れぬ沢の奥地まで、人のいた痕跡があったりしますよね。
鉱石マニアの人が行く沢もあちらこちらにあるみたいだし、
あ~物好きっていろんな分野にいるんだなあとしみじみ(爆
この界隈ってちょっと小粒でおもしろそうな沢がありますね。
六助沢、webで検索してみました。マイナーですね~
イガイガさんが喜びそうです(笑
奥秩父は信玄の鉱山採掘のなごりで、点々と人知れぬ沢の奥地まで、人のいた痕跡があったりしますよね。
鉱石マニアの人が行く沢もあちらこちらにあるみたいだし、
あ~物好きっていろんな分野にいるんだなあとしみじみ(爆
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