fc2ブログ

日々のぜいぜい

Home |  |  |  |  | 山行記録 | つれづれ | たべもの | テレビ | ダイエット |  |  |  |  | 音楽 | 写真 | 動物 | 映画 | お絵かき | 芸術 | 未分類 |  

丹沢、金目川-春岳沢

2011.07.12
9日は平年より随分と早い梅雨明けです。
気温も連日うなぎ登りで下界はますます辛い季節の到来です。
ぜいぜい家は夏本番のさなか4週間も沢から遠ざかっていました。このままでは相方の頭のお皿も干上がってしまいそうです。

翌10日の日曜も、更なる気温の上昇が予想されます。
どこの沢にしようかいろいろ思案しましたが、湧水があって沢水が冷たい、ヒル沢だから人も少ないだろう、途中打ち切りで詰めが楽、
短くてのんびり、と理想的(どこがだ)な春岳沢に決定。

IMG_1647.jpg


画像をクリックするとアルバムにリンクします。
本日にミッションは暑くなりそうな時間帯に沢になるべく長時間滞在すること、夕方涼しくなったら帰宅と
政府からも奨励されている過ごし方を実践すべく、節約小市民の鏡となるべくがんばってきます(爆
要するに寝坊してゆっくり出かけて、のんびり歩いて来るっちゅうことですわ。

春岳沢は遡行自体は標高差200m程の沢で、早い人は1hも掛からずに遡行してしまうようです。
男な人は、湧水地帯の二俣から難しい涸棚や激藪をこいで大山山頂へと向かうようですが、難易度が高そうです。
が、女の子なので(あ、うそ言ったかも)湧水地帯で切り上げることにします。

蓑毛のバス停(トイレあり)対面の狭い車道を沢沿いに車で登り人家の途切れた先の空き地に駐車します。
このコンクリートの車道登りが、結構しんどい。汗をボタボタと滴らせてやがて沢を横切るところから登山道になります。
少し登山道を登った先で、「髭僧の滝」の分岐を右に入ります。金目ダムにて入渓準備をします。
きょうはまだ山ビルはいないようです。からっとした天気の時は、彼らも涼しい葉陰でお休みでしょう。
喰われる方も年齢制限があるのかは、ヤマビルに聞いてみないとわかりませんが、とりあえずしめしめです。
ほんの少しで髭僧の滝に下るはっきりとした踏み跡があるので、そちらを下ります。
ぜいぜい家のように、けもの道を下って沢に降りると、堰堤にぶつかりますので、気をつけましょう(爆

「髭僧の滝」はこの沢唯一の落差のあるりっぱな滝で、滝壺はとても涼しいです。
早く遡行してはもともこもないので、ここでしばらく滝の霊気を味わいます。
いろいろルート取りをしてみますが、水線は行けそうで、やっぱり怖い。相方は右のカンテがゆるいとか言いますが、
ここは安全にさらに右手のルンゼを巻きます。

さあ、ここからパラダイスの始まりです。
どれも水線通しに行ける滝ばかりで、冷たくて気持ちいい~
が、うっかり土斜面をさわってしまったら、来ました、赤い奴が親指の付け根に。。。
あわててはじき飛ばそうとしますが、すでに吸血体制に入ったのかびくともしません。
「塩、塩~」と叫びますが、相方はまだ滝の下、間に合いません。
無理にはがすと、口の部分が残ってもやっかいなので、ここは思い切り親指を曲げて、手首をぎゅっと締めたら
あ~ら不思議、赤い奴がぽろっと弾けって落ちてしまいました。幸いにも吸血されていなかった。

うふふ、若いピチピチな肌の弾き返しに奴も負けてしまったみたい。。。
これ以後、ヤマビルにとりつかれることはありませんでした。快適です。

上流に向かっていくと、湧水が近づきますます沢水は冷たくなります。
沢中のヤマビルのいなそうな岩に腰をおろしてのんびり昼食タイムです。
本当に気持ちがいいので早く遡行を終えてしまうともったいないです。

