ぜいぜい一人笠取山へ行く、本章1
2011.09.22
って、タイトル大げさすぎだし。。。
そんなわけで、ひとり車を走らせる。
いままで気づかずにいた、ひとり旅に出る楽しさにうきうきする。
R246号を快適に走る。
前の車との間隔、この先のカーブは二車線からすぐに一車線になるから、もう追い越しはだめ、とか。
篭坂峠のコーナリングもin&out、と適度なスピードを楽しむ。
河口湖から御坂峠を越えれば甲府盆地が広がる。雲ひとつない青空。。。
塩山からR411号(大菩薩ライン)へ、うちの非力な車ではアクセルいっぱい、シフトダウンしてカーブを楽しむ。
もち、ひとりだから楽しいのね。隣に誰かいたら、きっと怖がるだろうから。。。
柳沢峠を越え、こっちのが近いかなと、一之瀬高橋から一の瀬高原を目指す。
これが大失敗
すぐにダートになり、犬切峠への道は通行止めとあったので、そのまま直進
もう泣きたいくらいの悪路。。。掘れた所を避けながら、対向車なんか来たら無理!
底をこする寸前、ゲートで行き止まり。。。
あちゃ~どうやら斉木林道に向かってしまったらしい。
しかたなくまたダートを引き返し、ちゃんと舗装されたオイラン淵の手前から一之瀬高原に向かう。あ~
それでも所々土砂崩れの跡があった。
そんなわけで、ひとり車を走らせる。
いままで気づかずにいた、ひとり旅に出る楽しさにうきうきする。
R246号を快適に走る。
前の車との間隔、この先のカーブは二車線からすぐに一車線になるから、もう追い越しはだめ、とか。
篭坂峠のコーナリングもin&out、と適度なスピードを楽しむ。
河口湖から御坂峠を越えれば甲府盆地が広がる。雲ひとつない青空。。。
塩山からR411号(大菩薩ライン)へ、うちの非力な車ではアクセルいっぱい、シフトダウンしてカーブを楽しむ。
もち、ひとりだから楽しいのね。隣に誰かいたら、きっと怖がるだろうから。。。
柳沢峠を越え、こっちのが近いかなと、一之瀬高橋から一の瀬高原を目指す。
これが大失敗
すぐにダートになり、犬切峠への道は通行止めとあったので、そのまま直進
もう泣きたいくらいの悪路。。。掘れた所を避けながら、対向車なんか来たら無理!
底をこする寸前、ゲートで行き止まり。。。
あちゃ~どうやら斉木林道に向かってしまったらしい。
しかたなくまたダートを引き返し、ちゃんと舗装されたオイラン淵の手前から一之瀬高原に向かう。あ~
それでも所々土砂崩れの跡があった。
なんとか作場平橋Pに到着、2/3ほど埋まっていた。
トイレを借り(ペーパー付き)出発です。
今日のザックはビールもワインもフライパンも持ったけど13kg、中々うまく軽量化できたかな。

ヤブ沢沿いに登山道は緩やかに登る。
苔の発達している森は山が安定しているからだそうです。

ベンチのある水干沢を越えヤブ沢分岐で速攻休憩(相方いないと休憩し放題)
ここから右の一休坂経由で笠取小屋へ、こちらのがヤブ沢峠越えよりも若干急登らしい。
下ってくる数組の登山者に会ったけど、丹沢に比べたらひたすら静かな、そして整備が行き届いた歩き易い道だ。
さすが東京都の水源の道だね。(源流のみちと言うらしい)

気持ちのいい広葉樹の森を1650m圏まで行くと、道は左にトラバースしながら小尾根を巻いて行く。
このあたりからカラマツやシラビソの森へと変わっていき、針葉樹がとても良い香り、そしてカラマツの落ち葉がふかふかとやさしい。
少しの風にカラマツの落ち葉がはりはりと舞い落ちる。

やがて小川状になったヤブ沢の支流と並走するようになると、空が近くなってくる。
さあ、もう少しで小屋かなと思う間に水場が現れた。冷たくておいしい水が、パイプから流れる。

ここで水を汲むと、すぐその上が笠取小屋だった。

昔造林小屋だったというこの小屋は、カラマツを薪にしたストーブが燃え、えんとつから細い煙がたなびく。
未来を夢見た希望の植林も、外材に押されて切り出すほどに赤字になってしまうのだという。
その無念は煙となって空に向かう。
「自然林を伐採して、カラマツ植えて・・・馬鹿なことしたよな・・・」
淡々と語る小屋番さんも常連さんも、でも底抜けに明るい。
ここでの時間は、たなびく煙のようにゆっくりと長い。。。
暗くなれば眠り、明るくなったら起きる。お山でのひとときに電気は要らない。。。

