中津川流域ー神流川ー金山沢右俣~両神山~八丁尾根
2010.10.19
秋も深まり、水流をじゃばじゃば行くには辛い季節になりました。
そこで、癒し系で短くて水流もほどほどな、ぜいぜい好みの沢、見つけちゃいましたね~
ガイドでは、車利用ならば、両神山への最短登路ということになっていますが、
もちろんたっぷりと時間を掛けて両神山へ向かったのは言うまでもありません。
下山はささっと作業道からと密かに企んでいましたが、相方がそんなぬるいコース取りを許すわけもなく
しっかりと八丁尾根を下らさせてくれましたとも。
それでも薄曇りとはいえ、八丁尾根の紅葉は見ごたえがありました。

画像をクリックするとアルバムにリンクします
そこで、癒し系で短くて水流もほどほどな、ぜいぜい好みの沢、見つけちゃいましたね~
ガイドでは、車利用ならば、両神山への最短登路ということになっていますが、
もちろんたっぷりと時間を掛けて両神山へ向かったのは言うまでもありません。
下山はささっと作業道からと密かに企んでいましたが、相方がそんなぬるいコース取りを許すわけもなく
しっかりと八丁尾根を下らさせてくれましたとも。
それでも薄曇りとはいえ、八丁尾根の紅葉は見ごたえがありました。

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奥秩父方面に来るときには、必ず前泊する「道の駅みとみ」に今回もお世話になった。
夏の沢シーズンには、沢屋さんのグループが結構泊まっているけど、西沢渓谷の紅葉にはちょっと早いこの時期
駐車場で車中泊しているのは数台だった。
ここから入渓点のある落合橋までは車で50分ほど、西武観光バスが「彩の国ふれあいの森」まで入っているようだ。
出合より神流川沿いに車道を分けると、日窯の鉱山脇を通る。
往時は賑わったであろう鉱山の回りには、今は廃屋となった家々が朽ちるに任せて佇んでいてわびしい。
程なく落合橋の駐車場に到着、5~6台ほど停められそうだ。
ここで先客の男性にいろいろ両神山のお話を聞いた。
相当両神山に通われているようで、紅葉は18日前後3日間が見頃なのだそうです。
沢支度を整えて上落合橋手前左岸の踏み跡から入渓。
八丁沢(金山沢左俣)を少し下って出合から金山沢右俣に入った。
少しのゴーロ歩きからすぐ小さなナメ滝が現れる。ナメが大部分を占める沢なのでいかにも癒し系。
それでも、水量が少ないので、滑らなそうで滑り、滑りそうで滑らないという微妙な沢床ではあります。
ナメといってもナメ滝をいくつも繋げたような感じなので、グイグイ高度を上げていく。
1165mの二俣は左を、1215mの二俣は右を行くとトイ状の滝が、更にナメの先にこの沢で最も難しそうな
7mの逆層の滝が現れる。直登はもちろん無理で左岸を巻くのだけど、沢床がぬるぬるなので、
なんとか手がかりのある左岸の倒木のところまで這っていった。
あとは、倒木づたいにガレを少しだけ登って小さく巻いた。上から覗くと結構立っていた。
1285mの二俣は右へ進めば大岩を目印に、後は両神一という120mの大ナメをほんとに気持よく歩いていく。
ナメラ沢が近年荒れてしまったけれど、ここはナメラ沢よりもいい気分。
欲を言えば、もう少し水量があったら申し分なしかな。
楽しかったナメが終わると、稜線までは高度差250mほど。
ガレを詰め、二俣を左左と詰めていけば、岩峰にぶちあたることもなく草付きから簡単に稜線に出られた。
ほんと癒し系。。。
明るい梵天尾根から30分で剣ヶ峰山頂。途中携帯を拾ったが、幸い山頂で無事持ち主に渡すことができた。
20人の団体さんが下山した後の山頂は静かなもので、団体さんとバッティングしなくてほんとによかった。
山頂はツツジ系の赤い紅葉が真っ盛りだった。

画像をクリックするとアルバムにリンクします
さてさて、これからは相方が是非にと行きたがっていた、八丁尾根に向かう。
山頂を下りいきなり尾根通しに行ってしまい、蟻の刃渡りみたいなところをクライムダウンして行き詰まる。
戻ったら、山頂から見て右側にちゃんと標柱があって巻き道になっていた。やれやれだ。
このルートを歩く人は当然岩稜歩きに慣れている人だと思うので、鎖がしっかり整備されていて問題はないと思います。
ただ、アップダウンも激しく鎖の数は30とも40とも言われていますから、
岩稜歩きに慣れていない人は、相当慎重に歩いてくださいね。ガス、雨のときは要注意ですね。
それでも、西岳に着く頃には電池切れてきます。
八丁峠までは、まだまだ気を許せないところもありますから、最後まで気を抜かないように!
