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日々のぜいぜい

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丹沢、中川川・下棚沢

2011.09.04
2011.8.28(日)

7/24は途中雨が降ってきたこともあって速攻遡行終了にしてしまったのですが、相方未練たらたらでどうしても遡行したかったらしい。

誘われたけれど、なんだか難しそうなので断るも、相方、あの手この手で「引っ張ってあげるから」とか「大丈夫、大丈夫」と
甘い言葉で食い下がる。でもやっぱり怖そうなのでことわり、結局一人で出かけていきました。
レポをお蔵入りしておくのもかわいそうなので、UPしておくことにします。

IMG_2270.jpg
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相方単独、ぽちっとな
前回と同じく下棚を見学してから少し戻って左岸の仕事道より巻き、微妙な下降点から落ち口に降ります。
F1大滝は相方が落ち口から見下ろすと登攀中の人が、年間どれくらいの人がこの滝を登るのかしら?すごいです。

F1落ち口のすぐ上のF2(10m)は見ただけでパス、これを登る技術はうちにはありません。また仕事道に戻ります。

やっと仕事道から沢に入ります。
F3二段5mを登るとその上はややすそ広がりの7mが、行く手を阻みます。ここは素直に右岸ルンゼを巻きます。

巻き途中ですぐに釜を持ったF4(5m)が見えてきます。前衛につるつるの滝が見えますが、このつるつるへは降りられません。
このつるつるをトラバースするように行きますが、ぜいぜいが写真を見てもありえないトラバースです。(それもフリーで)
釜を目指して降りたようですが、お勧めしません。
ここは大きく上まで巻いて、F4の上の河原に降りるのが吉です。もしくはここまで仕事道の方が安全確実です。
宗像さんもそう書いていますもん。

河原の小滝を難なく越えて、いよいよ前回雨のため切り上げたF5三段15mです。
ここから一段目はやはりハングのとこが厳しめで、大きく巻いたようです。
ちょっとクライムダウンして偵察し、小さくも巻けそうとのことです。
二段目、三段目はステルスがバッチリ効いて問題なしだそうです。

F6四段40mもステルスがしっかり効いてフリクションバッチリとか。上段がやや水勢強しです。

長い河原やナメをこなすとF7(15m)です。左手からテラスまで登り、その上のハングが3手ほど厳しいです。
普通はザイル確保だと思うので気をつけてください。ハングの上はゴロゴロでホールドばっちりだそうです。

いくつか小滝やナメを越えていきます。
F8(7m)の横向くの赤岩の滝が見えてきます。(通常は涸棚らしい)なんだかだるまさんの胴体みたいです。
ここは無理なので左岸を巻きます。

F9三段10mはちょっとどこ登るの?と一瞬考えたそうですが、水線右から行ったようです。

だんだん水は乏しくなって二俣を右に入ると、いよいよ最後のF10二段12mです。
いつもは涸棚ですが、この日は水流がありました。ここまであまりにも快調に来てしまったので、とうとう気の緩みというか
過信が出てしまったようです。
ここは直登はできません。で、左岸の何もないルンゼをスイスイと途中まで登ったのはよかったのですが
あっと、思った瞬間に落ちたようです。滝が12mなのに、相方は10m落ちたと言っています。
一番下のスラブまで止まらなかったそうです。
本当に不幸中の幸いですが、両手両足の擦り傷と打撲ですみました。1週間経ちましたがまだ痛々しいです。
相方を見て本当に行かなくてよかったと思い、相方も軽傷ですんだのでほんとに運の強い人です。
結局ここは大きく左岸を巻きました。

最後の二俣は左俣につめて、畦ヶ丸から南の支尾根に出ました。
相当気が動転していたので、バリ尾根を下るのはやめて登山道を降りたようですが、登山道の河原歩きが相当こたえたようでした。

いつもは私のことを臆病だ、慎重すぎると言っている相方ですが、臆病上等、慎重上等です。
常に私のように謙虚に行ってもらいたいと思います。

Comment

- MASAHIKO

ぜいぜいさん、初めまして
陰ながらブログ記事、いつも参考にさせていただいています
自分もF10は確か左岸から巻きました、自分にはとても登る技術はありません
相方さん、軽傷で何よりでしたネ!!
最近、身近でアクシデントが多いようです
謙虚に、臆病で、それがいいんですね!!
2011.09.04 Sun 20:32 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆MASAHIKOさん
ようこそいらっしゃいました。拙いブログで参考になるかわかりませんが、
私がヘタレで技術力なしで怖がりなので、最低ラインの沢、山登りの記録と思って読んでいただければ幸いです。
相方もここに来てついにやってしまった、ということですが、
ある意味なるべくしての感が強いです。やはり、梅雨明け以降、まとまった雨が結構続いているので、
丹沢のような地形は、沢の岩の間や、ぐずぐずの土斜面などは
相当水気を吸っているはずで、普段なんでもないところが、
岩が剥がれやすかったり、斜面が不安定だったりと、そういうことを頭に入れておかないと
丹沢は結構やばいなという場所と思います。
でも、常にそういうもんだって頭に入れておけば、そういう対応ができますよね。
相方はそれを怠って、ちょっと慢心もあったのかなと思います。
まあ、たいしたことないので許してますが(爆

MASAHIKOさんのブログ、私も密かなファンですよ。
さわやか冒険家さんというイメージをおおいに膨らませて読んでいます。
お互い謙虚に臆病にでいきましょう、が、時には大胆にかしら。。。です。
また、遊びにきてくださいね。
2011.09.04 Sun 22:10 URL [ Edit ]

良いですね~♪ - 河童

私は今年も一本も入れないようでつ・・・(涙々
2011.09.05 Mon 06:22 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆河童ちゃん
もう出張から帰ってきたのかしらん。
沢は勇気いるからタイミングってあるよね、お天気とか気持ちとか。。。
2011.09.05 Mon 08:41 URL [ Edit ]

- ロビン@会社

大事に至らず よかったねー
これは かなりーの強運とでもいいましょうか。
きっとキズを負って 痛い、悲しい、不安な気分でトボトボ帰る道すがら
妻が一緒だったら・・・・と思ったに違いまりませぬ。
ね、ねっ 頼りになるは相方なんだよね。

こちらもまた沢の話 復活です。
今度こそはー!!
2011.09.05 Mon 12:29 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ロビはん
そだね、一人で怪我すると相当やだよね。ましてまだ谷底にいるんだもんね。。。
やっぱ一人で行っちゃいけないよ。

沢、こんどこそだね~あそこはそんなに難しくないから楽しめると思うよ。
ルーファイだけ気をつけてね~レポ楽しみだあ。
2011.09.05 Mon 14:27 URL [ Edit ]

こんにちわ。 - tetuJA11

こんにちわ。
下棚は登ってみたいです^^;
ヌメリはありそうでしたでしょうか?
相方さん10m滑落で打撲と擦傷の軽症で何よりです~
山は慎重な方のほうが間違いなく向いていますよね。
僕もめちゃくちゃな様に思われているようですが結構慎重なんです^^;;;
2011.09.06 Tue 14:30 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆tetuJA11さん
小川谷廊下マスターのtetuJA11さん、ようこそいらっしゃいました。
下棚、ガイドとかみるとヌメっていて脆いということですが、
この夏の雨のせいかスラブが磨かれて、フリクション抜群みたいです。
相方の受け売りですが。。。

10m滑落と言っても滝でなく、隣のルンゼだったので、ズルズルという感じだったと思います。
相方、の~天気なんですよ。怖さを知らないというか・・・
慎重が一番ですよね。
2011.09.06 Tue 16:56 URL [ Edit ]

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