日々のぜいぜい

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小仙丈沢

2016.07.20
2016.7.17(日)~18(月)

場所:山梨県南アルプス市(仙丈岳)
形態:沢登り
標高差:1240m(仙丈岳山頂まで)
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム
【1日目】自宅1:35~芦安市営駐車場4:10/5:15~<山梨交通バス>~広河原6:13/6:40~<南アルプス市営バス>~
野呂川出合(1790m圏)6:55/7:00~小仙丈沢出合7:35/8:00~1850m圏二俣(左俣へ)8:25~F1(6m)8:45~
F2(三段28m大滝)9:45~F3(四段39m大滝)10:55~2400m圏二俣(左俣へ)14:10~
2550m圏二俣(左俣に入るも右俣に修正)14:30?~14:50樋状滝~2750m圏カール泊り場15:30
【2日目】2750m圏カール泊り場6:10~2900m圏稜線登山道7:10/7:20~仙丈岳(3032.9m)7:50/8:15~
北沢峠バス停12:30/13:10~広河原13:35/14:30~芦安市営駐車場15:30


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モルゲンロートに輝く仙丈岳、この風景に出逢う為にはるばるやってきたのかもしれない クリックでウェブアルバムにリンクします
辛い沢だったと思う。。。
昼過ぎまで持つと思った晴天は、10時過ぎからにわかにかき曇り、ポツポツと雨粒が落ちてきた。
それにもまして、堰堤を越えてから大滝までの区間が倒木が多く、すっかり体力を消耗してめげた。
先行していた男子6名グループの一人が体調不良でリーダーに付き添われて下降していった。
沢の不安と倒木地獄で具合が悪くなるのも何となくわかる気がした。その後の5人になってのパーティは風のごとく速かったけれど。

2番目の大滝の登攀にはヌメリで苦戦し、その後の楽しいはずの連瀑帯では、やはりヌメリと水の冷たさで大いにめげた。
霧雨は次第に強く深く視界を遮って、現在地把握もままならない。
気圧の影響か高度計も恐ろしく高度が狂って使い物にならない。何か魔物に取り憑かれた気持ちだった。
カールの泊り場で先行していた長男が張ったテントが不意に目の前に現れた時には心底ほっとした。
濡れた衣服は乾くことはなく、上シャツだけ着替えてスパッツで過ごした。
翌日も乾かずスパッツの上に雨具のズボンという出で立ちだった。

2日目は打って変わって強い真夏の太陽にジリジリと照らされ、のどの渇きに苦しんだ。
膝痛と暑さで歩みは遅々として進まず恐ろしく時間が掛かってしまい、久しぶりの重荷もあって応えた。

翌日、筋肉痛の痛みを味わいながら、それでも不思議なもので、じわじわと沢や山々の風景を思い出すにつれ
なんとすばらしい山行だったのだろうと思えるから、まったく現金なものなのだ。

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芦安からの1番バスには何としても乗り遅れられないので、ぜいぜい家としては最も早い1時起床となった。
「ああ、さっき寝たばっかりなのに。。。」と眠い目をこすりながら芦安市営駐車場へと向かう。
下道で2h35'で到着は結構近いのだな。

5:15発の山梨交通バスは6台が待機、乗合タクシーはすでに満杯で、
奈良田からのバスも似たような台数でやってきていたから、広河原界隈は随分な賑わいを見せている。
北沢峠までの南アルプス市営バスは、行き帰りとも人数が揃えば、どんどん発車していくのでありがたい。
予定よりちょっと早めに野呂川出合に到着、青空が眩しく、この時点では昼前に雨に捕まるとは夢にも思わなかった。
しばらく歩くと小仙丈沢から仙丈岳が見渡せるポイントで、1本の白線がカールまで繋がって、まるで一筋の滝のようで壮観だ。

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出合にて先行パーティを待ってぜいぜい家も出発。沢はすぐに始まるので入渓は楽ちん、右から堰堤を越えていく。

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堰堤を越えてからの倒木はおびただしく、初めの二俣(1850m圏)は左俣へ向かうが右俣はほとんど倒木で埋まっていた。
F1(6m)を迎え左から難なく越えた。その先もひどい倒木で、ここしかないと言われる泊り場は全く気づかなかった。

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F1の先で左岸に雪渓が現れ、これからの大滝の滝場に若干不安を感じたものの、大滝で雪渓に阻まれることはなく安堵。
F2(三段28m)大滝は、滝の飛沫が当たる右の小さなルンゼを登って安全に草付きをトラバース、最後は上への踏み跡もあったが
下の踏み跡に向かうのが正解。

