日々のぜいぜい

Home |  |  |  |  | 山行記録 | つれづれ | たべもの | テレビ | ダイエット |  |  |  |  | 音楽 | 写真 | 動物 | 映画 | お絵かき | 芸術 | 未分類 

小田原の街を行く4

2011.08.31
国道1号線は目の前ですが、今歩いている通りから右手奥に松原神社が見えます。

P1050470-2.jpg

松原神社は小田原の総鎮守、漁師の守り神でもある。
この界隈は、ごくごく狭い範囲に歓楽街が広がる。神社の周りにあるので、「宮小路」という歓楽街だ。
中学校時代、宮小路と口の端にのぼらせただけで、男の子も女の子もきゃ~きゃ~騒いたものだった。
GWのお祭りで飴細工なんかぺろぺろなめてるその奥は歓楽街。子供心に踏み込んではいけない世界を知った瞬間だった。

P1050471-2.jpg

通りに戻る。左手には「なりわい交流館」
S7年に建てられた「網問屋」を再整備したものだそうです。今はお休み処になっています。

P1050472-2.jpg

P1050473-2.jpg

P1050475-2.jpg

さあ、国道1号線は目の前です。直進すれば箱根方面へ、右折して小田原駅に向かって歩き始めます。

P1050482-2.jpg

東京方面から来ると、国道1号線が市民会館にぶち当たって、ぐぐっと左にカーブを切る所、
その右コーナーに堂々と佇むこの建物こそが私が子供の頃から愛して止まなかったものです。
「労金小田原支店」の建物です。
国道に面した所が丸いカーブを描き、その丸みがなんとも優しくて、優雅でいつも見るたびに「お城みたい」と思ったものでした。
すっきりとした大きな窓がエンタシスを模した壁で区切られ、風格あるエントランスがより映えます。
「労金」の看板がなければ、その美しさも際立つのに本当に残念なことです。

蛇足ですが、もう一つ小田原で好きだった建物は銀座通りにあった「スルガ銀行小田原支店」の建物です。
同じく鉄筋コンクリート造の二階建てで、四角いすっきりとしたフォルムでした。
中に入ると二階まで総吹き抜けとなっていて、壁から天井までが漆喰壁で仕上げられ、
壁と天井の境が優雅にカーブしていて、確か天井は大きな碁盤目状の枠に区切られていました。
蛍光灯の明かりが遥かに高い位置にあり、その少しだけ仄暗い中に、太陽光が二階から差してみたいな感じがとてもよかった。
残念ながら今は取り壊されてしまいました。

P1050485-2.jpg

P1050491-2.jpg

ところで箱根方面に向かう時に、国道1号線が小田原市民会館のところで直角に曲がるのなんか変だなってみなさん思いませんか?
実は江戸時代の東海道は、新宿の信号を左折し
「山上蒲鉾店」のある通りを西に向かって「なりわい交流館」のところで今の国道1号線とぶつかります。
街道としてはそのルートの方がはるかにすっきりしますよね。

東海道分間延絵図
クリックOK 東海道分間延絵図

実はこれには訳があります。
今の国道1号線のルート(新宿から小田原市民会館に前までの部分)は、
三代将軍家光を小田原城に迎えるために造られた「御成道」だったと言います。
以後江戸時代には藩主はおろか、将軍しか通らなかったそうです。
そして明治になってこちらが東海道として整備されていったというわけです。
そんなことを思いながら、来年の箱根駅伝を見ると、また一層味わい深いものとなるでしょう。

1から読む

人気ブログランキングへ
街歩きも楽しいな

Comment

- 食う寝るさんだ~す

小田原の町は、さんざん通ってるけど、知らない処がいっぱいあるんだな・・・
こんな細かな情報連荘で、ありがとさんです。
また遊びに行きたいし、仕事のついでに、こそっと遠征しようかと(笑
2011.08.31 Wed 22:23 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆食う寝るさん
街道筋というのは北条や江戸時代から発展してきているので、思わぬ風景に出会いますね。
私は昭和の初めの建物とか結構好きなので、今回名所旧跡は外していて、そんなのばかり追っかけていました。
板橋方面にも、昔造り醤油屋とかあったのだけれど、
今どうなっているのかそっち方面も探検にいきたいなと思っています。
観光名所は少ない小田原だけど、ぶらっと歩くにはいい街だなと思います。
2011.08.31 Wed 23:05 URL [ Edit ]

- よ~かん

ああ、こういうのいいですね~
1からずっと読ませていただきました。
私も最近フィルムカメラを復活させてから、ご近所散歩が楽しくなって
しまって結構歩いていますが、こんな風に色んな楽しさがある訳では
ないから羨ましいです。そっか街道筋だからこんな風に色々と楽しい
跡が残っているんですね~

私にとってあの左折右折は小田原で一番印象に残っている所です。
どうしても一号通って伊豆に行くのに避けて通れない箇所ですからね。
なる程、新宿から市民会館までの部分は将軍様しか通れなかったんで
すね。そうするとある意味今のこの状態は贅沢なのか。。
2011.09.01 Thu 22:42 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆よ~かんさん
街中の写真って、中々撮らないのでどう撮っていいのか結構悩みますね。
よ~かんさんみたいな印象的な写真が撮れたらいいんだけどスナップの域を出ないです。
私は古い建物が好きなので、そんなふうに的を絞るといいのかなあと。

よ~かんさんの界隈も鎌倉道とか大山道とかの歴史の道だと思うので、
そんな視点で探すと結構掘り出し物があるんじゃないかと。。。

>そうするとある意味今のこの状態は贅沢なのか。。

はい、将軍様の気分で通ってくださいね。
2011.09.01 Thu 23:40 URL [ Edit ]

- BLP

不動産バブルの影響は小田原では小さかったんですか
けばけばしくなくていいです。柳家ベーカリーいい店構えですね、守谷パン、岡西、蒲鉾屋、それにういろう、、小田原街探検は計画倒れになってしまっています。山の帰りにちょっとではもったいない気がしてきました。それにしても日曜だからですか?人気がないですね、ビール蔵はバスいっぱいなのに。
2011.09.02 Fri 22:55 URL [ Edit ]

- きぬ

なりわい交流館の出桁造りは趣きがあっていいなぁ、
暖簾にはご町内の町名が染め抜いてあって
雰囲気を醸し出していますね。

「ろうきん」の緩やかなカーブもいいよねぇ
2011.09.03 Sat 08:38 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆BLPさん
小田原は確かお城の周りは景観規制みたいなのがかかっていたのかなあ。
なので、大規模な地上げみたいなのはなかったですね。
小田原の旧市街は近郊の大型店や、観光ではもちろん箱根に行ってしまうので
なんとなくエアポケットみたいになってしまって、商店街は寂しい限りです。

それでも今の老舗のかまぼこ屋さんたちが、魚商から発展していったように
時代や経済の流れによって変わっていくものだと思うので、
そんな商店の底力も見てみたい気もします。

☆きぬさん
いいでしょう。
山角町、筋違橋町、欄干橋町、中宿町、本町、宮之前町いかにも街道筋っぽい名前でしょ。
旧町名は104ほど市内各地に石碑で立っていますので、そんなのを散策するのもいいかなあ。
川越や木曽路みたいにまとまってはいないけど、味わいある建物を探す楽しみもあるかもです。
2011.09.03 Sat 10:10 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

TrackBack

TrackBackURL
→ http://zeizei.blog5.fc2.com/tb.php/653-22ca77ab
Template by まるぼろらいと
まとめ
Copyright ©日々のぜいぜい All Rights Reserved.