それでも切れたった尾根から見るあたりの風景は遮るものもなく、紅葉と岩稜はうっとりとするような美しい風景でした。
来週まで充分に楽しめると思います。
やっとこ八丁峠に辿りつくと、あとはゆるゆるとつづれ織の道を下って行きます。
こんな最後のやさしい道中が、頭がからっぽになって今日の沢旅を反芻させてくれる、この上もない道となるのですね。
***コースタイム***
10/16(土)自宅21:00~道の駅みとみ23:15
10/17(日)道の駅みとみ7:10~落合橋P7:58/8:22~1215m二俣9:00~
奥の二俣上1400m辺り、水流切れ解除10:20/10:45~梵天尾根稜線11:30~剣ヶ峰山頂12:00/12:20~
東岳13:10/13:15~八丁峠15:25~落合橋P16:15
夏の沢シーズンには、沢屋さんのグループが結構泊まっているけど、西沢渓谷の紅葉にはちょっと早いこの時期
駐車場で車中泊しているのは数台だった。
ここから入渓点のある落合橋までは車で50分ほど、西武観光バスが「彩の国ふれあいの森」まで入っているようだ。
出合より神流川沿いに車道を分けると、日窯の鉱山脇を通る。
往時は賑わったであろう鉱山の回りには、今は廃屋となった家々が朽ちるに任せて佇んでいてわびしい。
程なく落合橋の駐車場に到着、5~6台ほど停められそうだ。
ここで先客の男性にいろいろ両神山のお話を聞いた。
相当両神山に通われているようで、紅葉は18日前後3日間が見頃なのだそうです。
沢支度を整えて上落合橋手前左岸の踏み跡から入渓。
八丁沢(金山沢左俣)を少し下って出合から金山沢右俣に入った。
少しのゴーロ歩きからすぐ小さなナメ滝が現れる。ナメが大部分を占める沢なのでいかにも癒し系。
それでも、水量が少ないので、滑らなそうで滑り、滑りそうで滑らないという微妙な沢床ではあります。
ナメといってもナメ滝をいくつも繋げたような感じなので、グイグイ高度を上げていく。
1165mの二俣は左を、1215mの二俣は右を行くとトイ状の滝が、更にナメの先にこの沢で最も難しそうな
7mの逆層の滝が現れる。直登はもちろん無理で左岸を巻くのだけど、沢床がぬるぬるなので、
なんとか手がかりのある左岸の倒木のところまで這っていった。
あとは、倒木づたいにガレを少しだけ登って小さく巻いた。上から覗くと結構立っていた。
1285mの二俣は右へ進めば大岩を目印に、後は両神一という120mの大ナメをほんとに気持よく歩いていく。
ナメラ沢が近年荒れてしまったけれど、ここはナメラ沢よりもいい気分。
欲を言えば、もう少し水量があったら申し分なしかな。
楽しかったナメが終わると、稜線までは高度差250mほど。
ガレを詰め、二俣を左左と詰めていけば、岩峰にぶちあたることもなく草付きから簡単に稜線に出られた。
ほんと癒し系。。。
明るい梵天尾根から30分で剣ヶ峰山頂。途中携帯を拾ったが、幸い山頂で無事持ち主に渡すことができた。
20人の団体さんが下山した後の山頂は静かなもので、団体さんとバッティングしなくてほんとによかった。
山頂はツツジ系の赤い紅葉が真っ盛りだった。

画像をクリックするとアルバムにリンクします
さてさて、これからは相方が是非にと行きたがっていた、八丁尾根に向かう。
山頂を下りいきなり尾根通しに行ってしまい、蟻の刃渡りみたいなところをクライムダウンして行き詰まる。
戻ったら、山頂から見て右側にちゃんと標柱があって巻き道になっていた。やれやれだ。
このルートを歩く人は当然岩稜歩きに慣れている人だと思うので、鎖がしっかり整備されていて問題はないと思います。
ただ、アップダウンも激しく鎖の数は30とも40とも言われていますから、
岩稜歩きに慣れていない人は、相当慎重に歩いてくださいね。ガス、雨のときは要注意ですね。
それでも、西岳に着く頃には電池切れてきます。
八丁峠までは、まだまだ気を許せないところもありますから、最後まで気を抜かないように!
