梅ヶ島キャンプ場
2019.01.22
すっかりキャンプ三昧の日々です。
事あるごとにこう言うのは、山歩きできなくなった我家への自嘲が少なからず含まれているのだと思う。
それでも自然多いキャンプ場に身を置くと、それは山登りの爽快感や展望の良さに匹敵するほど心地良い。
まあ、年を取ったということです。
今回梅ヶ島キャンプ場に行くと長男に言ったら、大谷嶺から八紘嶺を縦走するから安倍峠で拾ってくれと言う。
すっかりアッシーにされてるけど、それもまたよし。
大谷崩の登山口で長男を降ろす。
大谷崩といえば、露伴の娘、幸田文の「崩れ」という随筆の舞台にあたる。
幸田文は自身の結婚生活や露伴のことなどを随筆にまとめた作家であるが、この「崩れ」を初めて手に取った時には
すごい違和感を感じた。72歳52kgにして、とてつもない崩れに対峙していく気持ち。。。
大谷嶺を始めて見たことによって崩れに魅了され、その後日本三大崩れや砂防現場をルポルタージュしていく。
人生の終末に壊れ去っていく大地に魅了されるというのも、
またものを書くという人の自身の人生の終わりを締めくくる題材だったのだろうか。
そんな大谷嶺は曇りがちな天気と相まって、少しのおどろおどろしさも感じた。
そして一度崩れ始めた山は、人知の限りをつくしても、いづれは消えていく運命なんだろう、ということも微かに感じた。
そんな崩れは秋の台風であちこちにさらなる爪痕を残しているし、こちらから、当分は山伏に登ることも叶わないだろう。




登山口を後に赤水の滝に行ってみる。
ここは大谷嶺の崩壊当時滝が赤く染ま った水を流し続けたことにその名の由来がある。
今では普通にライトアップもされて、悲壮感やおどろおどろしさは全くない美しい滝になっています。

安倍峠に向かいます。この見延まで延びる山道は初めてで、狭い道なのに結構往来が多くてびっくり。
途中鯉ヶ滝に寄ってみたり、高度を上げるにつれて紅葉も鮮やかさを増します。
台風の影響で、この秋はあちこちで紅葉も塩害にやられて今一つのところが多いけど、
少し山奥に入ればいつもの紅葉に会えてうれしい。特に、もみじの赤が冴えてる気がします。




安倍峠は一瞬だけ風花が舞ったけれど、すぐに回復した。

長男を拾って長男お勧め、梅ヶ島温泉ホテル梅薫楼に向かう。
何がお勧めかと言えば、何時も空いていて駐車場があり、温泉はつるつるの硫黄泉。
もう何度も説明して頭にはいっている受付の説明を機械的にこなす番頭さん、温泉は道路を挟んだ反対側となる。
若干ぬるめの加温したお湯ですがかけ流しです。ドライヤーはなかったような。。。
キャンプ場に戻ります。
ここは枯れ枝がそこここに落ちているので、焚き木には不自由しません。
味付けしておいた鶏肉の網焼きやお雑煮、つまみをつまみながら夜は更けていきます。
と言いたいところですが、相方はすぐにダウン、寝てしまいます。
長男とひたすら焚き木を燃し続けます。


少し仮眠してからオリオンが昇るのを待ちます。
木々からシリウスものぞいて辛うじて、冬のダイアモンドも確認できます。
冬の大三角形もですね。

西の空には冬の天の川もかすかに見えます。

翌日もただただキャンプ場でのんびり焚き火をして、月曜の早朝帰路につきました。

*梅ヶ島キャンプ場:入場料テント1張¥450、1週間前に電話予約
水洗洋式トイレ、水場あり、隣の駐車場から荷物はリヤカーで運びます。
*梅ヶ島温泉ホテル梅薫楼:1人\500
事あるごとにこう言うのは、山歩きできなくなった我家への自嘲が少なからず含まれているのだと思う。
それでも自然多いキャンプ場に身を置くと、それは山登りの爽快感や展望の良さに匹敵するほど心地良い。
まあ、年を取ったということです。
今回梅ヶ島キャンプ場に行くと長男に言ったら、大谷嶺から八紘嶺を縦走するから安倍峠で拾ってくれと言う。
すっかりアッシーにされてるけど、それもまたよし。
大谷崩の登山口で長男を降ろす。
大谷崩といえば、露伴の娘、幸田文の「崩れ」という随筆の舞台にあたる。
幸田文は自身の結婚生活や露伴のことなどを随筆にまとめた作家であるが、この「崩れ」を初めて手に取った時には
すごい違和感を感じた。72歳52kgにして、とてつもない崩れに対峙していく気持ち。。。
大谷嶺を始めて見たことによって崩れに魅了され、その後日本三大崩れや砂防現場をルポルタージュしていく。
人生の終末に壊れ去っていく大地に魅了されるというのも、
またものを書くという人の自身の人生の終わりを締めくくる題材だったのだろうか。
そんな大谷嶺は曇りがちな天気と相まって、少しのおどろおどろしさも感じた。
そして一度崩れ始めた山は、人知の限りをつくしても、いづれは消えていく運命なんだろう、ということも微かに感じた。
そんな崩れは秋の台風であちこちにさらなる爪痕を残しているし、こちらから、当分は山伏に登ることも叶わないだろう。




登山口を後に赤水の滝に行ってみる。
ここは大谷嶺の崩壊当時滝が赤く染ま った水を流し続けたことにその名の由来がある。
今では普通にライトアップもされて、悲壮感やおどろおどろしさは全くない美しい滝になっています。

安倍峠に向かいます。この見延まで延びる山道は初めてで、狭い道なのに結構往来が多くてびっくり。
途中鯉ヶ滝に寄ってみたり、高度を上げるにつれて紅葉も鮮やかさを増します。
台風の影響で、この秋はあちこちで紅葉も塩害にやられて今一つのところが多いけど、
少し山奥に入ればいつもの紅葉に会えてうれしい。特に、もみじの赤が冴えてる気がします。




安倍峠は一瞬だけ風花が舞ったけれど、すぐに回復した。

長男を拾って長男お勧め、梅ヶ島温泉ホテル梅薫楼に向かう。
何がお勧めかと言えば、何時も空いていて駐車場があり、温泉はつるつるの硫黄泉。
もう何度も説明して頭にはいっている受付の説明を機械的にこなす番頭さん、温泉は道路を挟んだ反対側となる。
若干ぬるめの加温したお湯ですがかけ流しです。ドライヤーはなかったような。。。
キャンプ場に戻ります。
ここは枯れ枝がそこここに落ちているので、焚き木には不自由しません。
味付けしておいた鶏肉の網焼きやお雑煮、つまみをつまみながら夜は更けていきます。
と言いたいところですが、相方はすぐにダウン、寝てしまいます。
長男とひたすら焚き木を燃し続けます。


少し仮眠してからオリオンが昇るのを待ちます。
木々からシリウスものぞいて辛うじて、冬のダイアモンドも確認できます。
冬の大三角形もですね。

西の空には冬の天の川もかすかに見えます。

翌日もただただキャンプ場でのんびり焚き火をして、月曜の早朝帰路につきました。

*梅ヶ島キャンプ場:入場料テント1張¥450、1週間前に電話予約
水洗洋式トイレ、水場あり、隣の駐車場から荷物はリヤカーで運びます。
*梅ヶ島温泉ホテル梅薫楼:1人\500
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