日々のぜいぜい

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同角ノ頭~新山沢へ

2007.06.05
東沢出合~同角ノ頭に続きいよいよ下山ルートに進む。
同角ノ頭からの下りは木道を使っての下山だ。少し霧が出てきていかにも丹沢らしい。
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石棚山稜も雰囲気のあるやさしい登山道だ。下草が壊滅的になって久しいが
石棚山まで遊歩道で管理している。相変わらずアザミの葉ばかり咲いていた。
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このコースは一般登山道ではありません。展望もありませんし、美渓でもありません。
かなり危険ですので、自己責任でお願いします。

いよいよ新山沢までの下山ポイントを探す。この桂の木が目印で、
070603-117.jpg

植生保護柵を右に回りこむ。P1441のきびしい尾根を真南に取り、
徐々に右に進路をずらして、新山沢に出て沢を下るというものだ。
が、のっぺりとした下山口はどこを下っていいかかなり迷う。
しばらく探すと、かなり古い赤テを見つけた。ほとんど色が抜けて
10年は経っていそうだ。一歩間違えると、ビックリマークだらけな所なので、
気持ちはちょっと後ろ向きだ。相方が偵察に行き、なんとか降りられそうということで
下ることにする。尾根にもかかわらず、足元はほとんど浮石、土はザレと混ざり
不注意に足を置けば、ざあっと滑っていく。一旦落石を起こすと、
止まることはなく、はるか尾根の末端まで、ガラガラとどんどん加速度をつけて
気味悪く落ちていく。相方と同じルートを取ることは危険と判断し、
距離を置いて下っていく。
070603-122.jpg
立って休憩すると滑ってしまいます、クリックOK

いよいよ尾根につまり右側の地図にない涸れ沢を3つほど越える。
この時点で、どれが新山沢なのかもうわからなくなってきている。
だが、地形図では新山沢を越えれば、ゆるい尾根が出てくるので、
それを信じて、尾根につまると右側に移動した。

どんなに注意していても、この危険地帯を標高差500mも下るほんの一瞬に
魔の時は訪れる。写真中央上の岩場をへつっている時に、足元からつ~と滑っていった。
どんどん加速がついて仰向けに落ちていく。
そのうち頭が下に向きそうになったので、とっさにしたことは反転して
指の第2関節をぐきっと曲げ、思い切り地面に突き刺した。
そして、5m程落ちてやっと止まった。爪が2枚おれ内出血、左足打撲と擦り傷、
左親指のつき指、シャツの胸のあたりが破けていた。
こんなものですんでよかった。打ち所が悪ければと思うとぞっとした。
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更に谷を下っていく。かなり不安感が募っていて、赤テの幻覚まで見える。
喜んで近づくとただのきのこだったりする。緊張でのどがからからだ。
もしかして遭難するんじゃないかと、泣きたい気分だ。
時間がまだあることが唯一の救いだ。
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1050mで左から大きな涸れ沢とぶつかる。この合流でここが新山沢と確認する。
はあ、まだ標高差350mしか下ってない…が自分達の位置が分かりかなりの安心する。
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クリックOK

沢は再び狭まっていき、はるか下流域が暗くなっている。
一瞬もし、滝でも出てきたらどうしようかという地形だ。
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水流も出てきたが、大きな滝は現れず、小滝の連続場所となる。
ここは1000mあたりの沢が狭くなっているあたりだ。
ここの沢の岩ももろく、すぐに落盤する。神経を使って下る。
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再び涸れ沢になるともう新山沢出合は近い。浮石に注意しつつ
目は出合の明るい地形を探す。
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ついに出合に到着した。何とも言えない達成感だ!と言いたいところだが、
もう2度とここを降りなくていいと思うとその方の安堵感が強い。
もし、失敗していたら、もう一度なんて言い出しかねないですから…
中ノ沢径路を急いで戻りました。
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Comment

