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日々のぜいぜい

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原小屋沢 丹沢

2010.06.14
アプローチ的には丹沢にあって奥深い原小屋沢ですが、
雷滝、バケモノ滝、ガータゴヤ滝と名のついた滝を持つ昔から親しまれた沢なのでしょうか。
右岸左岸にしっかりした踏み跡のあるのは、釣り師のものなのか、古くからの沢屋のものなのか。。。
途中では消えてなくなってしまいますが、源頭が近づくにつれて、径路状の踏み跡もまた現れてきます。
ガータゴヤ滝やその上の滝には鎖もついていますが、かれこれ30年以上たっているらしいです。
いったい誰があんな重いものを担いでという代物です。昔日の岳人の心意気に頭の下がる思いです。

PICT2631.jpg雷滝
名の通った滝は直登が難しく、その為の巻き道は多少怖い思いはするもののしっかりしています。
濡れない沢ということですが、入渓から小滝をずんずん登って行くのがこの沢の楽しみだと思います。

アルバムはこちら

大滝沢の出合う先で入渓します。中ノ沢を右岸に分け、F1は左岸踏み跡を巻いた。
F2は有名な雷滝、右岸を巻きますが、落口すぐに降りてしまったので随分怖かった。
踏み跡通りにトラバースしてもう少し上流に降りた方がよかったかも。
ここから先の巨岩帯や小滝群がぜいぜい家的には一番楽しかった。
ひとつひとつ味わいながら登りすぎたため、えらい時間をくってしまった。

カサギ沢出合には大きなサワグルミの木があり、出合っているナメ滝も美しく、ここでおにぎり休憩。
腰をおろしてのんびりしたが、ヤマビルには出会わなかった。雷平あたりに少しいるようだ。
F4バケモノ滝は右岸の涸れ沢を少し登って、滝横の巻きをやさしく越えられる。
その上の二段の滝の右手を登るのが難しく、私一人左岸を大高巻きしたが、トラバースと泥壁の下りが一人ではややびびりだった。

F5-3段20mは左岸を高巻く。木の根や岩をしっかり掴んでいけば、困難ではないですが、
いつも落ちてしまう自分を想像して、その想像に負けてしまうという困った場所でもあります。
巻いたあとは、懸垂ではなく、木の根につかまりながら下るのが容易でした。
最後数歩のところにスリングがありますが、使わなくてOKです。

楽しい階段状の滝は左岸から美しいスダレの滝が落ち合います。この滝は容易に登れます。
次にすぐF6-10mの秀眉な滝です。1本の流れとなって落ちる滝は迫力があって結構好きです。
ここは左岸の泥壁を騙しだましですが、滑りそうで、相方にスリング出してもらいました。

すぐにガータゴヤの滝。写真で見るよりも立っていて、水量も多く迫力がありました。
滝の下部をトラバースして右岸に行くと、太い鎖が一枚岩に垂れ下がっています。
ゴボウ登りというのがほんとに苦手で、体を思い切り寝かせて、鎖に預けるのがなんとも怖かった。
そのくせ、足を垂直に岩に対峙しないと滑ってしまいます。
鎖が途切れたところは相方とスリングでつながりながら登ります。
落口にも短い鎖が垂れていますが、ここは容易でした。
小滝を超え、最後の鎖のある滝で、なんとスリップしてしまい、全体重を鎖に預けて
かろうじて、滑落をまぬがれました。ふう~

その後もしばらく釜や小滝が現れますが、右岸の岩からおいしい水が滲み出しているところをすぎると
いよいよ水も涸れ、源流の様相です。最後の三俣は真ん中を取って進めば、頭上には登山道が通っているのが分かります。
ここはときおり小広くなって、登山道からの木漏れ日や沢に生える木の美しいところです。
いくつもいくつも小さな沢を分けて、いよいよ沢型も終盤ぽいので、適当なところで登山道に登る。5分で姫次でした。

