日川ー曲り沢
2010.10.25
まあ人というものは我がままなものでありまして。
難しい滝場のある沢だと、怖い、もうダメ、死ぬ、一歩も足がでない、何でこんなとこ連れてきた。
と、まあ悪態の限りを尽くして相方を呪ったり、おのれの不甲斐なさを恥じたりと相成ります。
ところが、ひとたび易しい沢に入りますと、初めはルンルンと、楽勝の、目つぶっても登れるだのと。
そのうちには、もう飽きたあ~早く稜線こないかなあ。
と、奥さん、もう付き合ってられませんて。。。

画像をクリックするとアルバムにリンクします
難しい滝場のある沢だと、怖い、もうダメ、死ぬ、一歩も足がでない、何でこんなとこ連れてきた。
と、まあ悪態の限りを尽くして相方を呪ったり、おのれの不甲斐なさを恥じたりと相成ります。
ところが、ひとたび易しい沢に入りますと、初めはルンルンと、楽勝の、目つぶっても登れるだのと。
そのうちには、もう飽きたあ~早く稜線こないかなあ。
と、奥さん、もう付き合ってられませんて。。。

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そんなこんなで、秋も深まって参りました京子のごろごろ。。。
濡れなくて、短くて、ちょ~癒し系第二弾は先週の金山沢続いて、南大菩薩の曲り沢に行ってきました。
そんな癒し系ですが、人にも癒し系な沢は、当然大自然の生き物たちにも癒し系なわけで。
しょっぱなから、うり坊がぜいぜい前方を猛スピードで横切っていきましたよ。
おまけに、明らかに熊さんとおぼしき足跡多数はけ~ん。。。
なので、傾斜も少なく、楽勝でどんどん歩ける沢なのに、右尾根、左尾根、前方と指差し確認よろしく
目を凝らしながらの遡行となりました。
なんか癒し系なのに、神経使いすぎて、首痛いし。。。
まあ、こういう歩きはとても勉強になったりもします。
滝場や沢の分岐ばかり見ているのとは又違う、沢の向かう先や現在位置とかが、ほぼ把握できて、
ルーファイの難しい沢という触れ込みでしたが、すっきりと目的の稜線に出ることができました。
では、なぜルーファイが厄介かというのは、境界見出標回りの書き込みの赤いペイントや赤テが
目的の詰めとは違う方向にしっかりと矢印があったりして、それに騙されやすいのです。
あくまでも沢の方向や尾根の入り方や向き、ランドマークである大谷ヶ丸の位置などと、
地形図での状況判断などが大切です。
と言うわけで曲り沢です。
景徳院前の姫ヶ淵の駐車場に車を止め、400m程県道を登って右手の林道に入ります。
しばらく舗装された狭い道からダートに変わって、林道の終点の広場に到着。
橋を渡って、前方の大堰堤は枝沢で、本流は左になります。
花崗岩と白砂の沢床をたどって行くと美しい5段20mの滝、傾斜がゆるいのでルートを探しながら楽に登れます。
その後もナメ、小滝、階段状の滝と楽しみながら辿れるものばかり。
1150mあたりで、右から入ってくる沢には、しっかりマーキングがありますが枝沢です。
山肌に目をやると(って、熊が怖くて、目をやりどおしなんですけど。。。)
土の斜面に大きな岩がぼこっと収まっています。今にも落ちそうに見えるのですが、
沢に転がっている岩は苔生した古いものばかり。意外としっかりと張り付いています。
沢に大岩が目立つようになると、1270mの二俣はペンキマークのある右俣へ。
更に1320mあたりの二俣はインゼル状に並走して行き、中間に尾根が入ると、初めて左右に別れていきます。
左沢は大谷ヶ丸北峰に突き上げる困難な沢ですが、こちらに導くような赤ペンキ矢印があり注意が必要です。
熟練者以外は無理と思います。
右沢は少し荒れた所を抜けると、数mのナメのあと大岩にぶつかります。
遡行目的ならここを詰めれば、少しの急登で比較的簡単に稜線の小尾根にたどり着きます。左に少しで登山道に出ました。
大谷ヶ丸に詰め上げるのが目的ならば、右沢と左沢の中間尾根のようですが、地形図の傾斜はきつく、右沢から稜線に出てから行ったほうが楽だと思います。
今回は雲行きもあやしく展望もなさそうなので、大谷ヶ丸はパスしました。
ここではじめて登山者に会います。帽子をとって丁寧に挨拶をされた物静かな男性でした。
曲り沢峠に向かって下っていくと、ミズナラの尾根が落ち葉がいっぱいでサクサクと気持ちがいいです。
稜線の紅葉は始まったばかりで、木々の揮発性の香りが心地いい。
唐松林に入ると、下草や木々の刈払いが行われていてヤブはなくなっています。
コンドウ丸からは滝子山が木々の間から覗かれました。
ダート広場に車を止めてあると曲り沢峠から赤破線の登山道を下って行きますが、
景徳院前に止めてあるので、大鹿峠から登山道を下って行きます。