さてさて、三段10mの滝場で思わぬアクシデントです。
滝を登り、登ってくる相方の写真を撮って、カメラをズボンのポケットにしまったら。。。
しまったはずのカメラがポケットにありません。
うわあ~
あわてて周りを探しますが、滝場の途中なので流れていったみたいです。
急いでクライムダウンし、相方が石で滝の水流を止めたりしてみますが、ない。。。
急な場所なので、下まで流れていってしまったかと諦めたその時、反対側の水流にキラリと光るOptioWS80!!!
ありましたあ!
あ~防水カメラでよかった。

こんなアクシデントを乗り越えると木に赤テの目印があり、もう湧水地はすぐそこでした。
冷たくておいしい水です。丹沢でも1,2の冷たさでしょう。さすがに霊峰大山です。

湧水地から10m程下流の右岸には微かな踏み跡があり、もみじ沢との中間尾根への仕事道でしょう。
今日は最後まで楽を決め込むので、左岸のとてもりっぱな仕事道から蓑毛からの大山裏参道に向かいます。
途中には、破壊された石仏があったり、大山が江戸時代までは女人禁制のお山であった案内などがありました。

この裏参道はまだ20代の頃、勤めていた会社の課内親睦で大山登山の下山で通ったことを思い出しました。
夏の暑い盛りで、誰が大山登ろうなんて言い出したんだろう。。。
登山なんてそのときは一部の冒険好きな人達の趣味だと思っていたので、え~山登り~といやいやでしたが
いざ登ってみるといい汗かいて気分爽快だった。。。
途中開けたすこぶる展望のよいベンチもある場所で休憩したっけ。
今はその場所は植林した杉の幹が随分と太くなって、この間の歳月の長さを物語る。うへえなんである。。。

まだまだ下山には早いので、途中の防火帯のような風通しの良い場所で涼んでいくことにします。
ここにも、壊れた石仏の台座らしきものもありました。
何をするでもなく、持ち帰った冷たい水を飲んだり、空の青さや木々の緑に心奪われたり、
早く歩いてしまうのはもったいない自然の中です。

中年のグループのゆっくりペースにつきあいながら、こちらも歩調を合わせます。
めずらしく、男子グループに二組も会います。どちらもにぎやかで楽しそう。
一組は蓑毛で水浴びしていたよ。

最後は車を止めたところまでひと登りで、涼しい沢旅を終えました。あ~楽しかった。

***全然参考にならないコースタイム***
蓑毛空き地P10:10~金目ダム10:30/10:45~二俣遡行終了点13:15/13:35~裏参道合流13:55~蓑毛空き地P15:20


人気ブログランキングへ
久しぶりのお山にぽちっとな

Comment

- ろび@お仕事

ヒルにくわれるわ
カメラおとすわ
昔を思い出すは
楽しさ盛沢山ですね。

しかし、ここんとこの暑さからか
沢がやりたくなってくる今年の夏ごろごろ
2011.07.12 Tue 12:25 URL [ Edit ]

コチラにも - 岐阜ぺんぎん

河童ちゃん 見えたんでつね~

涼しげな レポ
ありがとさんでした
2011.07.12 Tue 13:18 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ろびはん
いや、ヒルには喰われてないの。若さで振り落としたんだってばさ。
沢にはまると夏場の低山はもう私には無理、歩けません。ろびはんもぜひはまってみてはどうかなあ。。。
沢ぞいの遊歩道とかもいいよね。服のままでどぼんとか。。。

☆岐阜ペンギンさん
え、河童ちゃんは来られてないです。うちの相方がもう干上がりそうになっていました。
沢は涼しくていいですよ~
2011.07.12 Tue 13:29 URL [ Edit ]

えっ!! - 河童

 私の生き霊がっ  ( ̄□ ̄;)!!

2011.07.12 Tue 20:40 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆河童ちゃん
神出鬼没!!!
2011.07.12 Tue 21:17 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

TrackBack

TrackBackURL
→ http://zeizei.blog5.fc2.com/tb.php/637-f2ecffa6
Template by まるぼろらいと

Copyright ©日々のぜいぜい All Rights Reserved.