日々のぜいぜい

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目覚めよ、ワイン!

2010.03.10
この仕事しててよかったなあって出来事があった。
それは今を遡る10年前…

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あるお客様が自宅用で値頃感が良くておいしいワインを選んで欲しいとご希望があった。
ご希望は10年後においしく飲みたいというもの。
予算をお聞きし、さて私が勝手に選んでもよかったのだが、タイミングよくワインの試飲会があったので
そのお客様をお連れし、いろいろ試飲してここぞの1本を選んで差し上げた。
(豪勢に木箱でど~んと1箱大人買いでした。)

上を見ればキリの無いワイン。
予算内でご希望のワインを選ぶのが腕の見せ所。


さてさてそのワインは、”シャトー・プレザンス・キュヴェ・トラディション 1997”

プレミアム・コート・ド・ボルドー産
長期熟成が好みならしっかりしたボディで、渋み、カシスっぽいほのかな香りや甘みもほしいかなな選択で、
試飲時にはコクのある少しフルーティなものを選んでみた。

え~と、シャトー・プレザンスという名前、よほどフランスの醸造家には人気のネーミングらしく
サンテミリオン、マルゴー、ボルドー内にも散見されます。

そしてそのワインはお客様のセラーで大事に大事に10年の眠りについたのでした。
(1997年は2000年が発売だったで今年がお買い上げ後10年ということですね)

そんなこともすっかり忘れていたつい先日、そのお客様が来られました。

いいワインを選んでもらって10年経ったので1本どうぞだって!

うひゃ~これはうれしい。長くこの仕事しているけど、お客様からワインを頂いたのは初めて!
セラーで10年間寝かされていたので、うちの床下収納に10日程ビンを立てておいて、オリが下に下りるのを待った。

いよいよ抜栓

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価格の割りにはいいコルクだった。そしてコルクの状態も上々、大切に保管されていたことがわかる。

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香りがまたしっかりとしていて、ボルドータイプのワイングラスの中で、びんの中で凝縮していた香りが
ほわあ~っと広がる。カシスとそしてなんとも言えない木の香りがする。そうフィトンチットみたいな
ヒノキのお風呂のふたを開けた香り、これ結構好きな香りで、ボルドーのカベルネソーヴィニョン由来の香りだと思う。
カベルネソーヴィニョンの香りはピーマンっていうのもあるけど、やはり時を経ているのでそんなに生生しいアロマではないです。
またメルロー由来のやさしい果実の香りがとてもいいアクセントになっていた。
色はガーネットとルビーの間位、時間が経つにつれて、だんだんルビーの方が勝っていく感じ。
タンニンは割りとしっかりしているのも私の好み(そりゃそうだ、自分で選んだんだもん)

おかずは自家製ぎょうざ、シーザーサラダ、チーズなどなどだったけど、とてもよく合った。

10年の時を経て思わぬプレゼントになんだか幸せな気持ちになりました。

さてこの記事を読んで、自分にもワインを選んで欲しいなと思ったそこのあなた。
だめです。もう、私結構アルコールに侵されて舌がおばかさんになっちゃってますからね。



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Comment

- 輝珍

>舌がおばかさん

うっそ!せっかく選んでもらおうと思ったのに!
あー、でも十年後、生きてないかも。
生きてなかったら、十年後、選んだワインを富士山頂からまいてくださいな。

にしてもいいお客さんですね。
ずっとおつきあいがあるんでしょうか。
2010.03.11 Thu 00:19 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆輝ちゃん
いや、目視で選んであげるよ(爆
10年後のことなんてだあれもわからないけどさ、明日死んでもいいようには生きていたいなあ。

今もこのお客様はときどきぽんと買ってくれますよ。しゃっちょさんだし(笑
2010.03.11 Thu 13:14 URL [ Edit ]

- ゆう

素晴らしいお客様ですね!
10年も寝かせておくなんて
なかなかまねできるもんじゃないですよ
ワインセラーなんかないですし
私なんか一日と待てずにコルクを開けてます
2010.03.11 Thu 18:36 URL [ Edit ]

