マスキ嵐沢 4回目
2011.08.08
先々週敗退した下棚沢に相方は相当未練があったようだったけれど、なんだかきょうは気分が乗らない。
ここのところの不安定な天気のせいと、台風後に丹沢の地盤は大分緩んでいるのではという危惧が大きく心を占めている。
昨日のyahooの山岳事故のニュースではザイデングラードで祖父と孫が落石に会い、祖父が命を落とされたという。
集中的、断続的に雨が続いているので、雨の多かった地域では地盤の緩みが懸念され、充分な注意が必要なのだろう。
心からご冥福をお祈りします。

ぜいぜいに気力をぽちっとな
ここのところの不安定な天気のせいと、台風後に丹沢の地盤は大分緩んでいるのではという危惧が大きく心を占めている。
昨日のyahooの山岳事故のニュースではザイデングラードで祖父と孫が落石に会い、祖父が命を落とされたという。
集中的、断続的に雨が続いているので、雨の多かった地域では地盤の緩みが懸念され、充分な注意が必要なのだろう。
心からご冥福をお祈りします。

ぜいぜいに気力をぽちっとな
そんなこんなで、朝から布団から出ずにぐだぐだとしていると、相方が「マスキ嵐沢なら簡単だから行こう」と誘う。
あんまり気持ちは乗らないが、ここのところ敗退続きだし、先週もお山に行っていないので重い腰を上げることにする。
10時という信じられない時間に家を出て、10:55大滝沢Pを出発、先行車が3台、登山口の林道Pに2台、
この時期だもの多分沢の入渓者かしらん。
30分ほどの歩きで大量の汗がぼたぼた落ちてくる。なんだか意識が遠のくような嫌な感じ。
マスキ嵐沢出合で30分も休憩してしまう。というより意味もなく帰りたい。。。

なんとか気持ちを沢モードにして入渓
沢はきらめいて感じがいいし水も冷たくて気持ちいい。
それなのに重い気持ちが心を満たしているのは、やはり台風でどれだけ沢が様変わりしているだろうかということと
斜面の状態はとか、滝場は変わっていないのかななどと、気になって仕方がない。
相方のようにノ~天気に歩けるのがうらやましい。

下流のナメ地帯は以前と変わりなく沢歩きの楽しさが満喫できる。いつしか不安な気持ちは払拭されて沢に没頭しはじめる。
この変化がうれしい。

F1にきて、左岸からの土砂の流失が更に増えているようで、岩の積み重なりも大分不安定になっているようです。

F2は落口にあった大きな岩がなくなっていて、別の岩に変わっていて、なんだかすっきりと奥まで見通せるようになった。
本当に沢は刻々と変化している。

F3(2段15m)
相方はなんのためらいもなくずんずん登って行く。実際フリクション抜群(水量が少ないとぬめります)なのでぐいぐいいけるけど
私はやはり右側から安全に登った。

F4(2段9m)
ここはガバが豊富でいままで怖いと思ったことがなかったけど、年?
なんだか年々怖くなる。そのうち相方にザイルだしてもらうようかもです。


F5(5m)
相方はわざとハングした難しいところを登っていく。見ている方がヒヤヒヤして思わず下でキャッチ体制だけど、
まあ、キャッチできるわけではありません。
わたしは安全に右から、1歩2歩左に移動するとことが、いやらしい所があるけれどなんとか通過、
のはずが通過してからラク。。。もしかして足場にしたとこだったよう。。。

F5を越えれば難しい所もなく

CSのある左沢へ、前よりCSの中が綺麗に洗われているようで潜れそう。

途中こんな可愛い子が(カケスだそうです)。。。飛ばないでぴょんぴょんしていました。

イワタバコも可憐です。

F6(5m)涸棚のすぐ上から雨が落ち始め、先程から鳴り出した雷も段々音が大きくなってきています。
ちょうど先行者のグループが沢を下降してきました。
ここF7(10m)で始めてザイルを出します。
相方がハング岩のところで「登ってくるよね」などと言いますが怖いので断ります。
しかたなく残置に中間確保したヌンチャクを自分で回収(すまん)
私は左岸ルンゼを巻きます。
F7の上で沢装備解除です。
雨脚はさらに強くなってきました。どうせシャワクラでびっしょりなので、気にせず歩き出します。

