ヤチキ沢~日向山北東尾根再び
2016.06.15
2016.6.12(日) 
場所:山梨県北杜市(神宮川(濁川)上流より)
形態:沢登り
標高差:570m(日向山北東尾根合流点まで)
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:神宮川(濁川)ゲート前最終橋P6:40~ヤチキ沢入渓点6:50~F1(10m)8:00~F2、8:30~F3二段10m、9:15~
1380m圏終了地点10:05/10:30~日向山北東尾根合流11:10/12:05(長男山頂へ待ち)~北東尾根1350m圏平場12:30~
<ここから北尾根へ>~林道へ合流13:50~神宮川(濁川)ゲート前最終橋P13:55

F1(10m) クリックでウェブアルバムにリンクします

場所:山梨県北杜市(神宮川(濁川)上流より)
形態:沢登り
標高差:570m(日向山北東尾根合流点まで)
メンバー:相方、長男、ぜいぜい
コースタイム:神宮川(濁川)ゲート前最終橋P6:40~ヤチキ沢入渓点6:50~F1(10m)8:00~F2、8:30~F3二段10m、9:15~
1380m圏終了地点10:05/10:30~日向山北東尾根合流11:10/12:05(長男山頂へ待ち)~北東尾根1350m圏平場12:30~
<ここから北尾根へ>~林道へ合流13:50~神宮川(濁川)ゲート前最終橋P13:55

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5年前のやはり6月、初めてヤチキ沢に入った。
およそゴーロというところがなく、沢すべてが滝と言えるほど短い中にもぴりっとスピリッツの詰まった沢です。
当時は2hちょっとで遡行できたけれど、5年の歳月は否応なく体力ダウンで3h15'を要した。
ぜいぜいは1ヶ月前の怪我からやっと沢に行けるまでには回復、恐る恐るの足運びとなったけど
沢歩きの勘を取り戻していくと、歩くのが楽しくって仕方がない。
この沢のキモといえば、やはり下山のルーファイがあげられると思う。
前回は地図の緑線を迷走したけれど、セオリー通り黄色線で下ろうと心づもりをしていた。
ところが、朝降り口を見ると、大分ツルツルになっていて、ザイルがないと下りにくいように見える。
前回下ろうとして果たせなかった赤線ルートは、林道への降り口がゆるく、
ならばここをリベンジしようではないか、と全員一致で今日の下山ルートは決まった。
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ゲートから数えて3つ目の沢がヤチキ沢の入渓点です。
小川風情で出合っているが、すぐ奥に10m程の滝を落としていて期待は高まる。




滝場は途切れることを知らず、次々にやってくる。
そして、神宮川奥地の右岸沢の例に漏れず、この沢も白ザレたルンゼがそこかしこで出合う。
そんな地形なので、滝場の岩盤がほとんど当てにならず、引っ張れば当然のようにポロッと剥がれてしまう。
なので、ここの滝登りは「岩を押す」が基本。
美しい7mの滝はなんと大きな倒木が掛かってしまい、その全容を見ることができなくなっていた。
全体に前回より少し倒木が増えた感じはする。


7m上で岩盤の発達した所に出る。
長男は1枚岩の上を歩いていったけれど、ヌメリそうで水線を選んで歩く。ってか水線通しが基本だろうて。
今日は天気予報を外して気持ちのいい晴天、渓畔林の輝きと苔の緑の煌めきがほんとうに美しい。

1100m圏のこのルンゼを見ながら、沢は右に曲がって、その先にF1(10m)が現れる。


やはり、流心をまたぐ所が怖いので、右手に回って巻いていくが、前回は特に怖さを感じなかったこの溝が足元がすべって
ここがとても嫌だった。


さらにナメ状の滝が続いて


全容のつかめぬF2は左に添っていくと苦もなく滝上に出られる、とその上の30mのナメが続く。
ここはヌメリが所々あるので大方は左を巻いた。


振り返れば八ヶ岳の姿がくっきりだ

トイ状、脆い滝場と続いて、中々に気が抜けない。


そしてF3二段10m、ここは右岸を大きく巻く。F3より、大分上流部に出た。

最後に3段15m程の滝場、前回ここは左を小さく巻いて行ったのに、相方が右手に行ってこっちだと。。。
なんだかいやだな~と思いつつも、初めのザレをスリングでゴボウで登り、その先の岩棚をぜいぜいが先頭で恐る恐るトラバース。
一旦2段目上の水流に降りて、3段目は左を巻いた。なんか最初から左を巻いた方が絶対怖くなかったと思う。

少しの急登でほぼ源流の三俣です。水はすぐ先の森のなかに消えていきました。
左の鞍部に登って沢裝備解除、更にその高度を保ったまま獣道をトラバースしていきます。

いくつか沢型をトラバースして行くと小尾根が出てきて、そこを標高差80m程登り、左に向かって行くと日向山北東尾根にぶつかります。
日向山北東尾根は、踏み跡があるので間違えないと思います。


1h程日向山まで行った長男を待ちます。この界隈は二次林のブナが多い感じ、だんだん寒くなってきて雨具を着ます。
北東尾根を踏み跡に添って下って行くと、古い標識も出てきます。


前回は尾根通しに行ったけれど、道型ができているので、ありがたくそれを使わせてもらい、いよいよ1350m圏の平場に
ここから林道に向けて北斜面の下りに入ります。ウラジロモミの大木が目印です。
2つ目の赤テの先が曲者で、前回はここで右手にルートを取ってしまい間違えたわけで、
で、左手はというと恐ろしく急下りでまさかここではないだろうと、前回も思ったわけですが、ここです。


3つ目の赤テが現れなかったら、道間違いと思ってください。
木の枝を頼りに100m程尾根を下ると、やっとひと心地つける場所になって一安心
右手は、取り付く島もない長大なスラブが果てしなく繋がって、前回はこんなスラブで行き詰まらなくて本当に良かった。


もう一場所の急下りをクリアすると、落ち葉の詰まった窪が出てきて、あとはひたすらこの窪を下っていきます。
何やら人為的な感じのする窪なのですが、仕事道だったのでしょうか?確証はありません。
非常に急ですが、落ち葉がいいブレーキになってなんとか下れます。




最後は平場に出て、すぐ林道でした。ゲートから一つ目の沢の隣でした。ここが一番安全に下れる場所かと思います。


下山後は武田乃郷 白山温泉(¥600)とぅるとぅるでした。
Comment
- おくがけど
復帰おめです。
しかし水少ないねぇ~増水してるよりマシだけど、やはり東日本は水不足なんですね。
しかし水少ないねぇ~増水してるよりマシだけど、やはり東日本は水不足なんですね。
2016.06.17 Fri 20:36 URL [ Edit ]
- ぜいぜい
☆おくがけちゃん
やっとこ沢に行けるようになりましたん。
そして、下山のリベンジできたことが嬉しかったです。
水少ないですね~
そっちは水不足じゃないのかな?
多分、二十数年ぶりの少なさだと思いますよ。
神奈川は幸い過去も取水制限の記憶はないかな。
丹沢の保水力と利根川水系みたいに利用県が多くないというのもあるのかな。
やっとこ沢に行けるようになりましたん。
そして、下山のリベンジできたことが嬉しかったです。
水少ないですね~
そっちは水不足じゃないのかな?
多分、二十数年ぶりの少なさだと思いますよ。
神奈川は幸い過去も取水制限の記憶はないかな。
丹沢の保水力と利根川水系みたいに利用県が多くないというのもあるのかな。
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