大鹿山のトラバースはとても雰囲気のある登山道で、いろんな色や形の落ち葉がいい感じです。
あとは尾根を一気に高度を下げて景徳院の墓地のあたりに出ました。
やまと天目温泉に向かう頃に雨がぽつぽつ落ちてきました。
***コーシタイム***
10/24(日)曇り
姫ヶ淵駐車場7:30~林道終点広場8:15/8:30~1320m奥の二俣11:55~左沢偵察20分~水流切れ沢解除12:40/13:00~
登山道13:15~曲り沢峠14:05~景徳院15:10
濡れなくて、短くて、ちょ~癒し系第二弾は先週の金山沢続いて、南大菩薩の曲り沢に行ってきました。
そんな癒し系ですが、人にも癒し系な沢は、当然大自然の生き物たちにも癒し系なわけで。
しょっぱなから、うり坊がぜいぜい前方を猛スピードで横切っていきましたよ。
おまけに、明らかに熊さんとおぼしき足跡多数はけ~ん。。。
なので、傾斜も少なく、楽勝でどんどん歩ける沢なのに、右尾根、左尾根、前方と指差し確認よろしく
目を凝らしながらの遡行となりました。
なんか癒し系なのに、神経使いすぎて、首痛いし。。。
まあ、こういう歩きはとても勉強になったりもします。
滝場や沢の分岐ばかり見ているのとは又違う、沢の向かう先や現在位置とかが、ほぼ把握できて、
ルーファイの難しい沢という触れ込みでしたが、すっきりと目的の稜線に出ることができました。
では、なぜルーファイが厄介かというのは、境界見出標回りの書き込みの赤いペイントや赤テが
目的の詰めとは違う方向にしっかりと矢印があったりして、それに騙されやすいのです。
あくまでも沢の方向や尾根の入り方や向き、ランドマークである大谷ヶ丸の位置などと、
地形図での状況判断などが大切です。
と言うわけで曲り沢です。
景徳院前の姫ヶ淵の駐車場に車を止め、400m程県道を登って右手の林道に入ります。
しばらく舗装された狭い道からダートに変わって、林道の終点の広場に到着。
橋を渡って、前方の大堰堤は枝沢で、本流は左になります。
花崗岩と白砂の沢床をたどって行くと美しい5段20mの滝、傾斜がゆるいのでルートを探しながら楽に登れます。
その後もナメ、小滝、階段状の滝と楽しみながら辿れるものばかり。
1150mあたりで、右から入ってくる沢には、しっかりマーキングがありますが枝沢です。
山肌に目をやると(って、熊が怖くて、目をやりどおしなんですけど。。。)
土の斜面に大きな岩がぼこっと収まっています。今にも落ちそうに見えるのですが、
沢に転がっている岩は苔生した古いものばかり。意外としっかりと張り付いています。
沢に大岩が目立つようになると、1270mの二俣はペンキマークのある右俣へ。
更に1320mあたりの二俣はインゼル状に並走して行き、中間に尾根が入ると、初めて左右に別れていきます。
左沢は大谷ヶ丸北峰に突き上げる困難な沢ですが、こちらに導くような赤ペンキ矢印があり注意が必要です。
熟練者以外は無理と思います。
右沢は少し荒れた所を抜けると、数mのナメのあと大岩にぶつかります。
遡行目的ならここを詰めれば、少しの急登で比較的簡単に稜線の小尾根にたどり着きます。左に少しで登山道に出ました。
大谷ヶ丸に詰め上げるのが目的ならば、右沢と左沢の中間尾根のようですが、地形図の傾斜はきつく、右沢から稜線に出てから行ったほうが楽だと思います。
今回は雲行きもあやしく展望もなさそうなので、大谷ヶ丸はパスしました。
ここではじめて登山者に会います。帽子をとって丁寧に挨拶をされた物静かな男性でした。
曲り沢峠に向かって下っていくと、ミズナラの尾根が落ち葉がいっぱいでサクサクと気持ちがいいです。
稜線の紅葉は始まったばかりで、木々の揮発性の香りが心地いい。
唐松林に入ると、下草や木々の刈払いが行われていてヤブはなくなっています。
コンドウ丸からは滝子山が木々の間から覗かれました。
ダート広場に車を止めてあると曲り沢峠から赤破線の登山道を下って行きますが、
景徳院前に止めてあるので、大鹿峠から登山道を下って行きます。
大鹿山のトラバースはとても雰囲気のある登山道で、いろんな色や形の落ち葉がいい感じです。
あとは尾根を一気に高度を下げて景徳院の墓地のあたりに出ました。
やまと天目温泉に向かう頃に雨がぽつぽつ落ちてきました。
***コーシタイム***
10/24(日)曇り
姫ヶ淵駐車場7:30~林道終点広場8:15/8:30~1320m奥の二俣11:55~左沢偵察20分~水流切れ沢解除12:40/13:00~
登山道13:15~曲り沢峠14:05~景徳院15:10
Comment
えーーーー!! - mogu
え~ぜいぜいさんも昨日曲り沢?私も昨日行ったのよ!!