- まきくま

あれあれなんだかすごいことになってますね。ご無事のご帰還、ほんとによかったねー。って、無事じゃないんだっけ? 怪我はだいじょうぶですか? 読んでいて、はらはらどきどき、道のありがたさ、しみじみ感じました。
2007.06.06 Wed 02:04 URL [ Edit ]

- カモシカ

なるほど。こりゃすごいや!前回のコメントでそうなんかな~と思っていましたが200%納得です。リアルにすごさが伝わるレポです。体力以外にも神経もだいぶ使いますね。本当に無事ご帰還でよかったですね。
まだ痛いんでしょうね。お大事に。
でも、信頼できるパートナーがおられていいですね。
2007.06.06 Wed 07:52 URL [ Edit ]

- まゆ太

ぜぜさん、お怪我だいじょうぶですかー
大事じゃなくてよかったです・・・(汗

今回のコース、わたしが難コースだと思っているより、さらに難コースなんですね(汗
昨日紹介してもらったほう、あとで勉強しときます。石棚山稜から新山沢(山と高原の地図にないし)って・・・、すごいっすー。
2007.06.06 Wed 08:00 URL [ Edit ]

- ロビン@仕事

うんわぁ~
凄いことになってたんですね。大丈夫?
でも、それで済んでよかったと思いましょうね~
(きっと受身がうまかったんでしょうね)
こんなに丹沢に慣れてるぜぜ夫婦でさえ、こんな怖いことになっちゃうんだもんね。
山って奥がふかいのねー
2007.06.06 Wed 12:32 URL [ Edit ]

- hiro

うんわ~、、、すごいルートです!
ほとんど、ふかふかの道みたいですね。
お怪我、ひどくならないように養生して下さい・・・・
お疲れまでした。
でも、こういうルート歩けるのって、やっぱ、いいかも~^^
2007.06.06 Wed 14:13 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

皆様、怪我はもうたいしたことはないです。ご心配をおかけしました。
滑った時、雪山のピッケルワークもこうやるのかな、なんて思いました。
ところで、私が滑ったところを、冷静に写真撮ってる相方って???
この時は、相方は隣の尾根を下ってました。

☆まっきー、やっぱ登山道っていいところについてるよなって
しみじみ思いましたよ。
その反面、バリコースは今の丹沢の山が、どういう風に変化して
いるのかが、手に取るようにわかります。ほんとに、崩壊が
どんどん進んでいるんですよ。

☆カモシカさん、どうも…難易度の高いバリだと、自分のことだけで
精一杯なところがあって、なかなかご案内するまでにいきません。
ただ、同角は一般登山道もありますから、静かな山を歩きたい時は
是非行きましょう。

☆まゆぴょん、地形図の中川があったら、いっしょに見てください。
ルートたどるのもまた、楽しいかと。単独は危険ですが、
中ノ沢乗越までは行けると思います。下山は西丹沢県民の森を下れば安全ですよ。

☆ロビンさん、ここは難易度高いとこなので、心してって場所でした。
こんなとこ歩くのも酔狂だなとも思うんですけどね~

☆hiro さん、ふかふかにざれざれが混じってるので、ザラザラ
滑ってくのですよ。
読図の楽しみっていうのもありますね。
2007.06.06 Wed 18:21 URL [ Edit ]

- 山猫

すごい こんな時 ピツケルて使うものですね。

また その手で キ-ボ-ド打つなんて。

お大事にね。
2007.06.06 Wed 20:28 URL [ Edit ]

- dalfour

こんばんは
怪我が治られたということでなによりです。同じ山を突き詰めるのも面白いですね。
僕も同じ山域を繰り返し登っていますのでその楽しさはわかります。でもガラガラザレザレは疲れます(笑)
このコース面白そうですね。
2007.06.06 Wed 20:56 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆わっきー、甲武信お疲れ様でした。大変だったね。
で、このソフトよくわかりませんよ~

☆山猫さん、ほんとピッケルあったらよかったかな。
こういうバリ歩く人はよく、ドライバーとか持って歩くみたいです。
それで、急なザレとか突き刺して歩くみたい。
指は大分いいんですけど、足が今頃になって、紫色です。
もち、もう痛くないんですけどね。