テントを張ってのんびりとする。親子連れのお父さんから梨のおすそ分けを頂いたり、女の子と話したり。
小屋番さんにおいしいコーヒーを入れてもらって、常連さんの秩父の昔語り。

歩いて10分程の小さな分水嶺まで散歩する。
分水嶺からも南に富士がなにものにも邪魔されず聳えた。

雁坂峠に続く、燕山、古礼山、水晶山の2000m級の山々もここからは手の届く高さだ。

小さな分水嶺(富士川、多摩川、荒川の分水嶺)から笠取山を望む。明日はあそこに登ろう。
今日はたった一人の濃い時間に自分を置きたい。だってお山に登るときは、頭が空っぽになってしまうもの。

テントはもう一組家族連れが隣に張った。小学生の女の子がおちゃめでかわいい。
小屋番さんに特大コロッケを頂いて、ありえないボリュームの夕食、なので、お肉を半分おすそ分け。
アルファ米は、食べる分だけコッフェルで水から炊くと、あっという間に出来るしおいしい。(ちょっと味見してもうた)
日没時、もう一度分水嶺まで登る。
南アの方が赤く焼け、その隣に富士が浮かぶ。
コンデジではいかんともしがたく、デジ一にしなかったことを後悔した。
30分もレイトショーを楽しんであたりはすっかり暗くなった。
と、水干の方から歩いてくるトレランな人が。
これから広瀬湖に下るのだという。今日1日で奥多摩から雲取と来て、こちらまで縦走してきたようだ。
広川は渡渉もあるし、あたりは闇だし、なんたってバスもないでしょう。危険なので小屋泊りを勧めた。
本人も諦めたらしく、おとなしく(爆)小屋まで着いてきた。
なんだかお山で思わぬ営業活動をしてしまった。一泊二食で6500円だから許してね。
聞けば初めての小屋泊りだったらしく、多分トレランの人でお山の人じゃないから、相当なカルチャーショックだったかも。
朝、身軽な彼は爽やかに挨拶をしてさっそうと走っていった。
***コースタイム***
9/18(日) 11:55作場平P~13:40笠取小屋テン場
つづく

ぽちっとな
トイレを借り(ペーパー付き)出発です。
今日のザックはビールもワインもフライパンも持ったけど13kg、中々うまく軽量化できたかな。

ヤブ沢沿いに登山道は緩やかに登る。
苔の発達している森は山が安定しているからだそうです。

ベンチのある水干沢を越えヤブ沢分岐で速攻休憩(相方いないと休憩し放題)
ここから右の一休坂経由で笠取小屋へ、こちらのがヤブ沢峠越えよりも若干急登らしい。
下ってくる数組の登山者に会ったけど、丹沢に比べたらひたすら静かな、そして整備が行き届いた歩き易い道だ。
さすが東京都の水源の道だね。(源流のみちと言うらしい)

気持ちのいい広葉樹の森を1650m圏まで行くと、道は左にトラバースしながら小尾根を巻いて行く。
このあたりからカラマツやシラビソの森へと変わっていき、針葉樹がとても良い香り、そしてカラマツの落ち葉がふかふかとやさしい。
少しの風にカラマツの落ち葉がはりはりと舞い落ちる。

やがて小川状になったヤブ沢の支流と並走するようになると、空が近くなってくる。
さあ、もう少しで小屋かなと思う間に水場が現れた。冷たくておいしい水が、パイプから流れる。

ここで水を汲むと、すぐその上が笠取小屋だった。

昔造林小屋だったというこの小屋は、カラマツを薪にしたストーブが燃え、えんとつから細い煙がたなびく。
未来を夢見た希望の植林も、外材に押されて切り出すほどに赤字になってしまうのだという。
その無念は煙となって空に向かう。
「自然林を伐採して、カラマツ植えて・・・馬鹿なことしたよな・・・」
淡々と語る小屋番さんも常連さんも、でも底抜けに明るい。
ここでの時間は、たなびく煙のようにゆっくりと長い。。。
暗くなれば眠り、明るくなったら起きる。お山でのひとときに電気は要らない。。。

テントを張ってのんびりとする。親子連れのお父さんから梨のおすそ分けを頂いたり、女の子と話したり。
小屋番さんにおいしいコーヒーを入れてもらって、常連さんの秩父の昔語り。

歩いて10分程の小さな分水嶺まで散歩する。
分水嶺からも南に富士がなにものにも邪魔されず聳えた。

雁坂峠に続く、燕山、古礼山、水晶山の2000m級の山々もここからは手の届く高さだ。

小さな分水嶺(富士川、多摩川、荒川の分水嶺)から笠取山を望む。明日はあそこに登ろう。
今日はたった一人の濃い時間に自分を置きたい。だってお山に登るときは、頭が空っぽになってしまうもの。