沢詰めルンゼの最後は、土斜面がやや崩れていて、右寄りに少し巻いてから登りましたが、厄介でした。
鞍部から(箒)権現山に向かい
今回は間違えないようにしっかりとコンパスを切りながら権現山から畦ヶ丸登山口まで下って行きました。
始めさえ間違わなければ1000m圏と800m圏のみ注意です。
下るに連れて霧も段々と深くなり、広い尾根で霧に巻かれなくてよかったねと胸を撫で下ろします。

下山してみると沢を下降していったグループに追いつきました。
大滝沢を見やれば、真っ茶色に濁った水と濁流がすごいです。森の中では少しの雨にしか感じませんでしたが
かなり降ったのと、やはり土砂が不安定になっているのでしょうか。
まだ少し大気の状態が不安定なようですが、週末は縦走です。早くお天気が安定しますように。
***コースタイム***
自宅10:00~大滝橋奥P1055~マスキ嵐沢出合11:30/入渓12:05~F7上、沢解除14:00/14:15~登山道鞍部14:25~
権現山14:45~大滝橋奥P15:45
2009.9.2記録
あんまり気持ちは乗らないが、ここのところ敗退続きだし、先週もお山に行っていないので重い腰を上げることにする。
10時という信じられない時間に家を出て、10:55大滝沢Pを出発、先行車が3台、登山口の林道Pに2台、
この時期だもの多分沢の入渓者かしらん。
30分ほどの歩きで大量の汗がぼたぼた落ちてくる。なんだか意識が遠のくような嫌な感じ。
マスキ嵐沢出合で30分も休憩してしまう。というより意味もなく帰りたい。。。

なんとか気持ちを沢モードにして入渓
沢はきらめいて感じがいいし水も冷たくて気持ちいい。
それなのに重い気持ちが心を満たしているのは、やはり台風でどれだけ沢が様変わりしているだろうかということと
斜面の状態はとか、滝場は変わっていないのかななどと、気になって仕方がない。
相方のようにノ~天気に歩けるのがうらやましい。

下流のナメ地帯は以前と変わりなく沢歩きの楽しさが満喫できる。いつしか不安な気持ちは払拭されて沢に没頭しはじめる。
この変化がうれしい。

F1にきて、左岸からの土砂の流失が更に増えているようで、岩の積み重なりも大分不安定になっているようです。

F2は落口にあった大きな岩がなくなっていて、別の岩に変わっていて、なんだかすっきりと奥まで見通せるようになった。
本当に沢は刻々と変化している。

F3(2段15m)
相方はなんのためらいもなくずんずん登って行く。実際フリクション抜群(水量が少ないとぬめります)なのでぐいぐいいけるけど
私はやはり右側から安全に登った。

F4(2段9m)
ここはガバが豊富でいままで怖いと思ったことがなかったけど、年?
なんだか年々怖くなる。そのうち相方にザイルだしてもらうようかもです。


F5(5m)
相方はわざとハングした難しいところを登っていく。見ている方がヒヤヒヤして思わず下でキャッチ体制だけど、
まあ、キャッチできるわけではありません。
わたしは安全に右から、1歩2歩左に移動するとことが、いやらしい所があるけれどなんとか通過、
のはずが通過してからラク。。。もしかして足場にしたとこだったよう。。。

F5を越えれば難しい所もなく

CSのある左沢へ、前よりCSの中が綺麗に洗われているようで潜れそう。

途中こんな可愛い子が(カケスだそうです)。。。飛ばないでぴょんぴょんしていました。

イワタバコも可憐です。

F6(5m)涸棚のすぐ上から雨が落ち始め、先程から鳴り出した雷も段々音が大きくなってきています。
ちょうど先行者のグループが沢を下降してきました。
ここF7(10m)で始めてザイルを出します。
相方がハング岩のところで「登ってくるよね」などと言いますが怖いので断ります。
しかたなく残置に中間確保したヌンチャクを自分で回収(すまん)
私は左岸ルンゼを巻きます。
F7の上で沢装備解除です。
雨脚はさらに強くなってきました。どうせシャワクラでびっしょりなので、気にせず歩き出します。

