奥秩父 梓川
2011.10.17
2011.10.16(日)
梓川
あの有名な上高地のそれでなく高原野菜で有名な長野県川上村梓山から南進して国師ヶ岳まで突き上げる沢です。
「奥多摩の谷123ルート」にも紹介されている沢ですが、遡行記録は少なく癒し系?らしい。
先週のクールダウンを兼ねて紅葉が見頃だろう奥秩父の山懐にでかけた。

梓湖に映り込む渓畔林、帰路にて
梓川
あの有名な上高地のそれでなく高原野菜で有名な長野県川上村梓山から南進して国師ヶ岳まで突き上げる沢です。
「奥多摩の谷123ルート」にも紹介されている沢ですが、遡行記録は少なく癒し系?らしい。
先週のクールダウンを兼ねて紅葉が見頃だろう奥秩父の山懐にでかけた。

梓湖に映り込む渓畔林、帰路にて
朝が苦手なのでいつものように「道の駅南きよさと」にて前泊。ここは谷あいにあってとても静か。
家を出ると雨が降り出し一晩中降り続いた。行く先の判断を誤ったかと少し落ち込みますが
朝6時過ぎ、雨も上がって北の方から青空が出てきた。
ゆっくりと川上村に向かう。途中八ヶ岳は分厚い雲の中にあった。
川上村に入るとあたりはすっかり晴天となる。男山、天狗山の紅葉が見頃で岩峰にはえてとても美しい。
広々と広がった畑には白菜、キャベツ、レタスなどの高原野菜が青々と続いてひとつの風景です。
古き良き奥秩父の登山基地であった白木屋旅館の先を右折する。
入山禁止の物々しいノボリの中を登っていくと、ダム湖である梓湖が現れます。
とても小さなダム湖ですが、あたりの風景に溶け込んだ神秘の湖という風情です。

梓湖、帰路に撮影
町田市自然休暇村からはダートになってそれもすぐに通行止めとなった。
空き地に車を停めて、数年前にはさらに奥まで車が入れたようだったけど、もう路面は30cm以上掘れていて
これ以上の通行はこの先無理なのでしょう。
ここからは相方と二人、がっちり熊鈴をつけていきます。
あたりは紅葉が見頃を迎えています。
風が吹くたびに唐松の落ち葉がはらはらと落ちてきて、悪路な林道歩きも飽きません。


しっかりした橋を渡り、林道が右岸に変わるとしばらくでアルミの戸が現れます。
ゴトウ沢が右岸から流れこんでいるので、もう入渓地点ですが、鹿柵ネットに覆われていて、梓川に降りることができません。
よく見るとアルミの戸は開けられるので、先に進みネットが途切れる所から沢に下りました。
ここで支度をして入渓 さぶっ。。。

最初の2mの堰堤を左から越えて、ひたすらゴーロが続きます。
水線にこだわる相方なので、膝までの沢を歩きます。中々イベントもやってこないので、ひたすら沢の中を歩きます。。。
今日は悪場がないので、デジイチを持って来ました。防水じゃないのでかなり慎重に取り扱います。

やっとF1(15m)ナメ滝だそうですが、そんなには見えない7m位かな。右から

ひたすら滝場のない長い沢歩きです。。。

ちょっと飽きてきたかも。。。
ここが唐松久保沢の分岐かな?右沢を行きます。

少しの遊び場でへつったりして遊びます。

5mの堰堤を右から越え、入渓2時間、やっとF2(8m)ナメ滝です。

F2の上もゴーロで倒木も目立つので、もうここで引き返すことにします。
途中の陽だまりでランチです。
実はこの沢は一生分焚き木があるという情報で、ゆるゆる歩きながら沢で焚き火。。。と密かに目論んでいたのですが
あまりにも気温が上がってきて、とてもそんな陽気ではないので、今回はなしです。
帰路は沢を下って行きます。
F1を右から巻き降りようとしたら、尾根にむかって、仕事道が見えます。
もしや梓久保林道に繋がっているに違いないと踏んで登って行くと、案の定林道にぶつかりました。
丁度古びた作業小屋の跡あたりでした。
後は林道をそのまま下って、駐車場にたどり着きました。
***後記***
梓久保林道の痕跡は沢をたどっていくとよくわかりませんでした。
しいてこれがそうなのでしょうか。