テントはもう一組家族連れが隣に張った。小学生の女の子がおちゃめでかわいい。
小屋番さんに特大コロッケを頂いて、ありえないボリュームの夕食、なので、お肉を半分おすそ分け。
アルファ米は、食べる分だけコッフェルで水から炊くと、あっという間に出来るしおいしい。(ちょっと味見してもうた)
日没時、もう一度分水嶺まで登る。
南アの方が赤く焼け、その隣に富士が浮かぶ。
コンデジではいかんともしがたく、デジ一にしなかったことを後悔した。
30分もレイトショーを楽しんであたりはすっかり暗くなった。
と、水干の方から歩いてくるトレランな人が。
これから広瀬湖に下るのだという。今日1日で奥多摩から雲取と来て、こちらまで縦走してきたようだ。
広川は渡渉もあるし、あたりは闇だし、なんたってバスもないでしょう。危険なので小屋泊りを勧めた。
本人も諦めたらしく、おとなしく(爆)小屋まで着いてきた。
なんだかお山で思わぬ営業活動をしてしまった。一泊二食で6500円だから許してね。
聞けば初めての小屋泊りだったらしく、多分トレランの人でお山の人じゃないから、相当なカルチャーショックだったかも。
朝、身軽な彼は爽やかに挨拶をしてさっそうと走っていった。
***コースタイム***
9/18(日) 11:55作場平P~13:40笠取小屋テン場
つづく

ぽちっとな
Comment
- ろび
こゆい一日でしたねー
こんな一人の山の時間は、ちょっと心細いけど
時間を隅から隅まで自分のぺースで楽しんだろーな
気持ちになるよね。
一人だからこそ その場に居合わせた人達と語らい
喜びを一緒に噛みしめようとするよねー
いいんじゃない? たまにこーゆーの
んで この日タッキーはどっかいたのか?
こんな一人の山の時間は、ちょっと心細いけど
時間を隅から隅まで自分のぺースで楽しんだろーな
気持ちになるよね。
一人だからこそ その場に居合わせた人達と語らい
喜びを一緒に噛みしめようとするよねー
いいんじゃない? たまにこーゆーの
んで この日タッキーはどっかいたのか?
2011.09.22 Thu 20:40 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ロビ子ップはん
こゆかったよ~人のあんまりいないお山だったし、山に暮らすもしくは暮らしていた人達の話は奥深かったな。
「今日は、旦那はご飯セブンイレブンだなあ」とか言われてたよ。
クシャミでなかったかな。
相方はね~なにしてたんでしょうかあ。。。
こゆかったよ~人のあんまりいないお山だったし、山に暮らすもしくは暮らしていた人達の話は奥深かったな。
「今日は、旦那はご飯セブンイレブンだなあ」とか言われてたよ。
クシャミでなかったかな。
相方はね~なにしてたんでしょうかあ。。。
- hiro
お肉、おいしそうー!
良いところですね。。私、唐松は好きなので、紅葉の時期はステキそう。
人との出会いが良かったりすると、その山も強く印象に残ります・・ぜぜさんもそんな思いなのかな。
あたしも、分水嶺見に、いこうかな・・・
良いところですね。。私、唐松は好きなので、紅葉の時期はステキそう。
人との出会いが良かったりすると、その山も強く印象に残ります・・ぜぜさんもそんな思いなのかな。
あたしも、分水嶺見に、いこうかな・・・
2011.09.23 Fri 09:29 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆hiroちゃん
お山で食べる肉っておいしいね~
ステーキとか食べてなかったんだけど、GWの天泊ではまって、今回は2度目でした。
このテン場は芝生で大菩薩嶺も目の前でいいとこだよ。カラマツも広葉樹も多いからこれから紅葉時はいい時期だよ。
CTが甘いから日帰りでも充分かな。
お山で食べる肉っておいしいね~
ステーキとか食べてなかったんだけど、GWの天泊ではまって、今回は2度目でした。
このテン場は芝生で大菩薩嶺も目の前でいいとこだよ。カラマツも広葉樹も多いからこれから紅葉時はいい時期だよ。
CTが甘いから日帰りでも充分かな。
- おくがけど
んでその頃、努力家の旦那はんはどこで何をされていたのですか?
2011.09.24 Sat 22:10 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
丹沢の小川谷廊下という沢で、中級のちょっと難しい沢です。
あとで写真UPしますね。
丹沢の小川谷廊下という沢で、中級のちょっと難しい沢です。
あとで写真UPしますね。
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