☆dalfourさん、どうもありがとうございます。
dalfourさんのmy山はどこなのかな。
あとで、ブログチェックいこう。
このコース面白いですが、もう、何年も人の入った形跡がなかったです。
2007.06.06 Wed 22:03 URL [ Edit ]

- 食う寝るさんだ-す

怪我が、たいたことないと聞いて安心しました。
本当に最近思うのは、どんな場所でも事故は起こり得るってことです。
オイラも、注意が散漫しになら無い様に気を付けます。
2007.06.06 Wed 23:03 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆食う寝るさん、ほんとに注意一生怪我1秒です。
気の緩みが事故の元とつくずく思いましたよ。
2007.06.07 Thu 11:04 URL [ Edit ]

- 十歩

またまた、渋いところを攻めてますね。(笑)
新緑が気持ちよさそうですね。
私も新緑楽しんできました。
雪山も楽しめたので
お得だったかもしれません。
2007.06.07 Thu 13:36 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆10歩さん、お久しぶり!最近忙しいのかな。
でも、お山にはしっかり行ってるみたいだから、
便りのないのが無事な証拠かな。渋いって言うより、好き物ですよね。
新緑のお山はほんとに気持ちいいね。華やかな紅葉とはまた違った
美しさですね。
2007.06.07 Thu 17:02 URL [ Edit ]

- つばさ

本当に、大変な目に会っていたんですね。
それでも大きな怪我でなくて、何よりです。
山登りは何が起こるかわからないので、気が抜けないですよね。しかも道がわからなくなると、
本当に焦ってしまい、不安になってしまいます、緊張感で、喉がからからになるのもよくわかります。
2007.06.08 Fri 12:56 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆つばささん、ご心配をおかけしました。
GPSでもあれば自分の所在地が正確にわかるんでしょうけど
コンパスと地図ではかなり神経を使います。
谷筋は地図にない沢も結構出てくるので、余計にめいりました。
2007.06.09 Sat 11:53 URL [ Edit ]

- うな子

うえ~ん、ぜいぜいさんがこんな大変なことになって
いたなんて~
ここ数日、ネット巡回をおさぼりしていたので、今知り
ました・・・
お大事にしてくださいませ~

ちなみに、わっきーさん紹介のソフト、自分のパソに
ダウンロードしないで、わたしのノートに勝手にダウン
ロードしてましたけど(笑)かなりばかばかしくて笑いま
した・・・
話のタネにダウンロードしてみるのもいいかもです。
本当にばかばかしいです 笑
2007.06.10 Sun 00:13 URL [ Edit ]

- taketombow

 うわっ!!やだ、やだ!!

昨年自分が転倒したときのことを思い出してしまいました。

 岩が眼前に迫ってくる感覚、頭蓋骨が岩と当たる鈍い音、額から血が滴り落ちる生温かい感触。
 もう二度と味わいたくありません。

とんかく、大事に至らなくて良かったですね。
このような薮ではGPSも余り当てになりませんよ。自分の感覚だけが頼りです。
2007.06.10 Sun 08:47 URL [ Edit ]

- オーロラ

大変でしたね。
気をつけて!
そろそろロープワーク講習や沢講習に参加するレベルになったのでは?
2007.06.10 Sun 09:33 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆うなちゃん、どうもどうもご心配をおかけしました。
あのソフトやっとわかりましたよ。
うん、おかしい。ばかばかしい。つい、コメントと語らっちゃいますね。
消えないかと思って一瞬あせりましたよ。

☆taketombow さんが昨年転倒されていたとは、知りませんでした。
頭は怖いですよね。私も頭が岩がぶつかるのは、紙一重だったので
今更ながら、どきどきします。ザックが緩衝材になったようでした。
ほんとに気をつけたいと肝に銘じました。

☆オーロラっち、
相方とも沢講習行きたいねと言っていたんですよ。
でも、相方泳げないんだなあ(爆

2007.06.10 Sun 13:57 URL [ Edit ]

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