小休止後、榛の木丸経由でこの日は、魚止橋上の林道のヘアピンカーブの所まで下った。
P1292m直下あたりと、1100mあたりがRFがちょっと難しかったです。伝道に下る方がはるかに簡単かな。
その後は仕事道が大きくジグを切っているのが紛らわしく、尾根通しに下った方が間違いがないと思います。
最後はありえない急下降でヘアピンカーブに降り立ちました。

**********コースタイム**********
6/6(日)
・・・・・・・・
4:30  自宅
6:30  魚止橋
7:35  雷平
7:45/8:05 入渓準備
8:30  雷滝
10:20/10:35 カサギ沢出合
10:40  バケモノ滝
12:50/13:00 昼食
13:45/14:00 沢装備解除 
14:40  姫次
15:45  榛の木丸
17:50   魚止橋



Comment

- おくがけど

なんちゅう名前の滝やw
でもバケモノ滝は10mかいな。大滝がガータゴヤ滝やね。
大峰・台高の谷(沢とは言わない)の遡行図ではFなんたらとかいう表記は、あまり聞いたことがありません。東日本ではよく見かけるよね。丹沢の沢はほとんど全部、遡行図があるのかな?
こっちは人少ないでっせ~
2010.06.15 Tue 16:32 URL [ Edit ]

- 上松 B作 改め 『傷だらけのはやぶさ』・・・うそです・・・

丹沢ですか、全く行ったことがないので興味あります!!

へぇ~沢登りもやっていらっしゃるんですね、すごいなぁ~
2010.06.15 Tue 21:23 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆おくがけちゃん
丹沢、秩父・奥多摩、上越などの老舗の沢本にFナンバーがついているので、その後のレポはみなそれを踏襲しているようです。丹沢や奥秩父、奥多摩などは大部分の沢が遡行図ありますよ。都市部に近いのでそうなんでしょうね。なので、ゲレンデ化してるというか。。。
でも、表丹沢を除けば、沢で人に会うこともめったにないです。
大峰、台高、あこがれです、まじで。。。やさしくて、テントかついで行ける沢教えてください。
2010.06.15 Tue 21:54 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆Bちゃん
丹沢はね、新緑と紅葉の時期のブナが最高なんですよ。標高は低いけど、ほんとにブナが多いんです。
あとは、シロヤシオやトウゴクミツバツツジの時期が、1年で最も人気があります。夏は沢。。。もう、最高ですよ。
自宅から近いので、ふるさとのお山です。
とはいうものの、酸性雨やいろんな影響で、ブナの立ち枯れもめだつようになったの。
そんなこんなな丹沢のすべてを愛しているんですね~
2010.06.15 Tue 22:04 URL [ Edit ]

- きぬ

ああ、滝はいいですねぇ、
雷にバケモノに姫に棒に魚、
これで物語ができそうです。
登場人物?もちろん、ぜぜ姫とたっき王子。
2010.06.16 Wed 07:57 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆きぬさん
おまけがガータゴヤですもんね~おもしろい名がおおいですね。
物語ですかあ~ホラーになりそう。。。
2010.06.16 Wed 12:42 URL [ Edit ]

- よ~かん

雷滝より上、歩いてみたいなあ。
特にバケモノとガータゴヤの滝は見たいです。
写真に会ったサワグルミも見てみたい。
でも写真と文を見る限り、私にはちょっと難しいだろうな。。
ヒルがいなくなった時に体が絞れていれば行ってみようかな・・・
2010.06.18 Fri 01:04 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆よ~かんさん
サワグルミのある二俣までは、巻き道でなんとか行けるかしらです。
二俣の間の尾根を最後に詰める人もいるようです。
三段の滝とかその下の名無しの滝とか巻きも結構厳しめかな。
雷滝の巻きが怖いと感じたら、その先はやめたほうが無難です。
2010.06.18 Fri 23:58 URL [ Edit ]

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