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大滝を越えると、すぐ次の大滝も姿を現す。
遠目には三ノ滝もかなりな水量に見えて無理だろ~と一瞬頭をよぎるが、近づけばまあ普通の水量でここも安堵。
F3(四段39m)大滝は、右から便宜上一ノ滝、二ノ滝、三ノ滝となって、一ノ滝の左岸、リッジから二ノ滝の右岸、
リッジから三ノ滝に入って三ノ滝右岸に逃げるという3ルートがあり、ぜいぜい家は一番簡単そうな三ノ滝を選択。
三ノ滝の下から行ける所まで沢を登り、行き詰ったところで、右のリッジに入り、テラス状でまた三ノ滝に戻って詰め
最後は右岸に逃げるのですが、この右岸に上がる所が、手無し、足場が外傾していて、高度感もあって結構怖い。
テラス状もヌメって外傾しているので、ここも要注意点だった。
大滝越えには、テラスからザイル30m一杯で50'掛かった。

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大滝を越えるとうっかりそのまま沢を行きそうになりますが、ここは三ノ滝上流部で隣の水流のある沢まで移動する。
雨脚も強くなってきて本当にめげる。。。
本来ならここからの連瀑帯は楽しいところなのに、水が冷たすぎていつまでも触っていることができない。
かと言って水流のないところは、今度はヌメリが強すぎてままならず、結局冷たさに耐えながら登るしかない。

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2回顕著な二俣が現れて、それぞれ水量の多い左俣を選択。

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この先霧雨はどんどん深く濃くなってきて進路の見分けが難しくなってくる。
2550m圏の二俣がちょっと曲者、用意した地形図では右俣に入るように線を引いておいたが、
高度計が50m以上狂っていて確信が持てないことと、霧雨で全く視界が効かない。
そして、この日に限っては左俣の方が水量が多い。。。手前の二俣なら左俣だが、もうちょっと行ってる気もする。。。
相方は左俣を主張、私は右俣を主張。。。ならば、どちらにも復帰できるように真ん中の尾根上を様子見しながら歩こうということになった。
しばらく登ると、左俣はガクっと水量が減り、見えないが右俣の水音が大きい。
やっぱり右俣だよと確信して、尾根を右俣まで復帰、しばらくで狭い樋状の滝が現れたので、ほっと一息。

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しばらく一連の滝場が続いて、だんだんと源頭の雰囲気になってきた。
南アルプス仙丈岳の一滴が流れ始める所で水汲みして先行している長男が張ってくれているテントを探す。
不意に目の前にテントが現れた、その瞬間の感動と脱力だった。

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沢中のお花:タマガワホトトギス、センジュカンビ、ハクサンフウロ、ミヤマハナシノブ、白いグンナイフウロ、チングルマ、ウメバチソウ

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Comment

- mt.racco

お疲れ様でした。
そのうちチャレンジしてみたい沢だったのですが、急にモチベダウン。
100年早いことが分かりました。
2016.07.22 Fri 17:26 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆mt.raccoさん
F3の大滝さえ慎重に登れれば、大丈夫とは思います。
うちは、ハーケン忘れたので、ランニングビレー取らなかったことが
恐怖だったということもあって(ここだけの話)。。。
いつかは、挑戦してみてくださいませ。
2016.07.22 Fri 18:15 URL [ Edit ]

おひさ〜 - まきくま

辛そうだけど、感動もひとしおですね。ぜぜさんは相変わらず頑張ってるなあ。膝の具合はどお?
私はお気楽なハイキングばかりでなまりすぎ。マジやばいです。
2016.08.29 Mon 08:51 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆まっきー
こちらこそご無沙汰ですよ~
佐渡からいろいろトラブル続きでして。。。
実は7/24に沢でスリップしまして、右足首内骨折で手術、先週27日に1ヶ月ぶりで退院しました。
あともう1ヶ月足つけないんですわあ。
6月は帯状疱疹で苦しみまして、なんかお祓いする。。。的な状況ですよ。
口だけは元気と言われているので、ほぼ元気でやってますよ~
2016.08.29 Mon 16:42 URL [ Edit ]

- tochiko

ぜいぜいちゃん
しばらく更新がないので心配していました。
足・手術されたのですね。
早く良くなりますように。
でも元気そうで安心しました!
本当に大事にしてね(^_^)
2016.08.29 Mon 20:17 URL [ Edit ]

- ぜいぜい

☆とっちゃん
ご心配どもどもありがとです~
あ~あ、やっちゃったあという感じでした。
気持ちはすんごい元気ですから、入院中も写真いろいろ撮ったり楽しんでましたから~
2016.08.29 Mon 21:58 URL [ Edit ]

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