私達の前に歩いていた足跡はぜいぜいさん達だったのか・・・
私達は林道終点まで車で入って行きました。
初っぱなから大堰堤の方に入ってしまい1時間のロス・・・
次は高度計を100mも間違って合わせたため、枝沢に入ってしまい、H1403m付近コンドウ丸の少し先に出てしまったのよ。
私達にはルーファイの難しい沢でしたわ。(T_T)
私達の前に歩いていた足跡はぜいぜいさん達だったのか・・・
私達は林道終点まで車で入って行きました。
初っぱなから大堰堤の方に入ってしまい1時間のロス・・・
次は高度計を100mも間違って合わせたため、枝沢に入ってしまい、H1403m付近コンドウ丸の少し先に出てしまったのよ。
私達にはルーファイの難しい沢でしたわ。(T_T)
2010.10.25 Mon 18:52 URL [ Edit ]
- おくがけど
クマだって遡行する~
イノシシだって渡渉する~
熊鈴鳴らしてんでしょ?
それにぜいぜいさんの地響きもあるから、クマちゃんも警戒して寄ってこないっしょ。
イノシシだって渡渉する~
熊鈴鳴らしてんでしょ?
それにぜいぜいさんの地響きもあるから、クマちゃんも警戒して寄ってこないっしょ。
2010.10.25 Mon 20:22 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆moguさん
こちらも更に、え~ですよ~いっしょの沢だったんですね~
あの林道、相当ひどいという情報だったので、車で入るのは止めました。路肩が一箇所相当崩れてましたよ~ご無事でなによりです。
曲り沢は、標高と地形図でチェックしないと中々ルーファイ難しいですよね。トポはあんまりアテにならないみたい。
moguさんたちが入った枝沢は何となくわかりました。沢床も低いし、赤テもあったし、いかにもはいっちゃいそうな枝沢だと思ってました。
でも、晩秋の癒し沢にはもってこいでしたね。
☆おくがけちゃん
きのこ多い時期だと、沢も結構緊張するよね。
熊鈴は普段つけない相方にも付けさせて、二人でジャラジャラとでしたよ~
地響きってまあ、あの華麗な私のステップ、見せたことなかったっけ?あ、関西じゃ舞台なかったんだ。
こんど東京に来たら、チケットあげるから。。。。。。。。。
こちらも更に、え~ですよ~いっしょの沢だったんですね~
あの林道、相当ひどいという情報だったので、車で入るのは止めました。路肩が一箇所相当崩れてましたよ~ご無事でなによりです。
曲り沢は、標高と地形図でチェックしないと中々ルーファイ難しいですよね。トポはあんまりアテにならないみたい。
moguさんたちが入った枝沢は何となくわかりました。沢床も低いし、赤テもあったし、いかにもはいっちゃいそうな枝沢だと思ってました。
でも、晩秋の癒し沢にはもってこいでしたね。
☆おくがけちゃん
きのこ多い時期だと、沢も結構緊張するよね。
熊鈴は普段つけない相方にも付けさせて、二人でジャラジャラとでしたよ~
地響きってまあ、あの華麗な私のステップ、見せたことなかったっけ?あ、関西じゃ舞台なかったんだ。
こんど東京に来たら、チケットあげるから。。。。。。。。。
- 上松 B作
あ、あの~~この時期サブくないっすか?沢に入って・・・(驚愕!!)
私も最近はクマ鈴付けて歩いてます、最近、登山道でよく獣のにおいがぷんぷんしてますんでねぇ~
私も最近はクマ鈴付けて歩いてます、最近、登山道でよく獣のにおいがぷんぷんしてますんでねぇ~
2010.10.31 Sun 06:59 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆Bちゃん
沢水はひたひた位なんで、登山道でこの時期、雨に濡れるより寒くないですよ。
それでも、沢靴は薄いんで、じんわり指先はチベタイかなあ。
熊ね~怖いよね~
でも、人里に降りてくる熊のが殺気だってるよね。お山の熊は、よっぽどのことがない限り、人前には出てこないもんね。
沢水はひたひた位なんで、登山道でこの時期、雨に濡れるより寒くないですよ。
それでも、沢靴は薄いんで、じんわり指先はチベタイかなあ。
熊ね~怖いよね~
でも、人里に降りてくる熊のが殺気だってるよね。お山の熊は、よっぽどのことがない限り、人前には出てこないもんね。
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