さらに上流部まで進むと、作業小屋の跡や林道の朽ちた橋もあるようです。
かつて林業の盛んだったころの名残か、川岸にはドラム缶やびん、茶碗なども落ちていたところもありました。
梓久保林道、続く岩屋林道はかつての国師ヶ岳への登路だったようです。
今ではすっかり廃道化し、webでもごく一握りのレポがあるくらいでほとんど今は登られていないようです。
このあるかなしかの踏み跡を辿って、国師ヶ岳へ登ってみたい気持がわき起こります。
が、山深い奥秩父の沢や山々が、生半可な行動を受け入れるのかもまた疑問です。
いつか、その時のために、記憶の片鱗の中に留めておくことにしましょう。
***コースタイム***
7:10道の駅きよさと~8:07/8:25梓久保林道通行止め地点~9:20/9:40ゴトウ沢出合入渓地点~
11:45F2にて引き返し~12:20/13:00昼食~13:40/13:50梓久保林道作業小屋(沢解除)~14:25駐車場
家を出ると雨が降り出し一晩中降り続いた。行く先の判断を誤ったかと少し落ち込みますが
朝6時過ぎ、雨も上がって北の方から青空が出てきた。
ゆっくりと川上村に向かう。途中八ヶ岳は分厚い雲の中にあった。
川上村に入るとあたりはすっかり晴天となる。男山、天狗山の紅葉が見頃で岩峰にはえてとても美しい。
広々と広がった畑には白菜、キャベツ、レタスなどの高原野菜が青々と続いてひとつの風景です。
古き良き奥秩父の登山基地であった白木屋旅館の先を右折する。
入山禁止の物々しいノボリの中を登っていくと、ダム湖である梓湖が現れます。
とても小さなダム湖ですが、あたりの風景に溶け込んだ神秘の湖という風情です。

梓湖、帰路に撮影
町田市自然休暇村からはダートになってそれもすぐに通行止めとなった。
空き地に車を停めて、数年前にはさらに奥まで車が入れたようだったけど、もう路面は30cm以上掘れていて
これ以上の通行はこの先無理なのでしょう。
ここからは相方と二人、がっちり熊鈴をつけていきます。
あたりは紅葉が見頃を迎えています。
風が吹くたびに唐松の落ち葉がはらはらと落ちてきて、悪路な林道歩きも飽きません。


しっかりした橋を渡り、林道が右岸に変わるとしばらくでアルミの戸が現れます。
ゴトウ沢が右岸から流れこんでいるので、もう入渓地点ですが、鹿柵ネットに覆われていて、梓川に降りることができません。
よく見るとアルミの戸は開けられるので、先に進みネットが途切れる所から沢に下りました。
ここで支度をして入渓 さぶっ。。。

最初の2mの堰堤を左から越えて、ひたすらゴーロが続きます。
水線にこだわる相方なので、膝までの沢を歩きます。中々イベントもやってこないので、ひたすら沢の中を歩きます。。。
今日は悪場がないので、デジイチを持って来ました。防水じゃないのでかなり慎重に取り扱います。