沢詰めルンゼの最後は、土斜面がやや崩れていて、右寄りに少し巻いてから登りましたが、厄介でした。
鞍部から(箒)権現山に向かい
今回は間違えないようにしっかりとコンパスを切りながら権現山から畦ヶ丸登山口まで下って行きました。
始めさえ間違わなければ1000m圏と800m圏のみ注意です。
下るに連れて霧も段々と深くなり、広い尾根で霧に巻かれなくてよかったねと胸を撫で下ろします。

下山してみると沢を下降していったグループに追いつきました。
大滝沢を見やれば、真っ茶色に濁った水と濁流がすごいです。森の中では少しの雨にしか感じませんでしたが
かなり降ったのと、やはり土砂が不安定になっているのでしょうか。
まだ少し大気の状態が不安定なようですが、週末は縦走です。早くお天気が安定しますように。
***コースタイム***
自宅10:00~大滝橋奥P1055~マスキ嵐沢出合11:30/入渓12:05~F7上、沢解除14:00/14:15~登山道鞍部14:25~
権現山14:45~大滝橋奥P15:45
2009.9.2記録
Comment
イワタバコ - 河童
土佐も咲き始めました。
2011.08.09 Tue 04:37 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆河童ちゃん
イワタバコが咲くと沢の夏もいよいよ本番だね。
イワタバコが咲くと沢の夏もいよいよ本番だね。
- ロビン
あぁ いきたや~
ザブザブ歩いて、水しぶき浴びながら よじ登る系
きっと楽しいだろうなぁ
っと言っても まずは基本だよね。
ねね ぜぜさんの去年の探せないんだけどー
upしてる?
ザブザブ歩いて、水しぶき浴びながら よじ登る系
きっと楽しいだろうなぁ
っと言っても まずは基本だよね。
ねね ぜぜさんの去年の探せないんだけどー
upしてる?
2011.08.09 Tue 12:27 URL [ Edit ]
- ロビン
ありましてござる

2011.08.09 Tue 12:31 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆ろびはん
沢はハマると相方みたいに中毒になります。。。寒くても行きたいらしい。。。
沢はハマると相方みたいに中毒になります。。。寒くても行きたいらしい。。。
- まゆ太
日曜日はやはり丹沢でも沢でしたか^^
こちらは涼しげでよいですねー
大倉尾根は、暑いし、ヒルいるし。
でも、ボッカ駅伝参加してから、大倉尾根にかかわる人たちとのふれあいがたのしくて、なんか楽しいです。
この日も、小屋あることに、しゃべってたら、登るのも、下るのも、いつもよりようけ時間かかっちゃいました^^;
こちらは涼しげでよいですねー
大倉尾根は、暑いし、ヒルいるし。
でも、ボッカ駅伝参加してから、大倉尾根にかかわる人たちとのふれあいがたのしくて、なんか楽しいです。
この日も、小屋あることに、しゃべってたら、登るのも、下るのも、いつもよりようけ時間かかっちゃいました^^;
2011.08.10 Wed 06:45 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆まゆぴょん
沢は涼しいけどちょっと孤独でもあるかな。
大倉尾根は、小屋小屋が味わいがあって、なので小屋毎のファンの方も多いみたいですね。
もっと年取って歩けなくなったら、途中の小屋に泊まってお山を感じるのも、また楽しいだろうなと思います。
沢は涼しいけどちょっと孤独でもあるかな。
大倉尾根は、小屋小屋が味わいがあって、なので小屋毎のファンの方も多いみたいですね。
もっと年取って歩けなくなったら、途中の小屋に泊まってお山を感じるのも、また楽しいだろうなと思います。
TrackBack
TrackBackURL
→ http://zeizei.blog5.fc2.com/tb.php/645-5c0fb131
→ http://zeizei.blog5.fc2.com/tb.php/645-5c0fb131
| Home |