それでも切れたった尾根から見るあたりの風景は遮るものもなく、紅葉と岩稜はうっとりとするような美しい風景でした。
来週まで充分に楽しめると思います。
やっとこ八丁峠に辿りつくと、あとはゆるゆるとつづれ織の道を下って行きます。
こんな最後のやさしい道中が、頭がからっぽになって今日の沢旅を反芻させてくれる、この上もない道となるのですね。
***コースタイム***
10/16(土)自宅21:00~道の駅みとみ23:15
10/17(日)道の駅みとみ7:10~落合橋P7:58/8:22~1215m二俣9:00~
奥の二俣上1400m辺り、水流切れ解除10:20/10:45~梵天尾根稜線11:30~剣ヶ峰山頂12:00/12:20~
東岳13:10/13:15~八丁峠15:25~落合橋P16:15
Comment
- たっつん
もう1000M級は紅葉が始まってるんですね。
2010.10.20 Wed 00:47 URL [ Edit ]
癒し系やねぇ~♪ - 河童
植林の多い山でも沢沿いには結構広葉樹が残っていたりして、
新緑のトンネルも良いけど、
沢遊びの旬って実はこの頃かもしれないね。
でも落ち葉は滑るからご用心ご用心(笑)
新緑のトンネルも良いけど、
沢遊びの旬って実はこの頃かもしれないね。
でも落ち葉は滑るからご用心ご用心(笑)
- ぜいぜい
☆たっつん
パソコンで見られるようになったんだね~お仕事がんばりや。
紅葉はいいよう、たっつんもたまにはお父さんと両神に行っておいでよ。
☆河童ちゃん
沢の木々はほんとに多彩でいいですね。尾根の一等地から締め出されて、沢の劣悪な環境で育っていると思うと、けなげにみえてきますね。
でも落ち葉はほんとに微妙で、何処を歩くか結構悩みました。
パソコンで見られるようになったんだね~お仕事がんばりや。
紅葉はいいよう、たっつんもたまにはお父さんと両神に行っておいでよ。
☆河童ちゃん
沢の木々はほんとに多彩でいいですね。尾根の一等地から締め出されて、沢の劣悪な環境で育っていると思うと、けなげにみえてきますね。
でも落ち葉はほんとに微妙で、何処を歩くか結構悩みました。
- まゆた
そーか、ぜぜさんところからだと、雁坂ぬけたほうがはやいんですね。
やっぱし、携帯からだとアルバム見えないや(汗)
そうそう金山沢、家で写真みなくちゃ。秋の沢、沢の紅葉、きれいなんだろうなぁ、って、わたしは秋しか入ったことないですが(汗)
ガスがほんのりかかった岩稜とツツジの紅葉、きれいだったでしょうねー
八丁尾根、結構長いですよね。
やっぱし、携帯からだとアルバム見えないや(汗)
そうそう金山沢、家で写真みなくちゃ。秋の沢、沢の紅葉、きれいなんだろうなぁ、って、わたしは秋しか入ったことないですが(汗)
ガスがほんのりかかった岩稜とツツジの紅葉、きれいだったでしょうねー
八丁尾根、結構長いですよね。
2010.10.21 Thu 12:49 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆まゆぴょん
そうそう、関越からはえらい遠回りですう。
金山沢は滝が数えるほどしかないから、沢に慣れてくれば楽しいと思います。
紅葉は沢沿いは今週あたり、ばっちりかもかなあ。
八丁尾根は長かったです。相方も私も最近膝の調子が悪いので、えらい時間掛かってしまいました。
そうそう、関越からはえらい遠回りですう。
金山沢は滝が数えるほどしかないから、沢に慣れてくれば楽しいと思います。
紅葉は沢沿いは今週あたり、ばっちりかもかなあ。
八丁尾根は長かったです。相方も私も最近膝の調子が悪いので、えらい時間掛かってしまいました。
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