やっとF1(15m)ナメ滝だそうですが、そんなには見えない7m位かな。右から

ひたすら滝場のない長い沢歩きです。。。

ちょっと飽きてきたかも。。。
ここが唐松久保沢の分岐かな?右沢を行きます。

少しの遊び場でへつったりして遊びます。

5mの堰堤を右から越え、入渓2時間、やっとF2(8m)ナメ滝です。

F2の上もゴーロで倒木も目立つので、もうここで引き返すことにします。
途中の陽だまりでランチです。
実はこの沢は一生分焚き木があるという情報で、ゆるゆる歩きながら沢で焚き火。。。と密かに目論んでいたのですが
あまりにも気温が上がってきて、とてもそんな陽気ではないので、今回はなしです。
帰路は沢を下って行きます。
F1を右から巻き降りようとしたら、尾根にむかって、仕事道が見えます。
もしや梓久保林道に繋がっているに違いないと踏んで登って行くと、案の定林道にぶつかりました。
丁度古びた作業小屋の跡あたりでした。
後は林道をそのまま下って、駐車場にたどり着きました。
***後記***
梓久保林道の痕跡は沢をたどっていくとよくわかりませんでした。
しいてこれがそうなのでしょうか。

さらに上流部まで進むと、作業小屋の跡や林道の朽ちた橋もあるようです。
かつて林業の盛んだったころの名残か、川岸にはドラム缶やびん、茶碗なども落ちていたところもありました。
梓久保林道、続く岩屋林道はかつての国師ヶ岳への登路だったようです。
今ではすっかり廃道化し、webでもごく一握りのレポがあるくらいでほとんど今は登られていないようです。
このあるかなしかの踏み跡を辿って、国師ヶ岳へ登ってみたい気持がわき起こります。
が、山深い奥秩父の沢や山々が、生半可な行動を受け入れるのかもまた疑問です。
いつか、その時のために、記憶の片鱗の中に留めておくことにしましょう。
***コースタイム***
7:10道の駅きよさと~8:07/8:25梓久保林道通行止め地点~9:20/9:40ゴトウ沢出合入渓地点~
11:45F2にて引き返し~12:20/13:00昼食~13:40/13:50梓久保林道作業小屋(沢解除)~14:25駐車場
Comment
こんばんは。 - condor
梓川から国師ヶ岳の記載に???でしたが、そういうことでしたか。
林道川上牧丘線のおかげで難なく登れる国師ヶ岳ですが、こちらから登
ると登り甲斐がありそうですね^^
奥秩父の山は静かな雰囲気が好きです。沢もきっと静かなんでしょうね。
入渓前の眩いような赤と黄色の紅葉、とても美しいです!
濡らしてはいけないカメラを持っての遡行も緊張感を感じます。
渓流釣りでは深みにはまっても、竿を放さなかったものですが・・・^^;
コケることも危険なカメラは大変そうですね、お疲れ様でした。
しかし、16日の天候の回復ぶりは凄まじかったです。
ポカポカ陽気で水の冷たさも苦にならなかったでしょうね。
林道川上牧丘線のおかげで難なく登れる国師ヶ岳ですが、こちらから登
ると登り甲斐がありそうですね^^
奥秩父の山は静かな雰囲気が好きです。沢もきっと静かなんでしょうね。
入渓前の眩いような赤と黄色の紅葉、とても美しいです!
濡らしてはいけないカメラを持っての遡行も緊張感を感じます。
渓流釣りでは深みにはまっても、竿を放さなかったものですが・・・^^;
コケることも危険なカメラは大変そうですね、お疲れ様でした。
しかし、16日の天候の回復ぶりは凄まじかったです。
ポカポカ陽気で水の冷たさも苦にならなかったでしょうね。
2011.10.17 Mon 22:52 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆condorさん
日曜は思わぬ暖かさで沢でもぬくぬくでした。
沢沿いの紅葉は始まったばかりという感じで、しばらく楽しめそうですね。
国師ヶ岳、金峰山、瑞牆山などは、今は廃れてしまったおもいろい登路があるんです。
沢を歩いているとそういう片鱗に触れることがあるので、興味深いです。
日曜は思わぬ暖かさで沢でもぬくぬくでした。
沢沿いの紅葉は始まったばかりという感じで、しばらく楽しめそうですね。
国師ヶ岳、金峰山、瑞牆山などは、今は廃れてしまったおもいろい登路があるんです。
沢を歩いているとそういう片鱗に触れることがあるので、興味深いです。
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