日々のぜいぜい

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旧開智学校

2010.09.01
夏山縦走の帰り道、松本豪遊???がてら観光してみた。
松本城のまわりをぐるぐる回って、そうだ、旧開智高校に行ったことがなかったと、はたと気づき行ってみた。

8/19、松本と言えどまだ夏休み真っ最中。
目の前の開智小学校は、蝉しぐれの中ひっそりとしていた。

アスファルトの照り返しはジリジリと暑い。
夏の花々は暑さでみなぐったりとしている。

300円の入館料を払い、正面の庭に回る。

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この建物は教室棟ではなく管理棟であったようです。
明治5年に学校制が施行されて、明治6年筑紫県学を継承して同9年に校舎を新築。
当時全国の学校がそうであったように、工事費の約7割が松本町全住民の献金によるものであったという。

「太政官布告」の中に、
”邑(むら)に不学の戸なく、家に不学の人なからしめん”という文節がある。
当時の並々ならぬ教育への熱意が国全体から村々にいたるまで感じられるではないですか。

なんと、子守学級(言葉が違っていたらすみませんうろ覚えです)なるものまであって、子守で学校に行けない子供たちは
小さな弟妹たちを背負って学ぶ畳の教室まであったのですよ。その子たちの答辞まで展示されていました。

そして、松本の大工棟梁の立石清重は、わざわざ東京の開成学校(現東京大学の前身)を参考にして、
西洋文化の香り高いこの誇らしげな校舎を建築していきます。

そんな明治の国つくりというか、自治の芽生えというか、なんとも言えない未来に向かう熱い気概が伝わってくるのです。

さて、校舎に入ります。

P1020884.jpg

外のうだる暑さかうそのように、自分が通った学校の窓から入り込む風に吹かれた遠い日を思い出します。

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よく磨かれた廊下は、私が小学校のときのそれで、水拭き、ワックス掛け、懐かしく思い出します。

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懐かしい足踏みオルガン。
女先生はオルガンが上手、男先生はオルガンを片手で弾いていたっけ。
それでも男先生の踏む力は強くて、空気がぶはぶはって漏れる音の方が、奏でるメロディより大きかった。。。

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ギシギシ、急階段を登った二階には講堂があります。

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仄暗い明かりの中にぼおっと浮かぶステンドグラス。
子供たちがここに来るのは、きっと特別な時だったに違いない。

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北向きなこの部屋で執務していたのは、校長先生かしら、教頭先生かしら。

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最後にもう一度、正面に出て校名板を見る。天使が掲げるかわいく誇らしげな姿だった。

P1020901.jpg

Comment

- hiro

私も行きましたー!昨年だったかな。ここは行きそびれてしまった場所でした。
廊下からは昔の子供達の足音が聞こえてくるような空間で夏でもひんやりこ。それがまた良かった気がします・・・・長野は教育県だけにさすが!と思う建築物ですよね^^
2010.09.01 Wed 21:12 URL [ Edit ]

- 上松 B作

古の建築物、私好きなんですよねぇ~

家の近くに『明治村』なんていうところがありまして、取り壊しになった建築物を移築してるんですよねぇ~ここに(ワクワク)

このころの建物って、なんか重厚さを感じるのは私だけでしょうか?

いいな~今度行ってみよっと!
2010.09.01 Wed 22:05 URL [ Edit ]

- ロビン

なんやねー
このモノクロの写真 効果的やな~
いいな~ やるな~

こういった風景を懐かしいと思える年ではないけど
ココロの故郷な気がします。
暑い夏に爽やかな風を感じる空間ですね。
2010.09.01 Wed 22:17 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆hiroちゃん
回りはとっても暑いのに、校舎の中は涼しいんだよね~
ほんと流石、長野やるなって校舎だよね。ここに通った子供たちは、みんな誇らしかっただろうね。

☆Bちゃん
実際に使われている昭和初期くらいの洋風建築とかがわが町にもありますが、ほんと意匠がいいです~
今のうちに手をうたないとっていう、なんか危機感も感じます。
明治、大正期は、まだ保護されてるもんね。

明治村かあ、行ったことないです。見てみたいな。

☆ロビはん
写真も真剣に撮ったらおもしろいだろうなあとも思うんだけど、
中々お山以外に出かけるチャンスもなくってです。
明治の気骨あふれる建造物はいいね。
2010.09.01 Wed 23:13 URL [ Edit ]

良いねぇ~♪ - 河童

 そのまま取り入れるでなく、
和を物語る日本人の心が好きだなぁ~。
 今日本が目指すべきものは
「経済大国」ではなく
「文化大国」だと思うなぁ~w

 頑張れ、民主党、自民党 !!
ほいで私達は「ありがとう」でいようね-(爆
2010.09.02 Thu 04:19 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆河童ちゃん
朝、早いですね~

>和を物語る日本人の心が好きだなぁ~

そうなんですよね、瓦とか、木の醸しだす温かさとか、木彫りの繊細さとか、
結局、使って継承していくことこそが、文化を守るってことで、
前に河童ちゃんのブログにも、そんな趣旨のことが書いてあって、とても納得したのを思い出します。

ほんとに、やっぱりありがとうの心、ぼけても忘れないようにしなきゃ(大爆
2010.09.02 Thu 09:30 URL [ Edit ]

- 食う寝るさんだ~す

たまらないね~、まさに建造美
こうゆう物を、かつては作れたんだよね~。
現代建築にはまったく存在しない気概や浪漫。
遊び心も。

そんで、多くの人達がこういった物は素晴らしいと保存を進めるのに、どうして今の建築様式を見直さないのかね?
不思議な国民性だわ。

いま、これらをいいと感じる世代って、社会でそれなりの立場にいるはずなのに、変えては行けないのかな~?

そろそろ利潤主導の考えを改めねば、本当に文化無き国になりそうです・・・・
2010.09.02 Thu 18:34 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆食う寝るさん
どこまでを保存し、どこまでを建て替えるのか、地震国の日本だからこそ、余計に難しいところもあるのでしょうね。
ただ、文化としての価値がわかる目は皆で、育んでいきたいなと思いますね。
2010.09.02 Thu 21:22 URL [ Edit ]

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