- マスタ~

>もう、私結構アルコールに侵されて舌がおばかさんになっちゃってますからね。

あぁぁ~。。。なんかリアル過ぎる(笑)

しかし素敵なプレゼントです!
そんなのたまらなく嬉しいですよね
オイラなら、つまみはオリーブとチーズに生ハムな定番で行きそうだけど、餃子を持ってくるあたり流石です(^_-)-☆
2010.03.11 Thu 21:48 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ゆうさん
酒屋って、いらしてくださるお客様と”うまかった”が共有できたら、ほんとに楽しいお仕事なんですよね。
こんなご時勢なので中々大変ですが、喜んでくださって、支えてくださるお客様がいらっしゃることが、お金よりも大切だなあと。。。
ワインとは不思議な生き物で、すぐにフレッシュを飲むもよし、熟女になるまで待つもよし。どちらを愛でるかはあなた次第ですよ(笑

☆マスターさん
今ちょっと前そっちに行ったばっかりだったので、すんごいタイミングでびっくりしたわあ。
ほんとにね、舌はおばかになっちゃったよ。でも花粉の時以外は鼻は大丈夫だからまだまだいけまっせ~(笑

にんにくが隠し味に入っていたり、おしょう油な味はカベルネソーヴィニョンには結構合います。
なので、たとえば鯛のおさしみなんかでも塩コショウして、オリーブオイルまぶして、
しょう油ベースのドレッシングサラダでもとてもよく合うの。
赤には肉なんてあんまりこだわらなくなっているかもだけど、
味付け如何で組み合わせが広がるところがワインのおもしろいところですね。
2010.03.11 Thu 22:13 URL [ Edit ]

「良い」ワインの味は分からない! - Taketombow

若い頃、ワインにかなり凝っていました。しかし、マンズワインの不凍液混入&輸入ワイン偽装事件があって以来、ワインは卒業じゃなくて中退しました。何故かというと、私が旨いと感じて愛飲し、蘊蓄を垂れていたワインの殆どが不凍液入りだったからです。
 それ以来、飲むワインは安物のテーブルワインばかりです。
 でも、ぜいぜいさんのこのエントリーの文章は良いですね。書いてある意味は私にはチンプンカンプンですが、伝えたいイメージ、雰囲気は十分に伝わってきます。ぜひ、味わってみたくなりました。

 そう言えば、40年も前の独身時代のある夜、素敵な女性とともに、高価なワインを開けたことがあります。彼女の結婚(他の男性との)を祝って。
 若気の至りで、精一杯虚勢を張っていたのでしょうね。今の貨幣価値に換算すれば、約3万円ほどだろうと思いますが、銘柄は勿論のこと味も、何を話したのかも全く覚えていません。
 帰宅後、朝までかかってカナディアンクラブを1本空けたことだけは覚えています。
2010.03.11 Thu 22:32 URL [ Edit ]

- 輝子

>にんにくが隠し味に入っていたり、おしょう油な味はカベルネソーヴィニョンには結構合います。
>なので、たとえば鯛のおさしみなんかでも塩コショウして、オリーブオイルまぶして、
>しょう油ベースのドレッシングサラダでもとてもよく合うの。

ぜぜ様。
今度ぜひ我らが筋肉隊の山行に参加してくださいな。
ワインと、それに合う料理持参で。
あ、もちろん、金はワリカンで出しますよ~
荷物も持つから。
2010.03.11 Thu 23:34 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ Taketombowさん
ワインにまつわるスキャンダルはおなじみ?の不凍液混入事件から、
産地偽装、加糖などフランス、イタリアなどのワイン法がきびしい国でもありますし、
不凍液混入などはもともとは、オーストリアのワインをこっそりマンズがバルク買いしていたのがばれそうになってみたいな話まで、枚挙に暇がありませんでした。
昨今は薬物混入事件はさすがにないようですが、人気ワインはどうしてもぶどうが足りなくて、別の産地のを混入なんてことはしょっちゅうあって、法律をゆるくしたりなんてこともあるみたいです。
農産物が売りのお国はやはり神経使うのでしょうね。
蛇足ですが、ワインの酸化防止剤の亜硫酸塩は紀元前のエジプト時代から使われていて、アレルギーのある人以外には無害です。実はこれが入っていないワインはすぐ酸化して傷んでしまい、フランスの法律では必ず入れることが義務づけられています。オーガニックワインも例外ではありません。
日本では、食品衛生法で、混入率が定められています。

と長々説明に入ってしまってすみません。

Taketombowさんの青春のほろ苦い1本のワインはなんだったのでしょうね。
生涯でまた同じワインに出会えたなら 、その記憶もいっしょに蘇るのでしょうか。
いや、それとも思い出の硬い硬いコルクの中で長い長い眠りに入り続けていくのでしょうか。
そんなことを考えるのもまたワインの深さですね。
日本酒なら、ぱあっとやって散るみたいな。。。

「良いワイン」って難しいですね。高いのは長期熟成型だから、若飲みしても本当の味ではないっていうし、個々のワインの飲み頃に出会えば、というか出会えれば、それが良いおいしいワインなんだと思います。そして、それは値段とは比例しないんですよね。

☆輝ちゃん
うしし、荷物持ってくれるの?
そっちには有能なシェフがそろってるじゃないですかあ。筋肉鯛もとい、筋肉隊のつまみはいつもごっくんですよ。
2010.03.12 Fri 00:58 URL [ Edit ]

- 輝子

>有能なシェフがそろってる

いやいや、今度ぜぜさまをソムリエール兼シェフとしてお迎えいたしますよ。

そうねえ、荷物は重いだろうからまた河原キャンプかな(爆
あ、でも一人すんごい担ぐ人がいるけど。
2010.03.12 Fri 21:31 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆輝ちゃん
河原キャンプいいよなあ。となると沢。。。うひゃうひゃ。あ、輝ちゃんたちが去年やったとこもいいよなあ。
ど級なぼっかさんもいますからね~鬼に金棒ですね~
2010.03.12 Fri 22:07 URL [ Edit ]

- hiro

私も選んでほしいと思ったのに~^^
私の場合は20年後に開栓という一品を!
ぜいぜいさんにワインのこと、教えてもらおうと思って、、なので行きましょう!(←どこにだ?^^;)
2010.03.14 Sun 16:27 URL [ Edit ]

- まきくま

いい話ですね~
選んだぜぜさんの真心だね~。
これ、つくり手が聞いたら、もう涙して喜びますね。ワインに限らず、心を込めて関わる人がいたものは、すんごい力を発揮するよね。
ほんと、十年に一度ないい話でした~。
で、等伯お疲れ様~ でも、よかったっしょ?
2010.03.15 Mon 11:59 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆ hiroさん
やっぱ、最後にはみんな飲みに行こうって話に落ちるよね~(笑
それがたぶん山の飲み屋なとこがいいとこだね~
ワインは奥が深いから知れば知るほどおもいろいよ。
で、20年後に開栓ワイン!これ相当難しいよ。お金出せば、いくらでもあるけど、そんなの選んだらおもしろくないもんね~

実はね、2007年のボルドーは不幸な年で、雨にたたられて近来稀に見る出来の悪い年なの。
それを技術でカバーしたこのシャトーのすごいとこなんだよ。確か、この翌年と翌翌年にパーカーが高得点出してるはずなんだ。2007年の辛酸をなめたのちだからこその快挙なんだよね。買った人にはそのこと言ってないんだけど、(ってか私もその当時はそんなに出来が悪いとかはまだわからなかったんだよなあ)でもだからこそその美味さに感嘆した訳なんだけどね。

☆まっきー
hiroさんとこにも書いたんだけど2007年は努力の年だったんですよ。だからなおの事こんなにすばらしい出来栄えで出会えたことに感激しましたよ。下さったお客様も、ほんとにしっかり管理してもらえたので、商売冥利につきるというものです。
ワイン、深すぎです。

2010.03.15 Mon 22:14 URL [ Edit ]

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